【プロのデザイナーに聞いてみた】 素人が”それっぽく”デザインするcanva術 (3)
わたしの名前は、ねる。
最近、”canva”を覚えて、フライヤーなどを作ったりしているデザインの素人。
デザインのことはよくわからないけれど、「読みやすくする」「言葉や商品を相手に届ける」という点では、エッセイと共通する部分もあって、なかなか面白いと気づいてしまったわたし。
調子に乗って、友達のバンドのフライヤーを作ってみました。
▼作ったときの話
▼友達のバンド(レトロリブラ)
▼前回作ったフライヤー
レトロリブラのメンバーの多くが参加している”山岡トモタケ&FLAMINGS”のワンマンライブで配る用。
その”レトロリブラ”が、CDリリースのためのライブを行うということで。
ということは、「コイツらのフライヤーを作ったら、自分や後輩のフライヤーも併せて配布できる」と気づいてしまったわたし!
いいよいいよ、そういうことなら作りましょう。君たちの新しいフライヤー。
そう、わたしには心強い後ろ盾(まゆさん)がいる。
今回は、お得意の「A4二つ折り」にして、そこに自分のフライヤーを挟み込んでしまおうと画策。
▼お得意の二つ折り。前回も、まゆさん監修
▼自分のフライヤー
今回のレトロリブラの新譜は、紙ジャケ。
A4の紙を折ってジャケットにする仕様にしたいんだよね……と依頼したところ、めちゃくちゃ素敵なイラストが届いた!(画像左側)
今回配布のフライヤーもA4なので、サイズを半分にしてそのまま貼り付けさせてもらって。
新しいアー写を撮ったとのことなので、それもぺたり。
レトロリブラを知らない人にもお届けしたいので、メンバーの名前と、新譜の情報を貼って。
▼表面の初稿はこんな感じ
まゆさんに教えてもらった「揃える」や「余白」を意識して、自分なりに揃えて配置してもらったら、いつもより良い感じにできた気がする!
▼今まで、まゆさんに教えてもらったこと
素人的にはね、現状でもだいぶ良い感じな気がするんだけど
これ以上、もっとよくする方法や、気をつける部分がわからないよ〜〜〜
助けて、まゆさん!!
スターバックスでお茶をしながら、スッと「見てください」と差し出したわたしに、まゆさんが教えてくれたことはコチラ▼
(1)すきまサイズを合わせる
情報量がそれほど多くなく、3分割の構成なので、(1)の2箇所の”すきまサイズ”を併せると◎
(2)まっすぐそろえる
ジャケット、リリース日が揃ってないので、ここを揃えると◎
(3)ここまで下げて揃える
ジャケット、曲名、Xアカウント名を同じラインに揃えると◎
(4)QRコードの位置
右揃えじゃなくて、アカウント名に対して中央揃えにすると◎
(5)ドットとカンマ、ドット+全角
これ前にも指摘してもらったのに……
同じ用途のとき、ドットとカンマは混在しない。
この場合は、ドットが正。
あと、数字と文字が詰まって見えるので、ドットを全角にすると◎
(6)名前だけ大きく
また、同じ枠で作ってしまった、名前とパート名……
これを別枠にわけて、名前だけ大きくすると◎
以上6点を修正したのがコチラ▼
パッと見ではあんまりわからないかな〜〜〜 提出しても「違いがわからん」って言われたりしたけれど、わたしは大満足! すごくスッキリした気がする。
ということで、まゆさんからの今回のアドバイスはコチラ▼
この4点は、気になることが多いそうで……
今日は、メッセージもいただいています。
「そこをきっちり理解しているだけで、”ちゃんとしてる”って思われる」
それこそ、わたしたちが知りたかった部分なのです〜〜〜ありがとう、まゆさん!
裏面については、前回と同じく「質問にメンバーが答える」形式にしたくって。
実は前回のフライヤーも、完成後にまゆさんにチェックしてもらっていて。「一面が真っ黒になっちゃって読みづらくなっちゃったよ〜」と泣きついたわたし。
ということで、実践してみた!
予算の兼ね合いもあって、できれば片面は白黒でいきたくて。
裏面は特に直すところ(というか、直せるところ)がナイんじゃないかな〜と思っていたんですが。
ありましたよ、直すところ!
▼まゆさんのアドバイスをいただいた後、完成稿
お気づきになりましたか?
意識したのはこちらのアドバイス▼
濃度を変えるだけで見やすくなる!
それは、文字以外も同じでした。
ということで、枠線の濃度だけを落としてみました。
これがね、すごく良くて
メンバー全員が文字を入れても、画面が真っ黒にならないし、白黒印刷でいけるし、本当に最高で。
「濃度」をテーマに1記事書いて、もう濃度マスターになっていたわたし……
これからはもっと、視野を広く持とうと決意。
▼過去のわたし
完成したフライヤーは、2024年5月現在:レトロリブラのライブ会場で配布しています。 配布終了。質問の内容を変えて、また配布できたらいいな……と、(わたしは)思っています。
▼完成した曲もぜひ聞いて
▼実はわたしも弾いています!
そして今回、”アルゴノート”のジャケットは、大学の後輩であるyamamotoが描いてます〜
合いそうだな、と思って紹介させてもらいました。
後輩という贔屓目なしに、かわいいイラスト描くひとなので、ぜひご贔屓に◎
かわいいんだけど毒っぽいというか、ポップだけどどこかダークというか
描くものぜんぶ好きなんだよね。
yamamotoのフライヤーも、レトロリブラのライブ会場で併せて配って……いたんですが、配布終了となりました。次回の配布物の準備中なので、楽しみにお待ちください。
以上!
今日は、「学んだことも実践してゆくことが難しいのがデザインである」の話でした。
最近、まゆさんのご指摘も「前聞いた〜〜〜」ってヤツばっかりなのに、自分では気づけなかったりする。まゆさんも「最初はそういうものだよ〜」って言ってくれるんだけど、繰り返せば気づけるようになってくるかな?
あと、最初にまゆさんに相談したとき「作って慣れるしかない」っていうのも言ってもらったんだけど、こんなわたしでも少しずつ慣れてきた気がする! 自分でも、”それっぽく”に近づいてきた気がして嬉しいです。
とにもかくにも、今回は事前に”まゆさんチェック”を入れられて、すご〜〜〜く安心でした!
「丁寧に作られたすべてのもの」に価値があると思う。
それは、「時間をかければ正解」という意味ではなく
時間をかければかけるほど、「考えているのか、考えているフリをしているのか」の線引きも難しくなるから。
短い時間で丁寧にできるのが、いちばん良いよね。
その丁寧さっていうのが、今回みたいな「バンドの制作物」ではすごくチカラになる。
「ちゃんとしたフライヤー」や「かわいいグッズ」っていうのは、音楽そのものではないけれど、絶対にバンドのチカラになる。
今回、そんなふうにお力添えができた気がして、とても嬉しいです。
何より、5/5のライブ会場で、みんながフライヤー読んでくれてたの!!
めっちゃ嬉しかった〜〜〜
オープンから、受付近くの椅子に見てましたよ!!
フライヤーって別になくてもいいんだけど
何より今回は、「来てくれた方への感謝のプレゼント」という気持ちだったから、あなたが読んでくれての完成だったのよ〜〜〜見届けられて幸せでした。
また、”伝えるお手伝い”をしたいな。
そして、自分の”伝える”も頑張りたい。
携わってくれたみなさまに感謝を
また会えますように!
2024年5月22日 ねる
▼まゆさんの「赤ペンシリーズ」まとめ
▼まゆさん
▼わたしへのおたよりなど
▼タロット屋さんやっています
▼内緒話は、メンバーシップで
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