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配慮を求める勇気

障害者雇用で働いて1年半になります。
その間大きく体調を崩すことはなく、順調に働けていました。

ところが最近心の調子が全く良くなかったです。
理由はいろいろありますが、
新しくアサインされた仕事で心に負荷がかかっていることが1番の要因かと思います。

本当に体調が優れませんでした。
朝起きるのがやっと。
常に不安感・抑うつ感があって、動悸や頭痛にも悩まされていました。
当日休や早退もしてしまいました。

そこである日、上司に時間をもらって
今の体調と新しく任された業務が自分の負荷になっていることを伝えました。
上司は真摯に向き合って話を聞いてくれて、結果仕事量を調整してもらえました。
心が少し軽くなって、身体症状も落ち着いてきたように思います。

本題なのですが、
上司へ相談し配慮を求めることは、私にとってすごく勇気のいることでした。
私は管理職候補として、上司(そのまた上の上司)から直々に指導を受けています。
収入を上げるべく、一刻も早く管理職になりたいと考えています。
今回こうして体調不良を申告し、業務量の調整をしてもらうという形で配慮を求めたわけですが、
管理職への道が遠ざかるのではないか、という思いがありました。
我慢して何食わぬ顔で無理して対応してみようかな、とも思いました。

でもここで無理をして落ちるところまで落ちて、働けなくなるリスクを考えたら、
多少遠回りになっても、今は慎重に歩みを進めたいな、と思いました。
休職などになったら、それこそ管理職への道が閉ざされてしまいますし。

あとは、自分が「できない人間」だと思われる不安もありました。
上司からは「自分に期待をしていて仕事を任せた」と当初言われましたが、
それを調整するよう、配慮してもらうよう相談するわけで、
期待外れだと思われないかと心配でした。

実際そう思われているかもしれません。
期待外れだし管理職はまだまだ無理だな、となったかもしれません。

それでも今回勇気を出して配慮を求めたことは、自分にとって良かったことだと思います。
繰り返しになりますが、落ちるところまで落ちる、というリスクを避けるために、早めにヘルプサインを出せたのかなと思います。
勇気を出して適切な配慮を求められたかなと。

配慮を求めるってすごく勇気のいることだな、と思いました。
でも大切なのは「どうすれば自分が生きやすくなるか」を判断軸にして、
時には人を頼ることなのかな、と。
もちろん人や組織に大きな迷惑をかけない前提ではありますが、無理をして倒れてしまっては本末転倒。
適切なタイミングで、勇気を出して配慮を求めるのは、自分にとっても周囲の人間にとっても大切なのだなあと思います。

私はプライドが高いです。
昔ならこのように配慮を求めるなんて絶対にできなかったです。
でもうつを経験して、落ちるところまで落ちきると
なんというか、うん、本当に辛いということがわかっているので
その点プライドが少しまろやか(?)になって、ヘルプサインを出す勇気を持てるようになってきた気がします。

生きていく上で必要なことだし、成長してるかな。


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