子どもの意欲を加速させる「フィードバック」とは。

我が子には、つい厳しめの口調になっていまうJUNです!

学校の子どもたちには丁寧にできることが、ちょっとだけ雑になってしまうのですよね。まだまだ、修行が足りません。

本日は、そんな話題。

「子どもの学習に対してどのようにフィードバックを返せば、より意欲を高めることができるのか。」という話題です。

高学年になると、「家で勉強するのが嫌。」という子どもが増えてきます。「小さい頃は、あんなに教えてあげたのに!」と思われる親御さんの気持ちも分かります。どうしてこんな事態になってしまうのかというと、親御さんからのきついフィードバックに起因している場合が多いです。

では、どのようなフィードバックを子どもは求めているのでしょうか。ご家庭でお子さんと一緒に勉強している親御さんにも役立つ情報ですので、ぜひとも参考にしてくださいね!

▶やり直し厳禁。

さて、表題からもネタバレしているとは思いますが、子どもが一番嫌がることは、

「やり直し!」

で間違いないでしょう。

「だって、間違えているんだからしょうがないじゃない!」

という親御さんの気持ちも分かります。しかし、敢えてもう一度書きますが、子どもは、

「やり直しが大嫌い!」

なのです。

その理由は、「前に進んでいる感ほしい!」からなのです。教師や親御さんが指示する「やり直し」は、多くの場合、

「間違えた問題をもう一度解く!」

と言ったものですよね! もちろん、間違えたところは理解度が低いことが予想されるので、アドバイスが必要となるでしょう。その対応は間違っていないのです。では、どうしたらいいかというと、

「アドバイスをした後、同じ問題をやり直すのではなく、新しい問題を解くように促す。」

ことが大切です!! このような対応をすることにより、気分よく問題に挑戦することができるのです!!

▶やり直さない工夫が大事。

ここまで「新たな問題を解くように促す。」という対応法を提案したのですが、学習によっては対応できない場合もあります。

その1つとして、「作文」があげられるでしょう。

「うわっ!でたっ!」という感じじゃないですか。夏休みの読書感想文とかに手こずる親御さんはたくさんいることと思います。

過去の記事も合わせて読んでほしいのですが、

「作文の書き直し」ほど、ハードルが高いものはありません。

しかし、大人からしてみると、

「書き直さずに提出する。」なんて勇気はこれっぽっちも出ないでしょう。そして、もめにもめるはめになります。

そこを解消しようではありませんか。方法は簡単です。

①「始め」「中」「終わり」という文章の構成ごとに下書きを書く。
②それぞれ、構成ごとに修正をする。
④分かれている文章を合わせて清書する。

という方法が最強です!

メリットはいくつもあるのですが、一番最強なのは、

「書き直しをさせなくても良い。」

ということです。

例えば、読書感想文の「中」の文章を子どもが書ききった場合、読み返してみると「もっと伝わりやすい表現」が見つかることもありますよね。そんなときには、下書きをした原稿用紙に直接アドバイスを書き入れます。そして、

「じゃあ、この新しい原稿用紙に書いてごらん。」

と言って「消しゴムをつかわせることなく」もう一度書いてもらうのです。

このような手立てにより、「書き直し感が薄れ、前に進んでいる感を出る。」のです!!

「消しゴムで大量の文字を消していく。」といったあの挫折感と言ったら半端ないですよね。

しかし、原稿用紙ごと新しくしてしまえば、常に「新しい気持ちで書くことができる。」のです。しかし、この策にはまらないお子様であれば、

「アドバイスしたところだけ、この原稿用紙に書けばいいよ。」

という手もありです。そうです、直したい部分だけ新しい原稿用紙に記入しておき、清書の時点で正しく書き写していけば良いのです。

また、「始め」「中」「終わり」それぞれで対応することにより、「合格!!」という宣言を少なくとも3回は、宣言できることもメリットです!

▶まとめ。

本日は、「やり直し禁止令!」という内容をまとめました。

子どもにとって「やり直し」は、聞きたくない言葉ランキング上位3位には入るでしょう。しかし、大人からしてみれば、学習の制度をもっとあげてほしいという願いを抱く気持ちも分かります。

ポイントとなるのは、「やり直すのではなく、もう一度挑戦する。」という前向きさなのです。学習は繰り返しが必要になることもあります。そんなときにこそ、「前に進んでいる感」を演出してあげてくださいね!!

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