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【メンタル】メンタルの安定に必要不可欠な「コントロール感」とは

1年前と比べたら、格段に心の安定レベルが上がったJUNです。

数年前は、「ついに退職か!」というところまで精神的には追い詰められましたが、何とか乗り切った模様。

本日は、そんな話題。

その乗り切った要因を自分なりに分析してみると、必ず着地するのは、「自分をコントロールする術を知ったから!!」という結論に行きつきます。

そんな結論のもとになった内容を書いていきたいと思いますので、自分の「働き方」を振り返りながら読んでみて下さいね。


▼半端ない「適応力」

そもそも論なのですが、僕たち人間は、半端ない「環境適応能力」をもっています。

もちろん、新しい環境では多かれ少なかれ「ストレス」を感じます。しかし、その「ストレス」が悪者なのかと言えば、一概にそうとも言えない。

「ストレス」とは、人間が生き抜いていく上で、欠かせないものなのです。っと「ストレス」の話題を書いていくと、また一記事書いてしまいそうなので、本題に戻します。

人間は、「ストレス」を感じながらも何とかその環境に馴染んでいき、馴染むと共に「ストレス」を減らしていくことができるのです。

ここでロックフェラー大学で行われたおもしろい実験を1つ。
#ハーバードの心理学講義

「被験者は、2つのグループに分けられ、事務作業に専念するよう求められました。その際、片方のグループの被験者には、ヘッドフォンが装着され、そこからジェット機のエンジン音ばりの爆音が流れてきました。」

という、なかなかスリリングな状況が設定されました。その後、2つのグループは、共に狭い部屋に押し込まれ、別の課題に取り組むよう促されたのです。

このような実験の結果、

「爆音を聞かされた被験者は、ミスが多く、いら立ちや敵意をあらわにする傾向が見られた。」

というのです!

ここまで読んだ方は、「そりゃそうでしょ!」と思いますよね。「爆音を聞かされたんだから気持ちもすさんでくるさ。」と思うかもしれませんが、問題の本質は、そこではなかったのです。

結論を言うと、

「爆音を聞かされた被験者は、ストレスレベルが上がったものの、すぐに爆音に適応した。」

というのです。

では、何が問題だったかと言うと、

「適応するためにエネルギーを消費したことが、ミスやいらだちに繋がった。」

ということなのです!

この問題の本質は、適応するためにつかったエネルギー消耗が、別の場面で何かしらの悪さをしでかすかもしれないということなのです。

▼「適応」と共に味方にしたい「コントロール感」とは

さて、「適応ストレス」を軽減する方法を書いていきますよ。

実は、先ほどの実験には続きがあるのです。

爆音を聞かされるという被験者は、さらに2グループに分かれていました。どのようなグループかと言うと、

「爆音をランダムに聞かされるグループと、爆音が流れるタイミングを教えられているグループ。」

の2グループです。

簡単に言うと、「爆音のタイミングが、予想できるかできないか。」ということですね。

そして、この違いが「ストレス」にも大きな影響を及ぼしたのです。実は、

「爆音のタイミングを知っているグループの方が、適応が早く、ストレスも低かった。」

というのです。

さらに驚くべきは、

「予告爆音グループにいざというときに爆音を止めるスイッチを渡しても、スイッチを押して止める人はいなかった。」

というのです。

ここから分かることは何かというと、

「人間は、予測可能であり、さらに自分で何かしらの対処が取れるという『コントロール感』が高ければ高いほど、ストレスを感じにくい。」

ということなのです!

これは、僕たち教師にとっては、非常に有用な情報です。なぜか、

「教師は、必要以上に『普段の自分』と違ったキャラを演じようとする。」

人がいるからです!

「教師」という言葉を必要以上に重く受け止め、「理想の教師像」というあるのかどうかも不明なキャラに向かって自分を適応させていく。

1回でもこのような背伸びをした方は、放課後に「どっと疲れる。」という経験をしたことがあるのではないでしょうか。

これこそ、「素の自分ではない姿を演じたストレス」を被っていることに違いありません。そして、そのストレスに何かしらの要因が重なったとき、教師界のバーンアウトは訪れるのです。

だからこそ、「自分のコントロールできる範囲内で演じる。」という基準をもたなければなりません。全てを「理想」に捧げてはならないのです。

▼まとめ

本記事では、「自分のコントロール範囲内で活躍しよう!」という内容をまとめました。

何も教師でなくても同じです。仕事ができる人が望む条件の1つに、「自分で選択できる自由」というものがあります。

そう、「決定権が自分にある。」というのは、仕事をする上で、非常に大切な要因なのです!

ぜひとも、素晴らしい「適応力」にばかり頼って進めるのではなく、「自分がコントロールできる範囲」を広げていこうではありませんか!!

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