カフェで充電器を貸した話
カフェで作業していると知らないお兄さんに声をかけられた。端の端のそのまた端とはいえ、芸能界に所属している身。数少ないメディア出演を見てくれたのだろう。ありがたいことだ。最大限の感謝と愛情を会釈に込める。だがそんなお兄さんが発したのは予想外の一言だった。
「iPhoneの充電器貸してくれませんか?」
聞けば、携帯の充電が0パーセントになってしまい困っているとのこと。嫌な感じの人でもなかったし、なにより不意打ちの展開に動揺していた僕は「いいですよ!」と二つ返事で充電器の貸し出