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世界最小の国は丸ごと世界遺産【イタリア5都市周遊#6|Vatican】
2023年2月 イタリア5都市周遊 - day5
バスで2時間、またまた爆睡している間にローマ市内に到着。ローマ観光の前に今日は、世界最小の独立国・バチカン市国へ。
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手荷物検査を受けてバチカン美術館内へ。
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中庭でシスティーナ礼拝堂の天井画・壁画についての説明を聞く。人、人、人。団体ツアー多め。パネルに対して人が多すぎて順番取りで揉めていた。イタリア語で言い合って絶対に相手はまだ納得してないのに日本語でさらっと説明を始めるガイドさん、非常にクールだった。笑
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ぼけぼけのラオコーン像。ちなみにフィレンツェで行ったウフィツィ美術館に置かれているコピーは右手が伸びているらしい。見たはずだけど、全然覚えてない。
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人の流れに押されるように順路を進んでいく。3Dみたいな天井フレスコ画、トンマーゾ・コンカ作。フレスコ画ってなんだって思ったのでメモ:
フレスコは、まず壁に漆喰を塗り、その漆喰がまだ「フレスコ(新鮮)」である状態で、つまり生乾きの間に水または石灰水で溶いた顔料で描く。やり直しが効かないため、高度な計画と技術力を必要とする。逆に、一旦乾くと水に浸けても滲まないことで保存に適した方法だった。失敗した場合は漆喰をかき落とし、やり直すほかはない。
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お次は高い丸天井が印象的な「円形の間」。めちゃくちゃ逆光の写真を見返して、天井から降り注いでいた陽の強さを知る。
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派手に装飾された天井と真っ直ぐ伸びる廊下が印象的な「地図の間」。16世紀に描かれたイタリア各地の地図のフレスコ画がその名前の由来だそう。
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そして最後に、ミケランジェロの天井画と「最後の審判」で有名なシスティーナ礼拝堂へ(写真撮影はNG)。ミケランジェロはまず天井にノアの方舟を描き始めたんだけどあまりに細かく描くものだから、もっと遠くから見てわかるように描けと言われて、だからそれより下の絵は細かさよりも大胆さが際立っているらしい。壁には新約聖書と旧約聖書が描かれている。うんざりするくらい聖書に触れておいて良かったと思うのはこんな時。
礼拝堂は思ったよりも天井が低くてコンパクトだなって第一印象。でも見ていくうちに、全く見飽きない画面の広さに圧倒される。上から下まで、右から左まで。見足りないと思いつつ、部屋を出る。人の波を抜けて外に出ると、夕暮れ時のサン・ピエトロ広場に迎えられる。
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ベルニーニは広場を、幅240メートルもある巨大な楕円形として完成させた。広場を取り囲んでいるのは4列に並べられた合計372本の石柱であり、柱の上には140体もの聖人像が広場に集まった人々を見守るように立ち並んでいる。(中略) 設計の時に描かれたスケッチを見ると、大きく腕を広げた人体に重ねて大聖堂と広場が描かれている。「サン・ピエトロは全ての教会の母なのであるから、母のように両腕を広げて受け入れることを表現した柱廊が望ましい」ベルニーニが何よりも重要視していたのは、世界中から救いを求めてサン・ピエトロ広場に集まる信者たちの心情であった。
広場を横目に、サン・ピエトロ大聖堂へ。名前の通り、初代ローマ皇帝「聖ペトロ」を祀る聖堂で、カトリックの総本山。
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あなたは岩である。この岩の上に私の教会をたてよう。死の力もこれに勝つことはできない。わたしは天の国の鍵を授ける。あなたが地上で縛るものは天でも縛られ、あなたが地上で解くものは天でも解かれるだろう。
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中学で勉強した聖書の知識をなんとか引っ張り出しつつ、中へ。入ってすぐ右手に見えるのがミケランジェロ作「ピエタ」。マリアが若々しく表現されているのが特徴らしい。
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これはミケランジェロ無名時代の作品で、マリアの肩に垂れている帯には署名がある。ミケランジェロの署名の中で現存しているのはこれだけだと。
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美しい天井に見入る。
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ドーム型屋根の真下にある、ベルニーニ設計の青銅製大天蓋(の上部)。この下にペトロは眠るのか。真相はいかに。
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サン・ピエトロ大聖堂の一番右側にある「聖年の扉」。この扉は25年に一度(元々は50年に一度だったけど便宜上25年周期になったらしい)開かれる。扉が開かれる「聖年」には大勢のカトリック信者がここを訪れて、天国への扉をくぐるとか。
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その大きさと華やかさを堪能してサン・ピエトロ大聖堂を後にする。
バチカン市国とローマ(イタリア)の国境に立つ、スイス人衛兵。目を引く彼らの制服はミケランジェロのデザインだそう。ピエロみたい。
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早くも明日は観光最終日。
To be continued…👟
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