アルコールと家族
今から書くことは、もしかしたらちょっと重くなってしまうかもしれないけど、
もしかしたら共感する人もいるかもと思って、書いてみることにした。
私の家族には、アルコールに依存していると言って差し支えない状態の人がいる。
小学生の頃から、よくそのことで喧嘩になっている様を目にしてきたし、
今まで長年、その人は頻度に差はあるものの週に1度くらい?はかなり酔った状態で帰宅してくるような状況だった。
子どもの私は、もちろん家族が喧嘩する様子を見るのが嫌だった。
さらに、今も変わらず特に嫌で恐怖を感じるのは、その人が深夜や明け方近くに泥酔して帰宅する際に立てる音だ。
いつ大きな音でドアが開くか分からない不安で睡眠が浅くなるし、
帰ってきたらきたで大きな声や歩く際の音など、不快な音が否が応でも耳に届く。
思えば、小さい頃から、喧嘩する声や酔った際の音などの聞きたくない音を少しでも遠ざけるために、指で耳に栓をするのが習慣だった。
そんな状況と共に育ってきたため、私は今もアルコールに対してあまり良い印象を抱いていない。
以前一度だけ会社の飲み会に参加した際には、基本的に楽しく話す人ばかりで良かったのだが、
それでも徐々に顔が赤くなっていき、普段の会社で見せる表情や声と変わっていく皆の様子を見ているとなんだか不安になった。
そして何杯もお酒をおかわりする皆を見て、それの中毒性の高さを改めて実感した。
今回こんなことを書いてみることにしたのは、近頃、前述した家族の、酒に対する依存が悪化してきている感じがあるからだ。
私や他の家族は、その人を病院で診てもらってほしいと前から思っていたが、
もしかしたらいよいよそれが実行されるかもしれない。
毎日不安な夜を過ごすのは精神的にも身体的にもきついので、病院で診てもらうことを含めてなんとかして今の状況が改善されたらと思っている。
テレビのニュースで、お酒と共に花見をする人々の様子を見る度、個人的に何となく複雑な気持ちになりながら、この頃を過ごしている。
読んでいただき、ありがとうございます。