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『手だけつないで』

休日の夕方。
近所のスーパーへ買い物に行くのが好き。

「夕飯何食べたい?」料理上手な彼の問いに、
「そら豆!」と答える私。
「茹でるだけじゃん」と呆れながら笑って、
そら豆をカゴに入れる。

レジ袋を持つ逆の手は私専用。
きゅっと握って彼の温かさを感じながら、
仄暗い夕焼けの中を歩いて行く。

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