見出し画像

変わるも変わらぬも流れゆく

おじ(と呼んでいる人)が、下北沢でライブをするので、見に行ってきた。

向井秀徳さんのオープニングアクト!だったので、向井さんファンの連れを誘って
あなたが好きなひとと、わたしが好きなひとを一緒に見られる特別な夜。

会場は、下北沢のベースメントバーってとこらしいんだけど、どこだろう。
と思って調べてみたら、昔よくよく通っていた下北沢251のちょっと先で
ていうことはあれですね!
下北沢のスターバックス
ヒミツの隠れ家
代沢5丁目点の近くじゃないですか!

ここは、スターバックスリザーブのお店で
エッセイ書くつもりじゃなかったから、ゼンゼン写真とか撮らなくってアレなんですけれど
コーヒーは、お豆の種類から、淹れ方まで選ぶことができる
大変贅沢な空間なのです。
コーヒー好きは、ぜひ行って欲しい。

パニーニ?パン?
サンドイッチ的なアレを食べたのだけれど
めっっっちゃ美味しかった!!

わたしも、コーヒー好きの友達に教えてもらいました。

この世の中には、コーヒーもケーキも安くて美味しいものが多くて
わたしはコンビニのコーヒーも大好きだし
くら寿司のケーキだって最高だと思うのだけれど

なんだか、大切にしてもらえている。そういう気分だった
そしてわたしはいま
この時間を、大切にしている。と思えた。

調子に乗って、
コーヒーおかわりしてケーキも食べた

平等な時間の中に訪れる”特別”を
わたしはここに、また買いにくると思う。

美味しくて贅沢で、ぺらぺらいろんなことをしゃべっちゃうね。
前に友達と来たときも、そうだった。

それからベースメントバーでライブを見た
その感想はまた別途書きたいのだけれど

わたしはライブハウスで、もう一生分の時間を過ごしてしまったと思うのだけれど(6,7年くらい働いていたから)
好きだった、と何度も思い出す。
絶対にもう一度働きたいとは思わないけれど
ライブを見ているひとの
証明が少し当たった青白いような、その横顔を
見ているのが、好きだったなァ。と
今日は、そんなことを思い出したりね。

楽しくてビールを飲んでしまい(ほんとうは飲めない)
すごく良い気分だったので、帰りはここ。
下北沢といえばここ。
隣を通ると、なかなか素通りできない。

餃子の王将

一生推す
すでにまた食べたい気持ち

わたし、好きな食べ物を列挙してゆくと、早い段階で餃子って出てくる。
餃子好き
久々に食べたけど、やっぱり王将美味すぎる

ふたりで、餃子一人前(6こ)、カニ玉、中華丼、ビールを頼んだんだけど
これで2000円とかだった。
バグ??安すぎて驚いた

そりゃあ、大学生のころ通うわけだよな〜〜〜
王将で、おなかいっぱい食べさせてもらったな。

王将は、なぜか知り合いがちらほら働いていて
「むかし君と仲良かったバンドの犬顔のベースの子も、王将で働いてたよ」って言われた。
ぜんぜん思い出せないんだけど、心当たりがあったら教えてください。
そもそも王将に通ってたあのころは、友達なんてほとんどいなかったわ。
とんがってたから。

ごちゃごちゃ言いながら、ふたりで下北沢の南口を歩いた。
もう、南口改札ってなくて、ミスタードーナツの角を曲がって駅に向かった。
ミスタードーナツまだあるの、すごくない?
一時期、店舗数かなり減ったよね。

これは2017年の下北沢南口
iPhoneの写真を「下北沢」で調べたら出てきた

むかしは何があったかとか、
それほどは覚えていないし
下北沢のあの地上改札も、踏切も、もう記憶の彼方だし
そういえばむかし、駅前にドトールあったよね。
なんて言ったら、さすがに年齢がバレる的な、あれ相当むかしの話だよね?

「下北も変わったな〜」と連れは言っていて
たしかに駅とか、駅前とか、オシャレなあれこれが出現して、変わった気がするけれど
南口の、この雑多さっていうか、その染み付いた街の匂いみたいなやつは
わたしは、変わらないと思った。

まだ、会える気がする。

この街で
18歳のアタシに、22歳のアタシに、
26歳のアタシには、北口のほうで会えるだろうか。

でも、18歳の君とか、22歳の君にはもう会えない気がして
そうやって変わってゆくべきだし、会いたくないとも思った。
それでもこの街は、ぜんぶ覚えてくれているような気がして
君がこの南口を歩いたら、きっと18歳の君に会えるんだと思う。

変わっているものも、変わらないものもあって
それは下北沢に限らず、人生とは、日々とはそういうもので
きちんと、この街に住んでいた友達は、もういない。

でも、今日は下北沢で過ごした数々の時間と
出会った人のことを思い出しながら、歩いて帰ってきた。

美味しいコーヒーを飲んで
調子に乗ってケーキを食べて
良い音を浴びて
(音を浴びる感銘を思い出した。音は振動で、振動は空気で伝わるということ)
たくさん食べて
たくさん歩いて
たくさん話した

これもまた、
わたしたちの大切な
いつか思い出して「ありゃあ良い夏だったね」って言っちゃうような
そういうふうに言いたいと思える、愛おしい夜だった。



この日の夜の出来事



この記事が参加している募集

今こんな気分

スタバに行きます。500円以上のサポートで、ご希望の方には郵便でお手紙のお届けも◎