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洗濯とティッシュ

松永爆睡(水墨画風のイントネーションで読んで欲しい)の二つ名を持つわたしだけれど
最近は、ほんとうによく寝る。

仕事から帰って、といっても
働いている時間は、7時間前後くらいなので全然長くない。
長くないのに、帰ってきたらもう全然だめで
それって眠いだけなのか、頭痛なのか、持病なのか、やる気が起きないだけなのかもうわからない。
とにかく少し休んで、ばんごはんを食べて
そうしたらもう動けない。
少しソファーに沈もうとかいうレベルじゃなくて、ベッドに倒れている。
そして朝。

何もしないで眠った日は、朝5時くらいに目覚ましを鳴らすようにしている。
ストレッチをして、お風呂に入って、ピアノを弾いてエッセイを書いてから出社する。

合間に、時間があったら家事をする。
掃除と、洗濯。

今日は時間がなさそうだし、なんだか身体が重たい。
洗濯は今晩かなァ。
でも、今晩もどうせ寝ちゃうんだろうなあ。
じゃあ、明日の朝かなあ、なんて思いながら洗濯カゴを覗いたら、なんだかたくさん入っていた。

前に洗濯をしたのは一昨日の夜だから、そんなにたくさん入っているわけがない。
わかっている。
でも、多く見える。
なんだか、溢れている。

そしてわたしは、少し悩む。

結局のところ、どちらでもいいのだと思う。
洗濯は、してもしなくてもいい。というところに帰着したい。

わたしは、洗濯をするほうを選んだ。
それってある意味では立派だけれど、
時間がないのに無理をしたとか、自分を甘やかすことに失敗した。とか、そういう見方もできる。

だから、どっちでもいいんだと思う。

たぶん、晴れやかな気持ちで決断できることが大切なんだと思う。

「よっしゃやっちゃお!」とか
「い〜〜〜や、サボろう! 頑張れ未来のワタシ!」とか
笑って決められたなら、それがいちばんいいと思う。

結局、干す時間がなくなっても
「うっひょ〜やっちまった」と思うのか
「また同じ過ちを繰り返した…もうやだ」と唇を噛むのか
ああ、わたしはまぬけな前者を選びたい。
選びたいのに、自分への期待が抜けなくて、
落ち込んで、ばかだなあ。と思う。

ばかだなあ、ということを考えてる。
日常の悩みが、つらつらと重なるような、最近はそんな日々だった。
それこそ、箱に入ったティッシュみたいに、何枚も何枚も重なって、ぎっしりと詰まってしまった。

ああ、すべてのティッシュを部屋にぶちまけたい。

問題なんて解決しなくていい。
解決しようと行動できるような
または、解決しなくとも生きていけるような
強さと、やさしさをください。

ください、というのは勝手なので
手に入れたい、と思っていたことを覚えて、今日は眠ってください。
どうか「強くも、やさしくもなれなくて」と落ち込まないでください。
なんで落ち込むのはそんなに得意なんだよ、びっくりするわ。

でも、本当にダメになったらさ
すべてのティッシュを、部屋にぶちまけていいよ。

「ホリー・ガーデン」の果歩ちゃんは、バスルームにお皿を割るでしょう?
あれはさ、やると片付けが大変だから。

ティッシュくらいなら、いいよね?




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