hanna|おもいでを喰らう

話すよりずっと書く方が好き。学生時代の旅の記憶をまとめつつ、おひとりさまな日常を気まぐ…

hanna|おもいでを喰らう

話すよりずっと書く方が好き。学生時代の旅の記憶をまとめつつ、おひとりさまな日常を気まぐれに呟く(つもり)

マガジン

  • おでかけ

    お散歩以上旅行未満なお出かけの記録

  • 未完成旅行記(下書き)

    🇫🇮🇹🇭🇦🇪🇺🇸🇬🇧🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿🇪🇸🇫🇷🇧🇪🇳🇱🇦🇹🇩🇪🇵🇹🇩🇰🇸🇪🇭🇺🇨🇿🇬🇷🇮🇹🇻🇦🇲🇦🇲🇾🇰🇷(せかい23/196・にほん42/47) 非日常な世界に足を突っ込めば、平凡な日常をちょっとだけ好きになれるから。学生時代の旅の記憶をまとめ中...✈︎

  • ヨーロッパ1ヶ月滞在記

    2022年12月。ヨーロッパ8ヵ国を30日かけてまわった大旅行の記録。

  • モロッコほぼ一周旅

    2023年3月。モロッコほぼ一周旅の記録。

  • イタリア5都市周遊

    2023年2月。イタリア5都市周遊の記録。

最近の記事

春爛漫

花を見るために出かけられるなんて、いい季節。 街行く人の顔も心なしか明るく見える。無意識にでも、花を見上げて歩くからかもしれない。桜の名所まで行かずとも、街中でこんなにお花見が楽しめるんだから。 間違いなく、この国が一番美しくなる季節。そう思ってはまた一つ、自分が暮らすこの街が好きになる。 冬の厳しさと真夏の気怠さ、梅雨の憂鬱さがごちゃ混ぜになったみたいな春の空気はどことなくカオスで、それでいて驚くほど軽い。 今年もまたカメラをもって「お花見」へ。街中でも桜は楽しめる

    • バンコク経由ミュンヘン行き【ヨーロッパ1ヶ月滞在記#Prologue】

      2022年12月 ヨーロッパ1ヶ月滞在 - day0 就職活動を終え、単位も取り終わり。ひょんなことからバイトも辞め。 文字通り、何もやることがなくなった学生最後の半年間。 究極のモラトリアム期間をどう使おうかと贅沢な悩みを抱えていた私は、 周りの大人、人生の諸先輩方に、その贅沢な悩みをぶつけまくっていた。 「半年間、自由に使える時間があったら何します?」 ・・・ 大学を卒業する前にフルタイムで1年半くらい働いていたんだけど、 だからこそ身にしみる「何にも縛られな

      • 一人モロッコに取り残された日【モロッコほぼ一周旅#Epilogue】

        2023年3月 モロッコほぼ一周旅 - day6 最後まで完璧なモロッコ旅行だった。もう、どんなに満喫したかなんて私の語彙力じゃ表せないくらい、新鮮さに溢れた日々だった。 それなのに。 最後の最後で災難に遭いまくった私の話を少しだけ聞いてください (※写真無し) 災難① 搭乗拒否オンラインチェックインができない時点で少し怪しいと思っていた。 卒業旅行続き・就職目前にして金欠を極めていた私は、チケット代を少しでも抑えたい一心だった。いつもお世話になっている格安比較サ

        • 活気と熱気と商売気に圧倒された最終地【モロッコほぼ一周旅#4|Marrakech】

          2023年3月 モロッコほぼ一周旅 - day5 3月上旬にモロッコを訪れてから早いもので2ヶ月が経過した。学生最後のお休みを使い切っても書ききれなかったモロッコ旅行記、いよいよ最後の日。既に鮮明さが失われつつある記憶を引っ張り起こす。たった2ヶ月前なのに、楽しかったあの旅行がもう懐かしい。 朝ごはん実は結構記憶に残っている、モロッコでの朝ごはん。海外旅行はもっぱら節約旅、朝ごはんなんて軽く済ませることがほとんどだったので、毎日ちゃんとサーブされる朝食は存在自体が新鮮だっ

        マガジン

        • おでかけ
          1本
        • 未完成旅行記(下書き)
          0本
        • ヨーロッパ1ヶ月滞在記
          1本
        • モロッコほぼ一周旅
          6本
        • イタリア5都市周遊
          9本

        記事

          サハラ砂漠でラクダに乗って朝日を見た最高の思い出【モロッコほぼ一周旅#3|Merzouga】

          2023年3月 モロッコほぼ一周旅 - day4 アルジェリア国境にほど近い村・メルズーガに宿泊して、砂漠に向かう。ラクダに乗って砂漠で朝日を見る日が来るなんて。「最高の思い出」なんて、くさい言葉を使いたくなるくらい、最高だった日の話。 サハラ砂漠ではしゃぐアフリカ大陸の3分の1を占める世界最大の砂漠地帯。 初めての砂漠も、初めてのラクダも、朝日鑑賞も全てが楽しみだった。あまりに期待値が上がりすぎている実感があったので、前日に「鳥取砂丘の上位互換と思っておこう」なんて話

          サハラ砂漠でラクダに乗って朝日を見た最高の思い出【モロッコほぼ一周旅#3|Merzouga】

          迷宮の街フェズで本当に迷子になりかけた話【モロッコほぼ一周旅#2|Fez】

          2023年3月 モロッコほぼ一周旅 - day3 今日はいよいよ砂漠に向かって移動する。その前に、フェズを散策した日。 陶器工房の見学フェズ散策、の前にタジン鍋の工房に連れて行ってもらった。 タジン鍋の形になるまで↓ 色付けの過程も説明してもらった↓ タジン鍋作ってるところだけじゃなくて工房色々見せてもらった↓ 日本語が上手なスタッフさんに購買意欲をくすぐられ、小さいタジンを2つ購入。整いすぎていない手書きの模様が可愛い。一点物。 フェズ散策モロッコの古都へ、い

          迷宮の街フェズで本当に迷子になりかけた話【モロッコほぼ一周旅#2|Fez】

          青の街シャウエンの歩き方【モロッコほぼ一周旅#1|Chefchaouen】

          2023年3月 モロッコほぼ一周旅 - day2 太陽の光に照らされる青色は時間帯によってその見え方を変えるらしい。 そんな話を聞いて、日の出と共に起床。 この日は、半日シャウエンを散策した後、5時間くらいかけて次の都市に移動した。そんな忙しない(この旅の中では多分最ものんびりしていた)2日目の記録。 早朝のシャウエン散策まだ街は起きたばかり。テラス席で朝ごはんを食べる男性陣、学校に向かう子どもたち。女性よりも犬をよく見かけた朝のシャウエン。 昼間のシャウエン散策ホ

          青の街シャウエンの歩き方【モロッコほぼ一周旅#1|Chefchaouen】

          アブタビ経由カサブランカ行き【モロッコほぼ一周旅#Prologue】

          2023年3月 モロッコほぼ一周旅 - day1 友人が近くに住んでいる。そんな理由でなんとなく決めた、卒業前最後の海外旅行の行き先は北アフリカ・モロッコ。 HISのオプショナルツアーで行く完全お任せ旅。 だから、だったのかもしれない。旅行前お決まりの下調べはしてないし、現地在住の人が書くブログやテレビでたまたま見かける機会も少ない。強いて言うなら、前日に思い立って買った観光ガイドを機内でチラ見した程度。モロッコとはどんな国でどんな人が住んでいてどんな風景が広がっている

          アブタビ経由カサブランカ行き【モロッコほぼ一周旅#Prologue】

          初めての欠航、初めての延泊【イタリア5都市周遊#Epilogue】

          2023年2月 イタリア5都市周遊 - day7 行きと同じルフトハンザ航空で、フランクフルト経由で帰る。はずだった。 まさにカウンターでチェックインをしている途中で、まさかまさかのシステムダウン。 影響範囲は100万人と推測される、との噂も。そんな大混乱に巻き込まれた様子を備忘的に記録しておく。 ↓↓↓ 早朝にホテルを出る。 予定通りの時間に空港に到着。チェックインのために並んでいたら、途中で列が進まなくなった。どうやらシステムが落ちたらしい。それでも最初は手書き

          初めての欠航、初めての延泊【イタリア5都市周遊#Epilogue】

          ローマは一日にして成らず【イタリア5都市周遊#7|Rome】

          2023年2月 イタリア5都市周遊 - day6 今日は終日自由行動。予定より1時間ほど遅れてホテルを出る。とは言え9時半には街中を歩き始めていたので優秀なスタート。たった1日でローマを堪能しようなんて、なかなか無理がある。 なんたって写真映えする街。人が少ない朝のうちに、まとめてフォトスポットを巡る作戦。まずは「ローマの休日」で有名なあの階段があるスペイン広場へ。 立ち止まり禁止という噂を聞いていたけれど、それらしき警告は何もなく。狙い通り観光客も少なかったので、ちゃ

          ローマは一日にして成らず【イタリア5都市周遊#7|Rome】

          世界最小の国は丸ごと世界遺産【イタリア5都市周遊#6|Vatican】

          2023年2月 イタリア5都市周遊 - day5 バスで2時間、またまた爆睡している間にローマ市内に到着。ローマ観光の前に今日は、世界最小の独立国・バチカン市国へ。 手荷物検査を受けてバチカン美術館内へ。 中庭でシスティーナ礼拝堂の天井画・壁画についての説明を聞く。人、人、人。団体ツアー多め。パネルに対して人が多すぎて順番取りで揉めていた。イタリア語で言い合って絶対に相手はまだ納得してないのに日本語でさらっと説明を始めるガイドさん、非常にクールだった。笑 ぼけぼけのラ

          世界最小の国は丸ごと世界遺産【イタリア5都市周遊#6|Vatican】

          美しく死にゆく陸の孤島【イタリア5都市周遊#5|Civita di Bagnoregio】

          2023年2月 イタリア5都市周遊 - day5 まさかの5時起き、6時出発。この日はフィレンツェから2時間かけて天空の街「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」へ行って、その後さらに2時間かけてローマ市内に入るという怒涛のスケジュール。 早朝のバス移動なんて寝るしかない。ネックピロー持参で爆睡。舗装されていない道をガタガタと走るバスの振動に起こされた頃には、とんでもなく田舎にたどり着いていた。観光バスが入れないほど道が狭くなるので、シャトルバスに乗り換えて目的地に向かう。

          美しく死にゆく陸の孤島【イタリア5都市周遊#5|Civita di Bagnoregio】

          街は川(革)とパニーニと共に【イタリア5都市周遊#4|Florence】

          2023年2月 イタリア5都市周遊 - day4 日の出に遅れること30分、フィレンツェの街が一望できるミケランジェロ広場に到着。アルノ川の向こうに街のシンボルを堪能できる丘。最高のフォトスポットでひとしきりはしゃいだ後、市街地へ降りていく。 中心地への入り口に建つ、堂々としたネオゴシック様式の大聖堂。第一印象は「飛び出す絵本」。そのまま几帳面に折りたためそうなくらい、左右対称で細やかで角々しい。真正面から見ると本当に2Dみたい(乏しい感性)。 少し歩くと唐突に、フィレ

          街は川(革)とパニーニと共に【イタリア5都市周遊#4|Florence】

          偶然のカーニバルに浮かされて【イタリア5都市周遊#3|Venice】

          2023年2月 イタリア5都市周遊 - day3 レストランで朝ごはんを済ませて部屋に戻って身支度して、歯を磨きながら朝日を眺めつつ、なぜかイタリアでスピッツを聴いたあの朝をふと思い出す。 トロンケットという人工島から水上ボートで本島へ向かう。ヴェネツィア本島は上から見ると綺麗に魚の形をしているらしい。ほんとだ。 到着後すぐ、港からゴンドラに乗る。運河から乗り込むのかと思っていたら発着が港だったのでちょっとびっくり。海に出るには心許ない小舟でいざ出発。 ノリのいいゴン

          偶然のカーニバルに浮かされて【イタリア5都市周遊#3|Venice】

          ロミオとジュリエットの舞台、愛の街【イタリア5都市周遊#2|Verona】

          2023年2月 イタリア5都市周遊 - day2 ミラノからバスに揺られること2時間。ロミオとジュリエットの舞台として知られるヴェローナに到着。街ごと世界文化遺産に登録されているそうで、車窓から見える中世の街並みに心が躍る。 S字に流れるアディジェ川に囲まれる街全体が、観光客で溢れていた。ミラノとは全く異なる雰囲気に気分が高まる。細く伸びた路地の先に見えるブランド街の賑わいにつられて、早速ジェラートを購入。イタリアで初めてのジェラート。安定のピスタチオ。冬空の下で食べるに

          ロミオとジュリエットの舞台、愛の街【イタリア5都市周遊#2|Verona】

          ミラノ風リゾットに迎えられ【イタリア5都市周遊#1|Milano】

          2023年2月 イタリア5都市周遊 - day2 ホテルで初めてモーニングコールを取る。優雅にビッフェスタイルの朝食を楽しんでからホテルを出る。節約旅とは違う待遇にそわそわと。 朝日に照らされるミラノの街。道は広くて車線が多いのに車幅は狭くて交通量が多い。通勤ラッシュも相まって、どこか忙しない印象。都会。 バスを降りてスカラ座へ。世界三大劇場の一つ。という割に、劇場の前の広場は小さめな印象。唐突に街中に現れる、その控えめな存在感が可愛らしい。 朝日が眩しい。街はどこか

          ミラノ風リゾットに迎えられ【イタリア5都市周遊#1|Milano】