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『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ 』(感想)




死にプロ読んでから、時間ループものを探す旅が始まった。詰んでた本をやっと読みました。


商人と錬金術の門

何回読んでもよく分からない。
多分これからも忘れた頃に読むんだろうけど、多分また分からない気がする。

限りなき夏 クリストファー・プリースト

めちゃくちゃ好き。これ読めて良かったな…
理不尽な感じと、一途な愛、最終的な結末が悲しくも愛おしい。
不可解なことを全て説明する必要はないんだな。過程を楽しめ。


彼ら生涯の最愛の時 イアン・ワトスン&ロベルト・クアリア

なんていうか、おバカなSFで好き。真面目なおバカ。
前半のちょっと定番からズラした感じがいいなと。後半はロリ的になってしまうけど、ヒロインの強さがあっていい。
ゴミ箱には何があるかちゃんと見ておくべき。


去りにし日々の光  ボブ・ショウ

センス・オブ・ワンダー! めっちゃ好き。
雨が止んだとはいえ、濡れた道で運ぶのって大変では…割れたら悲しいしな。
風景だけが映り込むわけじゃないなーと読んでて思う。
ミステリにもなりそう。犯罪の瞬間を捉えたものがあって、それを買ってた人が次々殺されるとか。
読んでると妄想が激しくなる。


時の鳥

題名だけみてもぱっと内容が思い出せない…。
綻びを発見していくと残念さが極まってきて主人公が可哀想になる。

世界の終わりを見にいったとき

読んだ気がするけど、確信がない。
軽率な不倫は、何を表してるんだろう?
誰が誰だかいちいち覚えてないから、効果が謎だった。ペシミズムなのか。


昨日は月曜日だった

奇想ってこういうことなのかなぁ。
世界の仕組みを知ってもルーティンがあるから生きられる。

旅人の憩い ディビッド・I・マッスン

奇想っぽいけどエモさもあって好き。
硬派なんだけどユーモアがあるのって大切だよなぁ。
土地と時間が結びついているのがいい。

いまひとたびの

タイトルで内容が出てこない…。
読んでる間は楽しかったのに、思い出せないもんだな?
親子の視点にギャップがあって楽しい。

12:01PM

恋はデジャブ とパクリ論争してたとは知らなかった。映画もあるらしいけど。
ラストが思い出せない…。こういう感じで終わるとあともう少しほしい感じもあるか。

しばし天の祝福より遠ざかり

硬いタイトルだけど、中身は柔らかめ。描写の緩急でユニークさが出てると思う。
昨日は〜と路線は似ている気がするんだけど、こっちの方が好み。


夕方、はやく イワン・ワトスン

思いついても書けない…と断念してしまいそう。
でも、書けているからすごいな。書きたいと思ったら書くべきなのかも。
読みが間違っていそうなんだけど、最後までいったらまた文明は目覚めるってことなんだよなぁ多分。


ここがヴィネトカなら、きみはジュティ

もともとこれが読みたくてこれだけ読んで満足してたのだった。
設定したルールの上で書くと、面白さが出てきて楽しい。そういうのいいよな。


好きな作家はなるべく覚えたい…。
解説、他の時間SFの紹介もあって良かった。
ブックオフにないかな?


ループものを探す旅

最近、死にプロはなろう初なんだから、なろうループものを読み漁ったほうがいいのでは?と思う。

でも、あんまりなろうが主戦場じゃないから嗅覚のきく紙ジャンルに頼りがちだな…

なろう小説でおすすめループものあったら教えてください。




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