(振り返り日記)3月のエッセイまとめ
この3月に綴ったその気持ちを、
できるだけ熟れたまま、枯らさずに持ち続けたい。
そう思ったなら、自分の書いたものを紐解きながら残すのが一番なような気がしています。
未来のわたしに宛てた、セルフライナーノートです。
たくさん読まれた記事
閲覧数(3月31日現在) 393
「寂しい」を、「寂しいだけ」と言って笑い飛ばそうとした、愚かな大人の物語。
そうして感傷を誤魔化し続ければ、傷つかなくてすんだかもしれない。
それでも、「思ったり感じたりした者の勝ちだ」「ナイーブな人たちが世界を美しする」ということを
これからも信じていれば、少なくともわたしは折れずに、生きてゆけるのではないでしょうか。
今とこれからのわたしが折り重なるエッセイを、たくさんの人に見ていただけて嬉しいです。
閲覧数(3月31日現在) 359
友達が、この病に感染したタイミングで書きました。
8月に感染したわたしが伝えなければいけないことがあったような気がしていたのだけれど、これはその一部。
ようやく、お話できるところまで歩んでこれました。
大事な人がひとり暮らししてる、って人には読んでもらえたらうれしいな。
そうしたらわたしが、ヨロヨロになりながら病院まで歩いたあの日を、少しだけ笑って許してあげられるような気がしています。
たくさんスキがついた記事
タイトル通りの物語で、特に何も捻りがない話なんですが、いまでも定期的にスキをいただけていて… ありがとうございます。
ほんとうにもう、語る内容が思いつかないくらいストレートな物語です。
怠惰なわたしから、手紙を書くところまでを紐解いた物語。
手紙ってさ、やっぱり違うよね。
ひとりでは絶対、こんな顔しないから。
わたしが思う、わたしらしい記事
ほんとね、たくさん食べて元気になれたら苦労しないのよ。
でも、たくさん食べないとその可能性すら薄くなるから、とりあえず食べるの。
もう食べたら100点じゃん。
元気にならなくても、そのまま昼寝してもいいよ。
わたしそのことね、ずっと覚えていたいんだ。
情景と思惑の、一歩先を詰めた物語。
エッセイから小説に、羽化する直前みたいな。(あくまで当社比)
これからのわたしが描く景色の、スタンダードのひとつになればいいな。と思ってます。
1番伝えたかったこと
今月はこれに尽きるかな。
愛する作家・鷺沢萠さんのオススメ作品について書かせてもらいました。
鷺沢さんが亡くなったのって、わたしが高校生の時だったんだけど
そのときの彼女の年齢に自分が追いついていることに、ぐっときてしまって。
ああ、わたしは35歳になっても、36歳になってもしぶとく生きて、言葉を紡ぎ続けたいな。って思って。
そしてわたしが言葉を紡いでいるあいだは、鷺沢さんの存在の欠片でも、この世界に残りますように。
こんなにも、自分の書いた作品を「読んで欲しい」と思ったことはない。
このエッセイだけ格別に、閲覧数が伸びるごとに強い幸福感がありました。
この感情、ずっと覚えていたい。
有料マガジンをはじめたこと
今年の目標のひとつだった"有料マガジン"を始めました。
もはや、なぜ有料マガジンを始めたかったのか覚えてないし、有料と無料の線引きってなんぞや?とも思っていて。
その線引きは、始めてみたらわかった。
ほんとうにもう、ごく自然と。
このエッセイの前半部分を書き終えて、物語は終わったんだけど。
後半部分は「有料にする」と決めて書きました。いつもだったら、絶対に書かないこと。友達にしか言わないこと。
これが、今後のわたしの指針になる線引きのひとつだったかなと思います。
書いた内容は、"火種になりそうなこと"で、わたしが普段大切にしている優しさと本音のバランスを、ガッと本音のほうに振り切っています。
線を引けたことで、自然と「無料で書ける範囲」も広がりました。
だって、「有料じゃないと書けないこと」以外は無料で書けるってことでしょ?
これは、本来なら書かなかったエッセイだけど、わたしの有料の定義からは外れたので、いつも通りのフリして書いてみました。
心情を濁さず書きたかったけど、必要なフェイクも多くて難しかった。
そのへんもバランスが取れた気がするので、わたしとしてひとつ成長できた物語かなと思います。
ピアノ日記
思いついたので、ピアノ以外の音色で何度か弾いてみました。
気に入った音色で、いくつか。
今日のピアノ日記はね、ピアノで弾くつもりだったんだけど。
なんだか、旋律がエレピだなあ。と思って。
今まで、音色を決める→弾く内容を考える。だったのが、
今日始めて、弾く内容を考える→音色を決める。ができたので、地味に嬉しかったです。
地味に嬉しい。なんと尊いことだろう。
(さいごに)
今月1番伝えたかった記事 "拝啓 鷺沢萠さま"から始め、
書くことのおもしろさを改めて噛み締め、
めずらしく小説をたくさん読んだ3月は、
えらそうな言い方をすれば、物書きとしてのわたしが大きく飛躍した1ヶ月だったと思います。
たくさんの話題や、書き方に挑戦しました。
今まで「どォせわたしにはできないよ〜」と思っていた幾つかを、乗り越えられた気がします。
まあそりゃあ、できないよね。やってないもんね。
やってみたら確固たる手応えで、「少しずつできるようになってゆく」という感覚がありました。
野菜が切れるようになって、フライパン買って、野菜炒めが作れる。みたいな。
いままで包丁をぶん回していただけだったのが、野菜炒めになったような気分です。
あと、この月末のまとめエッセイたちって、今まで執筆にものすご〜〜〜く時間がかかっていたんですが
今月はサクッと書けたのも嬉しかったです。
濃度を落とした、というわけではなく、慣れによる成長を感じています。
塩加減がわかった。みたいな。
最初はよくわからなくて、ちょっとずつ味付けして時間がかかっちゃったり、うっかり醤油を垂らしすぎちゃったりで失敗するからさ、料理って嫌いなんだけど。
慣れればまあ、そんなに絶望することないよね。ってはなし。
とても学びの多い3月でした。
この3月のこと、わたし忘れません。
2022年3月31日 まつなが
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