【Twitterまとめ】「死にたい」の種類
「死にたい」という人にも、いくつかの種類があるんだろうなと私は思う。
自分自身も希死念慮に憑りつかれた時期が少しあったので、当時の心理状態は覚えている。人が「死にたい」という言葉を発するとき、本当のメッセージは『生きたい、死にたくない』という言葉ではないだろうか?なぜ逆の言葉を用いて発信するのか、どんな困難を抱えているか、真意を大事にしないといけない。
問題なのはもう一つの『他人からの関心と注目を得るために死ぬ死ぬ言う人』私の毒実母である。何か自分の気に入らないことがあると、自分の命で相手の罪悪感を刺激するように人質のごとく取扱って『私のいう事を聞いてくれないならば死ぬから』というメッセージを豪速球で頻繁に投げつけてくる人。毒実母がそんなんで、都合が悪くなると死にたいという人だった。実の親がメンヘラって、子供の立場からするとしんどさしかない。子供に依存してくるからだ。心理学で「親子の逆転現象」という名前がつけられるような状況がある。親が子のカウンセラーにさせられる日常。
お前のせいで私は今まさに死にたいのだ!!と罵られて責められる。子供はサンドバッグにされる。いや、これは親子に限らずいろんな人間関係で発生することだろう。恋人、友達、ネットの知らん人、配偶者、みんな自分の命を振りかざして「お前のせいで死ぬぞ」と声高に叫ぶ。勘弁してくれ。
毒実家と絶縁前には、本当に色んなことがあった。様々な経緯を経て、最後の最後に自分の実の母親に、またそうやって責められたのでハッキリと目を見て私は「死ねば?今すぐ。見てて上げるから早く死んで。全部見てるから。ほらそこに包丁があるから。」と答えた。
毒実母は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた。死ぬ気なんかないんだよ。本当に一切。毒実母は自分自身が何より一番大事で、自分が一番に扱われないことが気にくわなくて、自分の命を人質に取ってる。
私はそのまま話続けた。「あんたの命なんか私にとってそんな価値ないんだよ。いつもいつも都合が悪くなると死ぬと言うけど、ねぇ?何で死なないの?」
いつも機関銃のように人を罵る毒実母は、ぐぬぬとなって黙った。いつも私が困った顔をして黙ると、毒実母は勝ち誇った顔で私を睨みつけて少し笑っていた。この日は抜け殻のような顔をしていた。知るかよ勝手に死ね。
私は『自分の実の母親にそんな台詞を叫んだことの罪悪感』もそれと同時に持っていた。だからその葛藤を長く長く背負ってきたし、そこまで追い詰められていた自分の状況も深刻で、なにしろこんな関係は自分の人生には不要だと判断できて、絶縁する覚悟をどんどん固めていった。
「死にたい」という人にも色んな人がいる。
冒頭に書いたが、私自身産後の異常なストレスでおかしくなって(原因の大半が毒実母の暴言などの所業)、希死念慮に憑りつかれたことがある。鬱が進んでいくと毎日死のイメージに憑りつかれるが、人には話せない。話せば周囲を巻き込む罪悪感があるから絶対に話せなかった。毎日、一人で自分の葬式を想像していた。マンションのベランダから飛び降りる想像をしていた。私のような醜い家庭で育った、愛情とは何なのかを全く知らない人間が母親では我が子は可哀想だ、誰か他の健全な精神の人に育てて貰った方がきっとこの子は幸せになる。私は消えるべきだ。そういうのが、産後特有の希死念慮。当時の私を似たような、こんな感情を持った人は助けたいなぁと思う。人生の袋小路に迷い込んでしまっただけだから。
産前産後の事については後にこのnoteにまとめてあります。
私はその後、色んな助けを求めて専門家を頼り、カウンセリングを受けて、元凶となる実家からの距離をどんどん遠くして、いろんな本を読んで復活。日常的だった死にたさは消えた。今は厚かましいババァになる事が出来てきたところです。
そして、私の毒実母はほぼ境界性パーソナリティー障害に該当する気質だったと様々な知識を得る過程で気づいた。他人の注目を浴びたくて死ぬ死ぬいう、人格障害のタイプは空気で分かる。その輩の側に居ることがどれだけ苦痛か知ってる。
本当は生きたいのに、前に進む方向が分からなくなった時は、それが親しい人だったら一緒に立ち止まってあげたいなと思う。でもそこから抜け出すのは、自分の力でないといけないのも知ってる。見守る事しか出来ない。生きていくのは難しい時もたまにあるから、しんどいね。
「死にたい」という単語を吐き出す人の心理は、色んな種類がある。
自分の命を他人を支配するための脅迫に使う人を、残念ながら知っているから、私はまずその見極めをする。だからとても、冷たい態度をとって観察する。『この人の抱えている困難はいったい何なのか』から始めないといけない。
「死んじゃダメ!生きていればいいことがある!」
と答える人が多いと思うのだけれど。それ何の解決にもならないよ。「死にたい」には種類が、あるんです。私はここに書いた2つしか知らない。きっと他にもあるはずだ。世界のすべてを私は知らない。
反響の多かった自分のツイートを読みやすいよう、繋げてテキストとして残しています。(誤字脱字の修正と文章の微調整をしますのでオリジナルを改変しています。)
投げ銭を頂いたりしたら、嬉しさと興奮のあまりワタクシの鼻毛が伸びる速度が上がって大変な事になることでしょうね…。