最近気になるVtuberまとめ界隈の動き
以前の記事から期間が空いたが、新たにVtuberカテゴリのまとめ界隈で気になる動きが観測された。少々短いとは思うが、ここに残しておくことにする。
「巣窟試験運用中」管理人、カバー株式会社に誹謗中傷の内容について連絡か
半年前の記事にて触れていた「巣窟試験運用中 毎日0時更新」というブログがある。上記のサイトについて説明すると、以前自分が追いかけていた「Vtuberの巣窟」というアンチまとめを模倣したと思われるサイトだ。その特徴としては、定期的に記事をアップロードするのみでまったく関係のないコメント欄での会話がなされるという点がある。
しかし、上記のサイトはつい最近まで移住に失敗したと見て取れるほどにコメント数が少なく、ブログランキングも最下層であった。去年5月に設立されて以降その状態は続き、とくに注目する要素もない（あるとすれば自分の「ホロアン倶楽部」の記事を無断で複数回引用していることくらいの）サイトであった。ところが去年12月半ば、ある転機が訪れる。
上記は現在の「Vtuberの巣窟」の様子である。更新が停止され、幾日もの過去記事へと遡るように誹謗中傷が行われていた場所は完全に封印（？）されており、内容を確認することができない。それと同じくしてか複数人がとうとう「巣窟試験運用中」へと移住を試み、コメント数が爆増したのだ。そして今月初め、定期記事とは異なる内容が投稿されることになった。
欲を言えばもう少し泳がせて
脅迫や殺害予告などの刑事事件として
確実に警察が動けるコメを待ちたかったんですが
仕事が始まり時間が取れなくなったのと
開示に十分な量の誹謗中傷やデマを確保したので
一旦区切りることにします
どうやら以前上げた記事の予測通り、上記のサイトを運用していたのは「Vtuberの巣窟」とは関係の無い第三者であるようだ。そのうえでわざと誹謗中傷コメを収集するため、上記のサイトを用いていたようである。
内容を見る限り、ホロライブ及びホロメンに関する誹謗中傷が主な内容であり、それらを受けて以下のように書いている。
このデータから色々なことが分かったので
整理してカバー社に渡し判断は専門家にお任せします
カバー社から依頼があれば
警察に被害届を出すのも協力します
驚くことに、上記サイトの管理人はカバー社へと直接連絡を取り、おそらくばコメントの記録などを渡すに至ったとのことだ。個人的には、まさか巣窟を名乗るサイト主の方からカバー株式会社へと直接アポをとるとは予想もしなかった。
1年半前から記録していた内容が上記の記事である。それから時が経ち、「Vtuberの巣窟」そのものが完全に閉鎖されても、その影響は未だ色濃く残っており、今回の一件へと至ったのだと考えられる。件のサイトの管理人が一体どのような内容をどのような方法で連絡したかは不明だが、これを受けてカバー株式会社がまとめサイトや誹謗中傷について新たな動き・発表があるのか、特に注目していきたい。
「にじさんじ有ンチスレの真実」Vtuberカテゴリランキング1位へ
半年前、ちょうど「ホロアン倶楽部」の記事を発表したころからか活動していたアンチスレまとめ「にじさんじ有ンチスレの真実」が時を経てライブドアブログランキング、Vtuberカテゴリにて数日に渡り1位を獲得していることが判明した。
この要因としてはやはり「Vtuberの巣窟」の完全な閉鎖、及びその住民が行き場を失ったにもかかわらずなお消えない執念の影響が考えられるだろう。
とはいっても、ホロライブ・にじさんじの関係性は去年から激変したというほどでもなく、あくまでもこの根本原因となるのは「ファン」がどの方向に熱量を向けているかだろう。また上記二社だけではなく、株式会社Brave group率いるぶいすぽっ！の躍進により、ホロライブ・にじさんじ一対一ではない関係性も発達しており、もしかしたらそのことも今後のVtuber界隈を見つめる中で重要な役割をもたらすかもしれない。
日刊バーチャル消滅、ぶいちゅー部更新終了か、他多数の悪質まとめが更新を停止
去年3月、広範にまとめサイトについて観察した記事である。この中から「日刊バーチャル」が完全に消滅、「ぶいちゅー部」が更新頻度激減（今年の記事は0）、悪質まとめとして知られていた「まとめさん」「にじホロVtuberまとめ速報」が巣窟と同様に大手二社の記事を上げられない状態となった。
「日刊バーチャル」はどちらかというとにじさんじ多めのまとめサイトとして知られ、ここ数年非常に悪質な荒らしの被害にあっていた。そんな中去年9月半ばに突如としてサイト自体が完全に消滅。以前より問題となっていた掲示板の荒らしに対処できないこと・その対策を徹底できないことなどを原因に運営がストップされたようだ。比較的登録者数がそこまで多くないVTuberの話題等も扱っていたため残念がる人も散見されたが、荒らしを抑えきれなかったこと、扱う内容が偏っていたことなどに対して厳しい意見も発信されている。
「ぶいちゅー部」はホロライブファン交流の場として日刊バーチャルとともに知られていた。しかし、去年末からホロメンを憂う、あるいは休止に関する記事が目立つようになり、住民から非難の声が上がりつつもあった。現在は更新頻度が低下し、雑談スレも月ごとの更新ではなくなっている模様だ。現在もホロお正月CUP2024が開催されているが、特設記事等が設置される様子は無い。
「まとめさん」「にじホロVtuberまとめ速報」はどちらも悪質まとめとして知られ、「Vtuberの巣窟」亡き後しばらくの間ライブドアランキングやまとめのまとめなどで目立つほどに活動をしていた。どちらも悪質まとめと対立煽りの温床と化しており、おそらくば「Vtuberの巣窟」「Vtuberまとめ部！」が受けたであろうホロライブ・にじさんじ関連の記事を一切上げることができなくなる処置が為された。また、去年3月には未発見であったが、ライブドアランキングに掲載されている「ホロライブVIP」も同様の処置が為されたと見られ、現在は更新を停止している。
これら様々な立ち位置のまとめサイトが消滅した後も、それぞれに代わるサイトが台頭している。これについては去年と同様3月を目途に改めて記事にしようと考えている。
さいごに
雑多な内容をまとめてしまったが、冒頭の「巣窟試験運用中」の動向は気になるところである。ブログランキングは10位前後とそこまで目立たないものの、該当の記事を見る限りこれは管理人も意識しているようで潜伏することも作戦のうちなようだ。カバー株式会社に連絡をとったというのもどこまでが本当かつどこまで連携を取れているのか不明瞭だが、その際は是非とも公式から発表が欲しいところである。無論、こういった活動の結果悪質まとめや誹謗中傷の根絶へと繋がってくれれば喜ばしいことであろう。今後も注目していきたい。
また次回の更新がいつになるかは不明だが、公私共に時間が取れずそこまでの頻度ではないかと思われる。特に自分に知らせたい内容などは以下の質問箱かコメント欄に記載してくれると助かる。
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