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【小話】国際恋愛と差別


こんにちはよーへー (@lavemilan)です。

日本でも最近は”多様性”という話しをよく聞きます。

多様性と反対にあるのは「外見」や「人種」での差別でしょうか。

「差別」というのは定義が難しく、もちろんあからさまなものもありますが、ときに無意識に起こる、あるいは発言してしまうということがあります。

下の記事に書いたことがありますがサッカーをする中で”アジア人”というレッテルの中でプレーをするという経験は割とあります。時に名前でなく「日本」と呼ぶ彼らの態度は意識していないかもしれませんが、一種の差別と言えるでしょう。

一方、日常生活であからさまな差別や”日本人”あるいは”アジア人”ゆえに何かとてつもなく酷いことをされたという経験はさほど多くはありません。しかし、思い返してみると何度か小さい出来事があったので今回はそれをシェアします。

特に、ネガティヴキャンペーンをしたいということでもなく、自分の経験をシェアしたい程度なのでさらっと読んでもらえたら嬉しいです。

1.目を合わせてくれないおじいちゃん

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フィンランド人と付き合っている時の話しは前回記事でも、国際恋愛で体験したちょっとユニークな話しとしてシェアしました。

この記事でも家族の話しが出てきていますが、基本的にかなり向こうの家族には気に入ってもらっていて、お互い完璧ではない英語ではありましたがいい関係でした。

すごくよくしてもらっていて、それこそおじいちゃんやおばあちゃんの家にも何度もお世話になることがありました。

その中での出来事ですが、母方のおじいいちゃんは唯一、僕と目すら合わせてくれませんでした。

オールドファッションな方で、彼らの住む地域はフィンランドの田舎。実際、家を自分で建てたり、ヘラジカを自らハントし食していたりしました。そんな背景もあり、言葉もわからない東洋人が孫と付き合っていることが不思議でしょうがなかったのかもしれません。

これが1つ目の差別というか、人種の距離を感じた体験です。

2.掃除のおばちゃん

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2つ目のエピソードはスペインでシェアハウスをしている時のこと。

当時は年齢の近い6人の学生で家をシェアしていて僕以外はみなヨーロッパ出身の人でした。

シェアハウスなのでキッチン、トイレ、お風呂など共同スペースがあります。

シェアハウスであればよくあると思いますが、月に2−3回共同スペースの掃除をしてくれる人がきていました。

30から40代の割とおしゃべりなルーマニア出身の人でした。娘が2人くらいいるとか。

とある日、キッチンにいた僕とドイツ人のルームメイトがたまたまお昼を食べる時間と被り3人で話していると、中国人についての話題に。

どうやら彼女にとって中国人はあまりいいイメージがないようで「うるさくて、理解できないよ」といい、最終的には目を細めるポーズをし始めました。ケラケラと笑いながらとった彼女の行為は明らかにバカにしていて、かなり不快でした。

実際、ドイツ人のルームメイトもかなり不愉快な顔をしていました。(あとで彼女が他のルームメイトに「まじで理解できない」みたいな話しをルームメイトにしている様子をみて少し嬉しかった記憶があります。)

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ヨーロッパにはたくさんの中国人がいて、かつ独自のコミニティを築いているイメージはあります。なので西洋人が中国人に対してミステリアスなイメージを持つのはわからなくもないですが、それをこのような形で表現するのは少し浅はかではと感じました。

これは反対もそうですね。実際に、日本でバイトしているときにベトナム人の留学生の日本語の発音をバカにする社員を見たことがありますが、「外国人」として異国での生活を経験したことのある身からするとなかなか耐えがたい光景でした。

もちろんお互いの関係によっては「いいジョーク」になることもあると思いますし、「人種」や「外見」で人を決めつけてしまうのは正直なところわからなくもないですが、自分の態度や言動には責任を持っていきたいものです。



ヨーロッパでの活動資金にします。あとものすごく喜びます。笑