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子供時代の貧困と虐待生活 -11-

就職氷河期真っ只中に僕は高校を卒業した。
就職先は決まらないまま、高校の時からアルバイトしてたお店でとりあえずそのままアルバイトを続けた。
18歳になったので深夜のシフトに入ることができるようになり、週に3日ほどシフトを入れていた。

だけど週に3日働くだけで生活なんてできない。
ましてや給料日に祖母が「給料出たやろ。お金貸して」と金を借りに家に乗り込んで来る。
母は「家にいるだけで金かかる。生活費5万払え」などと言ってくる。
給料が入ってもほとんど手元に残らない。
祖母は借りた金を絶妙に最悪のタイミングで返してくるため、貯金もできない。

全く八方塞がりだった。

僕は高校卒業後のこの時期は、本当に最悪な時期だった。

職業安定所へ行き求人を探して応募する。
今思うと頭のおかしい経営者しか職安に求人を出してなかったんだろうが、ホントに変な求人しかなかった。
いくら頑張っても一度も社会に出たことのない人間が、就職氷河期にまともな会社に就職することなんてできない。

母はそういう社会情勢であることすらわかっていなくて、就職さえすればいいと思っており、常に「さっさと就職しろ」と言っていた。

はっきり言って何もわかっていない。

経済的にも恵まれず、社会的にも弾き飛ばされた僕に未来なんてなかった。
19歳。僕は一度自殺未遂をする。

つづく


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