思い込みや他人の言葉で惑わされない。という、お話

和尚と弟子の問答
和尚が弟子に「お前は今、出口のない檻の中にいる。ここからどう出る？」と尋ねます。
弟子は「出口がないから出られません」と答える。
すると和尚は弟子をそこから引っ張り出し、「ほら、出られた。出られないと思っているから出られなかったんだ」と言います。

この問答の意味は、ヘリクツを言えば解決するのではなく、自己の思い込みや固定観念が自分自身を制限していること、そして他人から「ここからは出られない」「出口がない」という暗示を受けて「無理だ」と思い込んでしまったり、他人の言葉によって選択をためらってしまうことを示しています。

弟子は「出口がないから出られない」と思い込み自ら可能性を閉ざしていましたが、和尚はその思い込みを打破したのです。