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【プロのデザイナーに聞いてみた】 素人が”それっぽく”デザインするcanva術 (3)
わたしの名前は、ねる。
最近、”canva”を覚えて、フライヤーなどを作ったりしているデザインの素人。
デザインのことはよくわからないけれど、「読みやすくする」「言葉や商品を相手に届ける」という点では、エッセイと共通する部分もあって、なかなか面白いと気づいてしまったわたし。
調子に乗って、友達のバンドのフライヤーを作ってみました。
▼作ったときの話
▼友達のバンド(レトロリブラ)
◣◥◣◥◣ MV公開 ◥◣◥◣◥
— レトロリブラ (@retrolibra2021) March 23, 2022
1st single 【リブラ】
cast : はるかぜ @harukaze_no
監督 / 撮影 / 編集 : amano yasuhiro @hiro_57p https://t.co/ByfAPJngJm
▼前回作ったフライヤー
レトロリブラのメンバーの多くが参加している”山岡トモタケ&FLAMINGS”のワンマンライブで配る用。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138109408/picture_pc_96ffd298833b27d885a854da65f32b84.png?width=800)
主な発信媒体であるXをフォローして欲しいという気持ちを込めて
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138109413/picture_pc_20b5af0295751d72407c6a482d6185c9.png?width=800)
手書きのメッセージを載せました。
答えの部分は、モザイクかけてごめんね。
会場限定配布でした(現在は配布終了)
その”レトロリブラ”が、CDリリースのためのライブを行うということで。
ということは、「コイツらのフライヤーを作ったら、自分や後輩のフライヤーも併せて配布できる」と気づいてしまったわたし!
いいよいいよ、そういうことなら作りましょう。君たちの新しいフライヤー。
そう、わたしには心強い後ろ盾(まゆさん)がいる。
【まゆさん】(X,note)
フリーランスのDTP・エディトリアルデザイナー。
シンプルな暮らしで、心もおだやかに。
SNSでは、心やモノを手放す優しいヒントを発信しています。
「まゆさん、これも聞いていい?」「ちょっと頼らせてください」
そんな思いに、日程が空いていれば応えてくれ、LINEの質問にはすべて応答してくれる。懐が深い。けれども、どこか自分と似ている気配がする。
知り合って数ヶ月なのに、十年前から友達みたいに仲良くしてもらっている、わたしの自慢の友達!!
今回は、お得意の「A4二つ折り」にして、そこに自分のフライヤーを挟み込んでしまおうと画策。
▼お得意の二つ折り。前回も、まゆさん監修
▼自分のフライヤー
今回のレトロリブラの新譜は、紙ジャケ。
A4の紙を折ってジャケットにする仕様にしたいんだよね……と依頼したところ、めちゃくちゃ素敵なイラストが届いた!(画像左側)
今回配布のフライヤーもA4なので、サイズを半分にしてそのまま貼り付けさせてもらって。
新しいアー写を撮ったとのことなので、それもぺたり。
レトロリブラを知らない人にもお届けしたいので、メンバーの名前と、新譜の情報を貼って。
▼表面の初稿はこんな感じ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138109448/picture_pc_06053e8882fc1ae8843ebb61fb5e23bb.png?width=800)
気がする!
まゆさんに教えてもらった「揃える」や「余白」を意識して、自分なりに揃えて配置してもらったら、いつもより良い感じにできた気がする!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138109930/picture_pc_cc2575e0f9a6888912ebe5984074751d.png?width=800)
真ん中もガイドを引いて、リリース日や曲名の縦も揃えて…
▼今まで、まゆさんに教えてもらったこと
![](https://assets.st-note.com/img/1715100496219-EvVCMirOFJ.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1715100513637-o8MiiG8OHx.png?width=800)
素人的にはね、現状でもだいぶ良い感じな気がするんだけど
これ以上、もっとよくする方法や、気をつける部分がわからないよ〜〜〜
助けて、まゆさん!!
スターバックスでお茶をしながら、スッと「見てください」と差し出したわたしに、まゆさんが教えてくれたことはコチラ▼
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141175776/picture_pc_6431c2e663fef5ea9f3b949f659ddd29.png?width=800)
(1)すきまサイズを合わせる
情報量がそれほど多くなく、3分割の構成なので、(1)の2箇所の”すきまサイズ”を併せると◎
(2)まっすぐそろえる
ジャケット、リリース日が揃ってないので、ここを揃えると◎
(3)ここまで下げて揃える
ジャケット、曲名、Xアカウント名を同じラインに揃えると◎
(4)QRコードの位置
右揃えじゃなくて、アカウント名に対して中央揃えにすると◎
(5)ドットとカンマ、ドット+全角
これ前にも指摘してもらったのに……
同じ用途のとき、ドットとカンマは混在しない。
この場合は、ドットが正。
あと、数字と文字が詰まって見えるので、ドットを全角にすると◎
(ドット半角)1.アルゴノート
(ドット全角)1.アルゴノート
(6)名前だけ大きく
また、同じ枠で作ってしまった、名前とパート名……
これを別枠にわけて、名前だけ大きくすると◎
以上6点を修正したのがコチラ▼
![](https://assets.st-note.com/img/1716128263922-c2sEkMYlrf.png?width=800)
パッと見ではあんまりわからないかな〜〜〜 提出しても「違いがわからん」って言われたりしたけれど、わたしは大満足! すごくスッキリした気がする。
ということで、まゆさんからの今回のアドバイスはコチラ▼
![](https://assets.st-note.com/img/1716356647045-8EPCydGFKv.png?width=800)
この4点は、気になることが多いそうで……
今日は、メッセージもいただいています。
オンラインセミナーに参加する機会が多いのですが、
そこでいつも気になる主たるものが下記の4つ。
決して不正解というわけではないけれど、
書籍や文字を扱う現場では、半角と全角の混在問題はシビアにみられる。
裏を返せば、そこをきっちり理解しているだけで
「ちゃんとしてる」って思われること間違いなし!
この4つはほんとうに多くて、
資料がせっかく綺麗に出来ているのに
「ああ…ここ半角になってるのなんでだろう、残念だな」
って思ってしまうことが多々あって……
フォントによっては、パッと見で気づけないこともあるけど、
よく見てみると、違和感を感じるはずです。
「そこをきっちり理解しているだけで、”ちゃんとしてる”って思われる」
それこそ、わたしたちが知りたかった部分なのです〜〜〜ありがとう、まゆさん!
裏面については、前回と同じく「質問にメンバーが答える」形式にしたくって。
実は前回のフライヤーも、完成後にまゆさんにチェックしてもらっていて。「一面が真っ黒になっちゃって読みづらくなっちゃったよ〜」と泣きついたわたし。
▼まゆさんの”読みやすさアップ”のアドバイス
(1)質問を何かで囲むと◎
(2)ひとりずつの解答欄を、枠で区切ると◎
ということで、実践してみた!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138110209/picture_pc_83a4e4d5e11a1e51c53715499d713681.png?width=800)
予算の兼ね合いもあって、できれば片面は白黒でいきたくて。
裏面は特に直すところ(というか、直せるところ)がナイんじゃないかな〜と思っていたんですが。
ありましたよ、直すところ!
▼まゆさんのアドバイスをいただいた後、完成稿
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138110223/picture_pc_edee51bcbc1f215c63827773a6786b4e.png?width=800)
お気づきになりましたか?
意識したのはこちらのアドバイス▼
![](https://assets.st-note.com/img/1715101683636-qizGtfc98Y.png?width=800)
濃度を変えるだけで見やすくなる!
それは、文字以外も同じでした。
ということで、枠線の濃度だけを落としてみました。
これがね、すごく良くて
メンバー全員が文字を入れても、画面が真っ黒にならないし、白黒印刷でいけるし、本当に最高で。
「濃度」をテーマに1記事書いて、もう濃度マスターになっていたわたし……
これからはもっと、視野を広く持とうと決意。
▼過去のわたし
完成したフライヤーは、2024年5月現在:レトロリブラのライブ会場で配布しています。 配布終了。質問の内容を変えて、また配布できたらいいな……と、(わたしは)思っています。
▼完成した曲もぜひ聞いて
▼実はわたしも弾いています!
【アルゴノートe.p.】リリースおめでとうございます🎉🎊
— 松永ねる (@hangloose_5) May 4, 2024
「アルゴノート」のピアノを除く、すべての鍵盤を担当させていただきました。
信じて、任せてくれてありがとう🙌
この曲と歌が遠くまで届くことを願って弾きました。
「アルゴノート」のピアノは親友が弾いているので、そちらもお楽しみに😉 https://t.co/wfKLZInjLJ
そして今回、”アルゴノート”のジャケットは、大学の後輩であるyamamotoが描いてます〜
合いそうだな、と思って紹介させてもらいました。
レトロリブラ1st e.p. 『アルゴノート』 release live【アームストロングの地平線】
— yamamoto (@yamamotosaan) May 5, 2024
観てきました!
全バンド良かったし、「ライブ」って感じを味わえて勝手にエモい気持ちになってました。
バンドっていいなぁ。
この作品・ライブに関われて良かったです。
いい1日でした!!@retrolibra2021 pic.twitter.com/niqrj8kMnM
後輩という贔屓目なしに、かわいいイラスト描くひとなので、ぜひご贔屓に◎
かわいいんだけど毒っぽいというか、ポップだけどどこかダークというか
描くものぜんぶ好きなんだよね。
yamamotoのフライヤーも、レトロリブラのライブ会場で併せて配って……いたんですが、配布終了となりました。次回の配布物の準備中なので、楽しみにお待ちください。
以上!
今日は、「学んだことも実践してゆくことが難しいのがデザインである」の話でした。
最近、まゆさんのご指摘も「前聞いた〜〜〜」ってヤツばっかりなのに、自分では気づけなかったりする。まゆさんも「最初はそういうものだよ〜」って言ってくれるんだけど、繰り返せば気づけるようになってくるかな?
あと、最初にまゆさんに相談したとき「作って慣れるしかない」っていうのも言ってもらったんだけど、こんなわたしでも少しずつ慣れてきた気がする! 自分でも、”それっぽく”に近づいてきた気がして嬉しいです。
とにもかくにも、今回は事前に”まゆさんチェック”を入れられて、すご〜〜〜く安心でした!
「丁寧に作られたすべてのもの」に価値があると思う。
それは、「時間をかければ正解」という意味ではなく
時間をかければかけるほど、「考えているのか、考えているフリをしているのか」の線引きも難しくなるから。
短い時間で丁寧にできるのが、いちばん良いよね。
その丁寧さっていうのが、今回みたいな「バンドの制作物」ではすごくチカラになる。
「ちゃんとしたフライヤー」や「かわいいグッズ」っていうのは、音楽そのものではないけれど、絶対にバンドのチカラになる。
今回、そんなふうにお力添えができた気がして、とても嬉しいです。
何より、5/5のライブ会場で、みんながフライヤー読んでくれてたの!!
めっちゃ嬉しかった〜〜〜
オープンから、受付近くの椅子に見てましたよ!!
フライヤーって別になくてもいいんだけど
何より今回は、「来てくれた方への感謝のプレゼント」という気持ちだったから、あなたが読んでくれての完成だったのよ〜〜〜見届けられて幸せでした。
また、”伝えるお手伝い”をしたいな。
そして、自分の”伝える”も頑張りたい。
携わってくれたみなさまに感謝を
また会えますように!
2024年5月22日 ねる
▼まゆさんの「赤ペンシリーズ」まとめ
▼まゆさん
少しずつ変わることができているのは、人間関係と環境のおかげもあるけれど、頑張れてる理由はもうひとつある。周りの人からの「頑張ってるね」「自分も頑張ろうって思える」「変わってきたね」という言葉でもっと前に進もうと気持ちが湧いてくる。嬉しいという気持ちはきっと自分の原動力になるよ。
— まゆ|手ばなす勇気で引き寄せる (@petrich__or) May 2, 2024
▼わたしへのおたよりなど
▼タロット屋さんやっています
▼内緒話は、メンバーシップで
スタバに行きます。500円以上のサポートで、ご希望の方には郵便でお手紙のお届けも◎