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最近思ったこと、考えたこと

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ブログサイトで書いてきたジャーナルを、2020年6月からnoteで発表することにしました。テーマはその時々関心をもったこと、もう何年も続けています。葉っぱの坑夫の出版活動と直接的… もっと読む
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#海外文学

とっかかりがない、海外文学への狭い道

とっかかりがない、海外文学への狭い道

小説、といったときそれが何を指すかと言えば、95%くらいは日本語で書かれた日本人の書き手による物語のこと、のようです、今の日本では。大手出版社がウェブで連載している小説の数々、その項目の中に「海外」の文字はほぼなく。唯一見つけたのが林真理子さんによる『わたしはスカーレット』で、これは翻訳小説ではなく、マーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』を林さんが自由に脚色して書いた小説のようでした。元は海

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Kindleノベルフェア+期間限定セール! 50%offも、この機会に海外小説を

Kindleノベルフェア+期間限定セール! 50%offも、この機会に海外小説を

昨日からアマゾンでKindleのノベルフェアをやっています。6月30日まで。葉っぱの坑夫も6冊の本で参加しています。すべて50%offです!
なかなか手の出ない海外の小説、あまり知られていない作家や風変わりな作品などに触れてみる良い機会では?
以下に葉っぱの坑夫から参加している本を紹介します。

ニイ・アイクエイ・パークス著
2010年度のコモンウェルス賞最終候補作品となった、ガーナの作家ニイ・パ

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読者は少数。エストニアは小さな国だから。

読者は少数。エストニアは小さな国だから。

エストニアは人口たった100万人ちょっと。自分の読者はおそらく500人から1000人くらいだと思う。でも自分にとってこれは大変な数です。こうエストニアの作家、メヒス・ヘインサー(写真)は言います。さらに、ある作曲家の例を引いて、その人は客席数17のホールを自分のために建てた、それが彼にとって適切な数だったから、と。

人口の多い国、そして商業が活発でその成果によって何事も計られる場所に住んでいると

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