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なぜサッカーに興味がなくなってしまったのか言語化してみた

小学3年生の時、ドイツワールドカップを見て海外サッカーにのめり込む。

小/中の頃、お小遣いやお年玉はほぼ全てサッカー雑誌やユニフォームに費やした。

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高校もサッカー推薦で行き、寮生活で朝から晩まで練習し、オフの日もひたすら海外のサッカーを見ていた。

今でも覚えている。高校1年のオリエンテーションか何かで堂々”海外でプロサッカー選手になることが目標です”と言ったことを。

そんな少年は、高3の時に幸運にも2週間のスペイン留学をさせてもらった。短い時間であったが一気に世界との距離が縮まった瞬間だった。

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1年後、大学進学は選ばず、再びスペインへ。

その後、”サッカーでお金を稼ぐ!”と、北欧にツテもなく渡り、スウェーデンで念願の”稼ぎ”を得た。大した額でもないし、スウェーデンクローナという謎の紙幣だったが(笑)1つまた小さな目標が達成された。

そんなサッカーが大好きでしかたなかった少年は22歳になった。そして、まるでサッカーに興味がなくなってきてしまった。

いや、全くサッカーに興味がなくなったわけではない。

YouTubeでハイライトや好きな選手のプレー集を眺めることもあるし、この前も人生で初めてプレミアリーグを生観戦してきた。

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ただ、海外に憧れ、遥々海外にきた当時のハングリーさや、サッカーへのこだわりはどこかへなくなってしまった。

なぜなのか。

サッカーから離れて1ヶ月以上が経った。

前回の記事でも書いたけど、何より変わったのは精神的な部分。

吹っ切れたは大袈裟だけど、『自分の時間を生きる』ことに成功した感覚がある。

で、時々思うわけです。なんでサッカーから自分の興味が離れてしまったのか。

現時点で2つ理由が見つかった。

1つ目は「真剣勝負がしたい」

2つ目が「サッカー以外の”自分”の解像度が上がった」

と言うことで導入が長くなったが、この2つについてここから書いていく。

■真剣勝負がしたい

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僕がサッカーに魅了されたのは、あるいはサッカーをプレーすることに喜びを感じていたのか、それは「真剣勝負」だからである。

高校の部活で充実を感じたり、フィンランドやスウェーデンでプレーしていた時にやりがいがあった理由。そして何より、なぜ楽しかったのか。

それはその環境が”ガチ”であったからだと思う。

同じ目標に向かってチームとして、ライバルとして闘っていた高校時代。試合に出れていない時間も長かったけど、それでも朝5時から練習していたのは真剣勝負できる環境を楽しんでいたのだろう。

お金はもらっていなかったけどプロの選手とも練習する環境のあったフィンランド、実際にチームからお金やモノ(家とか食事とか)をもらってプレーしていたスウェーデンもまた、形は少し違えど、確かに「本気」の環境があった。

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一方、スペインやイタリアなどでさほどサッカーが楽しく感じれなかったのはその真剣さがどこか足りなかったんだろう。

練習が終わり、ロッカールームでタバコを吸うチームメイト。練習時間に始まらない練習。2時間かけていく練習も全てに嫌気がさしていた。

もちろんそれは自分の実力不足も含めて。

実力に関していうと、どこかで達成感を抱いているのかも知れない。クラファンの企画でも書いたけど、1つ目のステップは「海外でサッカーをやりたい」。2つ目が「サッカーで金銭やものの報酬を得る」。そして3つ目に「ヨーロッパのプラリーグでプロ契約」があった。

でも、現時点の僕に3つ目を達成するだけの実力も能力もなければ、根気も精神力も足りない。

昨年の冬にフィンランドのトライアウトに落ちた時から実力不足は明白だった。

でも、実力不足とはいえ、当時はサッカーで上を目指すことへのモチベーションはあったと思う。

ここで2つ目の理由に繋がる。

■サッカー以外の”自分”の解像度が上がった

僕自身、割と好奇心は強い方で、故にこうしてブログやYouTubeをやっているのだと思う。

でも、以前はサッカーを通じての活動が全てで、他の好きなことややりたいこことが物凄く抽象的だった。

例えば、よく小学生が社長になりたいというけど、なぜ社長になりたいのか、あるいは社長になって何をするのか、具体的に答えられないケースがほとんどだと思う。

僕自身も、子供の頃から将来の夢を聞かれた「社長になる!」というタイプの少年ではあったが(笑)もちろん、具体的にどんなことをするかなど、説明できなかった。

サッカーでお金を稼ぎたい!プロになりたい!という具体的な目標はあったけど、それ以外は本当に「会社を作って、お金持ちになります。」みたいな小学生並みの回答しか2年前の自分はできなかったと思う。笑

で、そんな僕が今どうなったかというと、結構具体的に、サッカー以外に好きなことや、興味のあること、勉強したいこと、自分のやりたいこと、自分が喜びを感じる瞬間などを言うことができる。(一過性のものだとしても)

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小学生の社長になりたいという話しをしたが、例えば具体的に僕は自分の現在のブログをメディア的に近づけていきたいなと思っている。

その中で今年は周りの人間もも取り込んでいき、マネタイズにも真剣に取り組む予定だ。

人々により、パワーやポジティブな、(今流行の言葉だと)エンパワーメントなんていうけど、そんなメディアは作りたいと思っている。

ちょっと社長とは違うかもしれないけど、どうやったら、もっと人が見にきてくれるかなとか、日々考えているので間違いなく、この自分のやっていることの解像度は上がっている。

付随して、喜びややりがいという点で言うと、自分の作ったモノ(記事や動画)に対して何かレスポンスやコミニュケーションがあるとそこに喜びを感じる。

YouTubeのコメントでも、TwitterのRTでも、実際に直接ブログ読んだよ!と言われる時でも、嬉しいし、もっと多くの人に知ってもらいたいとなる。

出会いや、ここまで知らなかったことを知れば知るほど、もっと好奇心が湧いてくる。そこはサッカーにハマった当時から変わっていないのかな。

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勉強ということでいうと、半年前から興味のあったデザインやデジタルマーケティング、最近はアートや歴史にも興味が出てきて、本を読んだり、実際に美術館に足を運んでみたりしている。

語学も引き続きやっている。

これらは間違いなくサッカーでプロを目指すべく様々なことにチャレンジしてきた副産物であることはいうまでもないけれど、皮肉にもサッカー以外の自分の比率が高くなり、そっちの方が面白くなってしまった。

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でも、サッカーしている時に思い通りにプレーができた時やゴールした時もまた快感であるので、どこかでサッカー選手としてまた戻ってくると思う。

いつかはわからないけどね。

長々書いたけど、僕は「本気で取り組む環境」が好きなんだと思う。結構スポーツ選手の人はこの感覚がわかるかもね。

惰性で何かを取り組むことも、遊び半分で取り組む練習に違和感を感じた理由はこれだと思う。

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正直、サッカーやめて順調です!とは言えないけど、でも一区切りを自分でつけられたのはよかった。

そんなわけで2020年もワクワクの年ですね。

今年も新しいことにたくさん挑戦しよう!

長くなってきたのでここら辺で。ではまた!


ヨーロッパでの活動資金にします。あとものすごく喜びます。笑