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夫の育休、私の産後休

あぁ、あと数日で新生児が終わってしまう。
新生児期は、もしかすると人生100歳まで生きていく我が子にとってのたった28日間という驚くべき短さ。
あっという間すぎて切ない。
もう、このほにゃっほにゃの小さい姿を見ることができないんだと思い、出産してからの日々、とにかくくっついていたけれど、いくらくっついていても時間は過ぎていくし、寂しいなぁという気持ちは拭いきれない。

今回は夫が育休を取ったので、里帰りしなかったのだけど、最後の出産になる可能性が高いし、新生児の時の我が子を実家の両親に見せたくて、数日帰っていたときの実父の言葉が忘れられない。(新生児最後か〜寂しい〜と涙を流す産後メンタルの私にはありがたかった)

『新生児の時の授乳記録とか日記が書けなかった日があるって言ってるけど、上の子の時それ見返した?見返してないでしょ?確かに記録に残しておきたい、忘れないように残しておこうと思う気持ちもわかるし大切だけど、今この瞬間の本人達を目一杯みて、可愛がって育てておくことも大切だよ。記録しないと抜け落ちていってしまうこともあるけど、全部覚えておくことはできないし、子どもは日々成長するし、新生児のままではいないけど、それはしっかり成長していっているということだし、その子のその時の瞬間を楽しめばいいんじゃない。』

…確かに。
新生児は本当に小さくて可愛くて、自分が絶対に守っていなきゃって思うけど、子どもはあっという間に成長するし、成長してできることも増えていく。
その時々で一緒に悩んだり、喜んだり楽しんだりしている。
確かに。
なんとなく、SNSを開くと新生児はその時だけ!(それはそう。)とか子どもといられる時間はあと◯日しかない!とか書かれていて。
影響されやすい私は、それにショックを受けていて。
でも、明日になって急に子どもが大人になってしまう訳ではないからそんなことで切なくなるより、今子ども達と向き合うほうが何倍も何十倍も何千倍も大切。

子どもも育たないといけないし。

かなり話が脱線したけれど、本題へ。
その一泊実家に帰っていた日、夫は寝られなかったらしい。
寝られなかった理由が、家の中が静か過ぎて誰の話声もいびきも寝息も聞こえなかったかららしい。

いつもはうるさくて寝られない〜(ふざけて言っている)と言っているけれど、これって育休の影響だと思う。

今回は育休をとり、日中も下の子と一緒。
沐浴は自分がやる!と言って毎日。
2人目が泣くとすぐに様子を見に行ったり、オムツを交換していたりする。

1人目の時は、育休という風潮もなかったし仕事で疲れてたのもあるけれど、夜子どもが泣いてたまたま起きるとあからさまに嫌な顔をしていたし、静かにしてよーと思うのか、子どもの口を覆うような仕草をしていた。(気づいた私に猛烈に怒られてすぐやめた)

今回、育休を取ったことによって、産後のヨボヨボな状態で子どもが泣いたら子どものことをして、自分の食事やトイレ、睡眠などが後回しになっている母親達の様子が少し伝わった気がする。

育児も尊くて、大変な仕事なんだということが少しは伝わったかな?

正直1人目の時は、慣れない子育てに翻弄されて、朝の状態のままでいる私を見て、夫は呆れている感じもあったけれど、実際に育休をとってみてその感じはなくなったと思う。

そもそも、2人目が生まれる前から作り置きで自分の食べたいものを家族分も一緒に作ったり、洗濯するのが好きで洗濯をしたりと割と、家事と子育てには協力的であったけれど、育休を取るのと取らないのでは考え方も家事レベル、子育てレベルも全く違ったものになると感じた。

1ヶ月程度の育休意味あるの?と懐疑的だった私だけど、今回実際に夫の育休を経験してみて、我が家では意味があった!と断言できる。

子育ては1人ではできない。
だからこそ、日本の男性が子育てにもっと専念できるような(収入面の支援や休業期間の長さも含め)環境になるといいなぁと思う。

今回の育休、本当に夫には感謝している。

そして、下の子が泣くといち早く駆けつけて教えてくれる上の子にも感謝している。

#育休から育業へ

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