休むということを勘違いしている人(休職している私)
休むとはなんなのか?
休むことを目的としたことがない僕は、
この休むということがうまくできていない気がする。
仕事を休む
その点については仕事をしていないので、できていると自負しているが、
心身を楽にする。
ということにはまだ至っていない気がする。
逆に休職してから、いままでやらなかったことを始めている。
休むことを目的としていたが、休みかたがわからないので、
何かリフレッシュできそう。という視点でいくつか試してみた。
書き出している。
1.武術をしてみる
偶然なのだが、知人の紹介で、中国拳法の先生と出会った。
体調悪いなら、やってみらた?という感じで。
本当にいるんだ!とUMAに出会った衝撃から、今は簡単なものであるが指導をうけている。
打撃とかにはまだいたっておらず、ひたすら基本である姿勢を整えるという練習。
膝を少し曲げ、背筋を伸ばし、手を広げ、呼吸をしながら立つ。
当初はこれだけ?これ何?と思ったが、素直に毎日続けてみた。
始めてから1ヶ月くらい経った頃。
姿勢がいいねと言われるようになった。
肩こり腰痛もなくなってきた。
そして、上がらなかった肩が上がり、そして、肩甲骨が動き、
胸が広がる感覚を知り、深い呼吸ができるようになってきた。
常に力が入っていた、腰、肩の力が抜けるようになっている。
酷使していた腰、肩を休めることができるようになってきました。
2.ヨガをしてみる
古武術と並行して、散歩とかヨガとかそういった軽い運動をはじめた。
うつには、朝をきて日光を浴びることにはじまり、
認知行動療法でメタ認知を理解しつつ、ヨガも効果的らしいようだ。
散歩はなんか飽きてきたが、ヨガはやってみて良かったひとつである。
万年デスクワークである僕の体は、猫背、肩こり、腰痛、不眠ともう悲鳴をあげていた。足を伸ばしてすわることさえできない、がちがちに固まっていたし、交感神経がみだれて、どうしたら体が休まるのかわからない状態。
整体、鍼、マッサージでごまかしごまかしの日々。
そりゃあ、うつにもなるわって今は思う。
まだ始めたばかりなので詳しくはまだわかってませんが、
とにかく、ヨガの先生の言う通りにやることで
体の調子も良くなるし、連携して気分が良くなるのです。
身体、気分、行動、認知はすべて相関関係にあるので、
気分だけ変えようと思ってもそれは無理な話で、
気分以外の、身体、行動、認知からのアプローチが良い。
で、身体を動かすってのが一番やりやすい対処だとわかりました。
3.一人旅にでる
葉山にいったことを以前noteに書いてみたのだけど、
一度はやってみたかった一人旅をしてみた。
朝起きて海岸沿いを散歩し、海辺で古武術の練習をする。
(恥ずかしいので、こっそりではあるが)
食べたいものを食べて、夕日をみて、非日常を堪能する。
これが日常になればいいと、少しだけやりたいことが見つかった気がした。
4.料理をする
いくら仕事をしていないとはいえ、やはり散歩、ヨガ、古武術では刺激がなくなってきた。
大好きなお酒も控えているので、必然的に食に興味がいった。
イタリアンとか中華とかではなく、なんとなく創作の匂いがしたスパイスが気になった。スパイスといえばカレー。
それからというもの、カレーを食べ歩きつつ、スパイスを購入し、毎日カレーを作ってみた。
こういう時は毎日カレーでもまったく飽きないもので、
昼、夜カレーが続く。
今は少し落ち着いてはいるが、酒とカレーは底無しであり、今後生涯付き合っていく友だと思う。
5.一人で映画館にいく
娘と息子がいる。
彼らが、産まれてきてくれてからエンタメへの関わり方が変わった。
アンパンマン、プリキュア、仮面ライダー、ドラえもん。
遊園地、プール、牧場に公園。
イオンにアリオにららぽーと。
UFOキャッチャー、カードゲーム、コインゲーム。
ディズニー、ジブリ、ヒカキン。
フォートナイトにスマブラ。
まどまぎ、フルバ、魔法科高校の劣等生に鬼滅の刃。
原宿、新大久保、動物園に水族館。
歩けばポケモンGOで、電車にのれば原神、車の移動中はKPOP。
BTS、TWICE、TXT。
BTSがこんなに人気になって親の気分まで味わっている。
書けばきりがないが、今まで触れてないものばかり。
ちょっとした時間にネットフリックスで好きな映画をみようと思うが、
脳みそが子育て&仕事疲れの状態なので、
何にも考えないでみれるものしかみなくなっていた。
韓ドラはみているだけで喜怒哀楽を味わえるので、本当によくできている。
ありがとう。
そんな状態が続いていたこともあり、
今まで自分が好きだったものが、なんだかわからなくなっていたのだけど、
この休暇中は、あらためて好きなものを探すようにいろいろ映画をみるようになった。
そういえば映画や音楽や漫画からの影響は大きかったことに気づいたのでした。
6.本屋に行く
本棚をみると、ビジネス書で埋め尽くされていた。
経営、マーケティング、自己啓発ばかり。
休職の私にはまったく興味がないものばかり。
よくこんなもの読んでたなと我に返る。
PDCA、KPIという単語に嫌悪感が隠せない。
なんとなく目についた昭和50年男という雑誌を手に取り、
昔を思い出す。
そして、王位争奪戦で止まっていたキン肉マンを
37巻以降、全巻購入して、脳みそを若かりし頃に整えてみた。
7.持ち物を断捨離した
本、洋服、靴下、下着、靴、書類、調味料、食器、保存食、家電、工具、キャンプ道具、古い規格のケーブル、タコ足、乾いたウエットティッシュなどすべて整理して、ほとんど処分してみた。ほとんどいらなかった。
結果、休めていなかった
結論ではないのだけど、仕事をしていた時と同じく、なんか忙しい。
あれもこれも、次から次へと状態。
やっかいなのは、何かしている時はすごく気分がいいのだけれど、
終わったあとに達成感と同時に次は何しようか?という脳の構造になっていることだ。
多動ではないのだけれど、脳みそが躁状態を欲してやまない。
何か終わるたびに、抑うつ状態が待っていいて、
仕事のようにエンドレスではないことばかりなので、このサイクルが早いのだ。
そういう意味では仕事は、僕を長らく躁状態にしてくれるものであった。
麻薬だなと気づく。
良い悪いではないのだけれど、これでは休職があまり意味をなさないという焦燥感につながり、うつが改善していかない。
自分の癖を知る
こういう癖が自分にあるのだとようやく理解・納得した。
何かしていたい、何かしなければならない。そういう心理状態。
これはプラスにもマイナスにもなる。
60%程度で取り組むのが良い。
この数字にどんな意味があるかはわからないが、
半分より少しだけプラスして物事に取り組む。
全力で休もうと思ってしまっていて
休むということ自体を何かわからない中でなんか違った方向だったよう。
仕事以外=休むだという妄想。
マインドフルネスにリラックスだけをもとめるような勘違い。
僕の場合の休むはどうやら違ったらしい。
そんな自分の癖らしき性格がようやくわかってきた
昼下がりでした。
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