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ここ2年大殺界。炎上プロジェクトからサラリーマンの理不尽を享受中

こんにちは。ハピサラです。

振り返りnoteの題名に惹かれて、私自身の現在の地獄絵図炎上プロジェクトとサラリーマンの理不尽さを棚卸しておきます。
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まず、現在炎上中のプロジェクト(地獄絵図)ですが、利用ユーザ20,000人程度の社内基幹システムである経理、調達、予算などのスクラッチシステムからSAPへの刷新プロジェクトです。
そう、SAPは今飛ぶ鳥を落とす勢いのドイツが誇る優良企業が作った世界的パッケージです。

プロジェクト規模は全体で300億円程度、期間は企画工程からいれると約2年、私はそのインフラ部門のプロジェクトマネージャーを拝命しています。

まず前提として、私はSAPのスペシャリストではありません。
PMの経験値のみで今回のプロジェクトを途中から参画するよう要請がありました。その際、企画・要件定義への参画やステークホルダーとの関係性なども完全になく丸腰状態です。委託体制なども、ほぼ確定しています。また、優秀な社内メンバを集める時間的余裕もない中、
「ハピサラか○○くんのどちらかが参画しないとこのプロジェクトは回らない、今の仕事は完全に誰かに引き継いでプロジェクトに専任してほしい」
と当時の部長と執行役員に呼ばれ詰められました。

私は、以下の複数の理由から、失敗プロジェクトの香りしかしないこの案件にかなり後ろ向きです。
・私がSAPに精通していないこと
・プロジェクト体制が貧弱かつ委託ベンダが無責任な体質で有名な会社であること
・SAP導入に会社としての統制がきいていないこと

そこで、
「○○くんもこの規模のプロジェクトを経験してもらうことで成長が期待できるのでは?私も全力で支援する」と言いましたが、○○ではまだ早いと謎の回答・・・。
今思うとここで断っていたら(断れたかは不明ですが)今、もっと気が楽な人生なのか、後ろめたい人生なのか。これまでのキャリアからフェードアウトさせられたのか、無風だったのか、今となってはわかりません。
パラレルワールドあるなら、ぜひ覗いてみたいです。

あれから1年半、来年度運開する本プロジェクトは案の定、ベンダの離脱者が続出し、結合・総合テストの品質も最悪で、遅延を繰り返す立派な炎上プロジェクトとなってます。自分が関わるプロジェクトでこのレベルは正直初めてです。プロジェクト管理のスキルや経験も炎上プロジェクトでは、全く役に立ちません。(みなさまの方がご存知だと思いますが・・・)
今、昼夜関係なく対応しても、全く課題やアクションが消化できない状況で少し病んでます。それでも、運開を最優先でなんとか工程完了を進めている状況です。
そんな時、結局以下の2つを自分に投げかけて鼓舞してます。
・ピンチはチャンス
・それもまたよし

ただ、こういう過酷な経験は「あの時、辛かったなぁ」と思える時がこればいいなと思います。あとサラリーマンは理不尽です。死にもの狂いで仕事してる隣で間接部門の人たちは、生産性のない意味のない会話を延々としゃべってます。そんな時も、人間の徳が積めると信じてあと少し、無事運開できるよう結果を出したいと思います。
その時は、もっと晴れやかな気持ちでみなさんに有益な情報をお伝えできるかと思います(笑)

長文、失礼しました。

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#振り返りnote

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