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【学級経営】「学びの集団」づくりのために意識したいこと。

3月に入り、来年度が少しずつ意識されてきたJUNです!

根本が心配性なので変化は苦手なタイプ。しかし、逆に言うと準備さえしておけば安心できるとも言えます。

本日は、そんな準備の話題。

先生方にとってみたら、4月は気の抜けない時期だと思います。やはり、何事もスタートは肝心ということで、学級を安定させるために試行錯誤することでしょう。

前文と矛盾するかもしれませんが、どれだけ準備をしておいても計画通りにいかないのも人生のおもしろさ。しかしながら、集団での「学び」の効率を上げるためにはぜひとも意識したいポイントをまとめましたので、読んでいただき、方針を決める助けとしていただけたら幸いです。

▶【学びの集団づくり】~マインドセット~

毎度懲りずにマインドセットは、主張し続けているので説明は不要だとは思いますが、懲りずに説明します。

大切なことは、ずばり、

「頑張れば成績は向上する。」

と、自分を信じることなのです!

もしも、「頑張っても無駄。」と頑なに信じている子どもさんと出会ったのであれば、気持ちのもち方から変えてもらいましょう。「言うのは簡単だよね。」と思われるかもしれません。僕も一応教師なので、マインドを変えることの難しさは心得ているつもりです。

しかし、4月はチャンスなのです!! だって新しいスタートだから!!

「4月」ということを存分にアピールして、「変わりたい!」という子どもの奥底に眠っている気持ちを刺激しまくりましょう!!

▶【学びの集団づくり】~「集中」体験をする~

集団で学ぶことにはメリット、デメリットの両面が存在します。メリットとしては、「多様な考え方に触れることができる。」ことが上げられるのですが、これは、

「『自分の考えをもつことができた前提』のメリット。」

なのです。

課題に対して自分の考えをもつことなく、友達の意見ばかり聞いているのでは、集団で学ぶことのメリットを活かしきれていないと言っても良いでしょう。

さらに集団がデメリットとなり得ることもあります。それは、

「集中が途切れてしまう。」

ことにあります。

学習効果を上げるには、やはり「集中する」ことは欠かせません。方法としては、時間を区切るとか、タイマーをセットして自分にほどよいプレッシャーをかけたりする方法があるのですが、何よりも「課題に向かおう。」としなければなりません。

しかし、集団が大きくなるにつれて周囲のざわつきも大きくなってしまうのも事実。意図しない何かしらの働きかけにより、集中状態は簡単に途切れてしまうのです。だからこそ、

「集中できる集団づくり。」

を心がけないといけません。

子どもたちの学習も集団の雰囲気にかなり左右されます。逆に言うと、

「集団でも「集中状態」を意識できれば、『集中集団』となることができる。」

とも言えるのです。

ちなみに、望ましい集中環境は「無音」です。強いていえば、川のせせらぎや風が吹き抜ける音などの自然音はセーフです。しかし、音楽や人の話し声は、集中をと切らせてしまいますので注意しましょう。

▶【学びの集団づくり】~「自分」と向き合う~

さて、「学びの集団」をつくるためのポイント3つ目は、

「『できない。』を自覚する。」

ということです。

一見「マインドセット」と矛盾するような気もしますが、落ち着いて聞いてください。ここでのポイントは、

「今はまだできないんだけど、必ず練習すればできるようになる。」

と、マインドセットすることです。

何かしらできないことがあると、「恥ずかしい。」と感じたり「できない。」と決めつけてしまうことがありますが、その「できない思考」に辿り着く前に「どれだけ練習をしてきたのか。」という視点をねじ込んであげることが大切なのです。

「できない。」と思い込んでいる子どもあるあるで、

「特段行動していないにもかかわらず『自分はできない。』」

と言い聞かせているお子さんがいます。

そりゃそうだ!という話ですよね。もっと突っ込んんで話を聞いてくと、「できない。」もではなく、「やりたくない。」とか、「めんどくさい。」という結論に行きつく場合もしばしば。

その消極的な思いを「どうせやってもできない。」という考え方に塗り替えて諦めてしまっているという場合も大ありなのです。

だからこそ、ここは大人の出番。

「それは、『できない。』のではなく、『練習をしていない』だけ。」

と、気づかせてあげましょう。

そして、「低い停滞状態」から、少しでも「上昇志向」に転じられるよう「行動する後姿を見守ってあげる。」ことが大切なのです!!

▶まとめ。

本記事では、「学びの集団をつくる!」という内容をまとました。

何度も繰り返しますが、「4月」が絶好のチャンス。「初対面」、「新しい環境」が、「変化」のチャンスなのです!!

もちろん、子どもが「変わりたい!」と思っているのであれば、こんなに早い話はありません。しかし、「変わりたい!」をうまく表現できない場合もあるはずです。

だからこそ、人生経験豊富な大人が人肌脱いで、「変わりたい!」と思う気持ちを前面に出すことができるよう手助けをしていきましょう。

そして変化しつつある「集団」が、さらに残りの子どもたちをけん引し、いつしか「学びの集団」へ変貌していくのです!!

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