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"ほいと"の子

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30年前、両親が離婚し母に連れてこられた九州の地で体験した、「毒」家族日記 読みやすいように各記事を短めの文章にしてます
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#元被虐待児

子供時代の貧困と虐待生活 -エピローグ-

子供時代の貧困と虐待生活 -エピローグ-

僕はその朝、ゴミ溜めのような家から逃げ出した。

就職氷河期の煽りを受け、まともな就職先もない状況でとりあえず生活をしないといけないので、条件がいいとは言えないがとりあえず派遣で働くことにした。
そしてその派遣会社は1ルームの寮を所有していたので、派遣の人に相談し寮を借りることにした。

ようやく僕は毒持ちの母親から逃れられる。毒家族から距離を置けることになったのだ。

入寮当日。CDラジカセと数

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子供時代の貧困と虐待生活 -12-

子供時代の貧困と虐待生活 -12-

僕は就職活動用に買ったネクタイに輪を作り、首にかけた。
目をつむり、体重をかける。
ネクタイが頸動脈に食い込み、頭が一瞬熱くなる。

意識が遠のいていく。
ラジカセから音楽が流れてる。その音楽が、少しだけ歪んだ。

その瞬間、僕は頸に巻き付いているネクタイを緩めた。

死ぬのが怖いという感情よりも、なんてあっけないんだという感情が先に来た。
死ぬことがあまりにも簡単すぎる。
生きることよりも、あま

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子供時代の貧困と虐待生活 -11-

子供時代の貧困と虐待生活 -11-

就職氷河期真っ只中に僕は高校を卒業した。
就職先は決まらないまま、高校の時からアルバイトしてたお店でとりあえずそのままアルバイトを続けた。
18歳になったので深夜のシフトに入ることができるようになり、週に3日ほどシフトを入れていた。

だけど週に3日働くだけで生活なんてできない。
ましてや給料日に祖母が「給料出たやろ。お金貸して」と金を借りに家に乗り込んで来る。
母は「家にいるだけで金かかる。生活

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