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多肉に水滴を見つけたが。

 少し前の数日間、雨が急に降ってきて雷が鳴り収まって雨も止んで晴れる。のような天候が続いたことがあった。空模様が忙しなかった中、雷が止まったのを確認してそろそろと出かけた。西日が眩しかった△

住宅街の植木や草地を見ながら歩いていると、まだ先ほどの雨の置き土産と思われる、雨滴や雨粒が残っている。陽を受けてキラキラと光っている。自分の目は眩しいモノに対して弱いのだが、好奇心が勝ってつい見てしまう。純粋にキレイである△

こういう、植物の上に載っている水滴に太陽の光が当たって輝いている、のを見るたびに思い出すとある一コマがある。甲斐信枝さんという絵本作家の方が、早朝のキャベツ畑で虹色に煌く小さな水の塊を、宝石のようだと喜んでいる姿である。本当に楽しそうであった△

失礼な言い方をしているという自覚の上で敢えて言わせていただければ、「ここにいるじゃん!」と膝を打った。周りに、同じように感動する人間があまりいない。感じたこと思ったことをそのまま表現するのはマズイ、と遠慮してしまうことが多いが、この方はそれを素直に表現している。しかし絵本作家という肩書があるから、なし得ることかな△

ヘッダーの、多肉植物と思われる植物の真ん中の窪みに、小さな水溜りを見つけた時。「キラキラの宝石だ」と思った。透明度が高い水晶が発生しているのかと目を疑った△

もそっとじっと見ていたい。そう出来るような肩書きが、欲しいと思ってしまった。

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これより上は、天声人語のルール(603字/6段落)に沿って書いてみる、に勝手にただ今挑戦しています。お読み下さり、ありがとうございました^^!

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