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永遠の命
何でこんなテーマを手掛けたかというと、永遠の命があながち夢物語でもなくなってきたからなんです。
週刊誌の記事なので話半分なのかもしれませんが…
この技術によると、寿命そのものを延ばすのは難しい。
しかし老化細胞を除去することで、人生最後まで元気に過ごせるようになる。
いわゆる「ピンピンコロリ」を人為的に作り出すことが出来るようになるわけです。
社会に与える影響
もし、すべての国民が不老の恩恵にあずかることが出来たら社会的にどう影響するのか。
まず不健康な人が減りますから、医療費が一気に削減できそうです。
と同時に、生涯現役でいられますから、定年制度の見直しだとか、老齢年金の制度そのものがなくなるかもしれません。
「老後」という概念そのものがなくなるわけですから。
言い方は悪いですが、死ぬまで働かされることに。
息を抜く暇もありません。
それでは世知辛いので、せめて月単位の長期休暇を制度化したいもんです。
社会制度に関する考察はこのくらいにして…
永遠の苦しみ
元気に過ごせる期間がぐっと長くなれば、新しい物事にチャレンジする年齢の閾値もぐっと上がりそう。
では仮に自分自身がこの技術の恩恵にあずかれたとして、サッカーに関する諸々のわだかまりは、果たして雲散霧消するのか?
(自分は現在障害を抱えておりますが、それはないものと仮定します)
それは何とも言えません。
サッカーの実力がぐんと伸びる時期、
いわゆるゴールデンエイジが今と変わらないとしたら。
わだかまりの根本的な原因も今と変わらない。
ましてや永遠の命なんてものが現実になったら。
命は永遠だ。
でもサッカーが上手くなれるかどうかは未成年のうちに決まる。
その機会を逃したものは、未来永劫コンプレックスを抱えて生きていかなければならない。
もちろん、気の遠くなる長い時間を生き抜いていくうちに、徐々に価値観が変わってくる可能性は否定しません。
でも、それまで待てずに、最悪な選択をしてしまいそうな気がする。
銀河鉄道999でも、永遠の命を持ちながら未来を悲観して自ら命を絶つ機械人間がいましたが、それと同じことが我が身に起きそうな気がする。
本当に欲しいのは、ゴールデンエイジを延ばす技術。
「50からサッカー始めました!」なんてのが当たり前になったら素敵じゃないですか。
それこそ100歳まで現役のサッカー選手が出たっておかしくない。
必要なのは永遠の命ではなく、永遠のチャンスなんだと思う。
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