見出し画像

病院

 薬ももういらないね、ここまで回復するなんて、とお医者さんから。

 面談をする中で先生から、何の言葉か忘れたけど幸せのように見えることは不幸という意味の英語があって、その反対に不幸のように見えることは幸せと言うこともあると言われた。
自分もそう思ってて、今回の療養は決して無駄なものじゃない、むしろ自分にとって適切な道へ進むものの大切な時間であると思う。
 また先生から、これからの進路について、決断をしたことを一概に良い、悪いと判断できることではなく、良い、悪いと思うことがあってもそれが何年後、何十年後のことかもしれないと聞いた。
私は、自分で考えて進む道を自分で決断して進むことができたら、その決断が後から考えて失敗と思えることであったとしても、そう自分で考えて行動できたことは全て自分のやってきたことだし多少の後悔があったとしてもそれで良いと思える。
今までもそうだから。本当は心理系大学じゃなくて音楽大学いけば自分の得意を伸ばせてもっと良い未来になってたんじゃないかとか、あの時あのサークルの人たちとの縁を切らなきゃ今はもっと寂しくなくてたくさんの人たちに囲まれて幸せだったんじゃないかとか、後悔ならたくさんでてくるけど、その分心理系大学に行けたことでその大学の人たちと知り合いになれて今でも付き合う友達ができてそこでしかできないサークルに入れたこととか、たくさんの人と関わる時間を減らして、その分仲良い人だけに時間を割けたことから深く多分これから先も付き合っていく友人と仲を育めたこと、たくさんのいいことがあった。

 今まで、5月に診断を受けてから一ヶ月と少しがすぎその間職と自分があっていないんじゃないかって、たくさん自己分析した。
日記、ジャーナリングもして自分の気持ちを書き出した。
それでも考えても考えても答えが出なくて、今でも完璧な答えは出てない。
けど、大体の指針はたった。こうしたら良いって方向性が決まってすっきりしている。
まだまだよく考えたいことがたくさんある、これからどういう職につくのか、どこに住むのか、どうしていきたいのか、いっぱい考えていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?