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【110】11月本棚ストーリー、リスト ポイエーシス(制作)


11月本棚「ポイエーシス(制作)とわたし+たち」のストーリーとリストです!
あらかじめ言うと、アーレントはありません笑


《ストーリー》
人間の条件といえば、
労働、制作、行為
が挙げられる
行為は言語と結びつき、人間を人間たらしめる。

人新世末期の恐怖の中で、
モノとヒトの関係、
労働をふくむエコロジカルな
制作(ポイエーシス)へ、
と比重はうつされる

人間中心主義でも、ポストヒューマニティーでもなく、
世界と自然、媒体(メディア)とヒトの往還運動が必要になる。

人工物が知性をもち
自己生成(オート・ポイエーシス)するだろう

自(みずか)ら成るのをやめ
そだつのをやめ
自(おのずか)ら然る
生(ブリュット)の藝術(ポイエーシス)
の問いかけにも応答したい

表層的にメディアを操作する
変形(トランスフォーメーション)
から、
内面(わたし)と世界(わたしたち)を豊かにする
変容(トランスフュギュレーション)へと。

《リスト》
『制作へ―上妻世海初期論考集』上妻世海、オーバーキャスト エクリ編集部、2018

『いぬのせなか座1号』いぬのせなか座、2015

吉田恭大歌集『光と私語』、いぬのせなか座、2019

『新国誠一詩集』思潮社、2019

『テアトロン 社会と演劇をつなぐ』高山明、河出書房新社、2021

『表現のエチカ   芸術の社会的な実践を考えるために』桂 英史、青弓社、2020

『そだつのをやめる』青柳菜摘、コ本や thoasa、2022

『出来事と写真』畠山直哉・大竹昭子、赤々舎、2016

『震災とアート:あのとき芸術に何ができたのか』倉林靖、ブックエンド、2013

『文化からの復興 市民と震災といわきアリオス』いわきアリオス、ニッセイ基礎研究所 編著、水曜社、2012

『野良の藝術』社会芸術 Vol.5 社会芸術 / ユニット・ウルス、埼玉新聞社、2022

『地域アート――美学/制度/日本』藤田直哉、北田暁大、田中功起、堀之内出版、2016

『人が芸術家になるとき―創造の原点』大野木 啓人、ステュディオ・パラボリカ、2006

『沈黙と美 ――遠藤周作・トラウマ・踏絵文化』マコト・フジムラ 著 篠儀直子 訳、2017

『アートの力』マルクス・ガブリエル、大池惣太郎、堀之内出版、2023

『アール・ブリュット アート 日本』保坂 健二朗、ボーダレス・アートミュージアム、NO-MA企画 、アサダ ワタル編者、平凡社、2013

『問いかけるアート 工房集の挑戦』問いかけるアート編集委員会、さわらび舎、2017

『アリストテレース詩学 ホラーティウス詩論』アリストテレス、ホラーティウス、松本 仁助 訳 , 岡 道男 訳、岩波書店、1997

『文心雕龍』下、劉勰、戸田浩暁訳注、明治書院、1974

好音本棚についてはこちらにまとめています


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