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「住む場所」は「性格」にどのような影響を与えるのか

「実家から離れて人生の半分を経過したJUNです。

ふと思ったのですが、自然豊かな「田舎育ち」の僕が、日本で人口第2位の大都市に移り住んだものの、一番好きな場所は「自宅」という始末。「都会に住んでいることのメリットないんじゃ。」と思ったのです。

本日は、そんな話題。

そんなことを思って調べてみると、実はそうでもない。

実は、「パーソナリティと住んでいる場所」の関係は、とても無視できないくらい深い関係があるのです。

現代は、自ら選択して「田舎暮らし」、「都会暮らし」ができる世の中。ぜひとも、自分の住む「環境」を考えつつ、読んでみてくださいね。


▼「都市」に暮らすことで受ける「影響」とは

さて、僕のように「都市」に住んでいる人は、どのような「環境」と言えるのかを解説していきますね。

手立てとなるのは、心理学者であるスタンレー・ミルグラムさんによる研究です。ミルグラムさんは、都市には3つの特徴があることを主張しました。

①人が多い。
②空間が狭い。
③多種多様な人間がいる。

思わず「でしょうね!」と叫びたくなるような特徴です。

しかし、ここからが大切。この3つの特徴があるからこそ、「都市」に住む人間に対して影響が出ているというのです。その影響とは、

「なるべく刺激を減らそうとする」

という選択。

ざっくり言うと、3つの特徴があるからこそ、都市に住んでいると、田舎で生活するよりも「必要以上の『刺激』にさらされる可能性が高い」と。だからこそ、人間は、

「環境から受ける『刺激』を減らそうと様々な戦略を取る。」

というのが、ミルグラムさんの主張です。
#ハーバードの心理学講義

もちろん、よりよく生きていくための戦略ですから「個人」レベルで考えるとメリットとなります。しかし、「社会」という大きな単位でみると、デメリットとなるかもしれません。

では、どのような戦略なのかを紹介しますね。

①日常的な人間同士の「やりとり」のテンポが速くなる。
②個人として「重要度が低い情報」を無視する。
③自分の情報を発生させないようにする。

という戦略をとっているというのです。

3つの戦略を簡単に見ていくと、①は、「お店」を想定すると分かりやすいかもしれません。あのチェーン店でも「なるべく1人のお客様に対するサービスタイムを短くする。」ということにコミットしていますものね。お店としても、お客様としても、時間短縮は望まれているのでしょう。

②も「都会のあるある」として語られることです。例えば、バスや電車内での席の譲り合い。ミルグラムさん自身も、

「親族に『何で都市の人は、お年寄りに席を譲らないんだい?』と質問をされて気付いた」

と言っているのすが、「席を譲る」という行為を「個人」として「どのくらい重視するのか。」ということについて、「なるべく刺激を減らそう。」という戦略をとっている「都市型人間」は、重要度が低くなっている可能性があるということです。

③の例としては、「ご近所づきあい」がイメージしやすいでしょうか。「地域の集まりに参加しない。」というのも、「自分が住んでいる。」という情報を発生しないようにする戦略の1つと捉えられますね。

ここまで「都市型」のデメリットをあげてきたのですが、このような「環境」にぴったりの人は、どのような人なのでしょう。

次章で話題としたいと思います。

▼住む場所と「パーソナリティ」の関係とは

さて、「都市」に住んでいる人の「環境」について中心に書いてきましたが、やはり「都市」に住んだ方が恩恵を受けられる人もいるのです。

実は、何を隠そう「僕」のような人物は、「都市」に住む方が良いのです。

「『あれ? 冒頭で何にもメリットを享受していない。』と言っていたじゃないか。」というご指摘を受けそうですが、少し落ち着いて下さい。

これから、ご紹介する「都市型向き人間」の特性を読んでもらえれば、その疑問がすっきりすると思います。

では、「都市」に住むことがおすすめされるのは、

「内向的な人や自己解決型の人」

なのです!!

まさに僕!!

では、なぜこのようなパーソナリティの持ち主が「都市型」なのか。もうお分かりですか?

「都市の特徴として、刺激を少なくするという戦略のもと、他者と必要以上に干渉しない場所だから」

なのです!

「いやいや、ちょっと待って下さい。都会には、多様な人とつながることができる魅力的な場所がたくさんありますよ!」と主張される方もいらっしゃるでしょう。そうなのです。

「都会には、体験に対してオープンな外向型の人にとっても魅力的」

と言うこともできるのです!!

「なんじゃその結論は!」とお叱りを受けそうですが、

本質的な結論を言うと、

「個人差が大きい」

ということを考慮して選択することが必要不可欠ということです。もっと言うと、

「そこに住むことで、『自分はどのような暮らしがしたいのか』

ということを明確にして「環境」を選択する必要があるということです。

逆に言うと、「田舎」に住んだからと言って、「悠々自適にのんびりと田舎暮らしができる。」と思いきや、「ご近所づきあいが大変。」「地域のつながりが強く、会合が多い。」みたいな現実がありますよね。

だからこそ、「都会」か「田舎」かというよりは、

「自分のパーソナリティと、住居環境に臨む生活スタイルをしっかりと考えてから決める」

ということが最善でしょう。

そして、「郷に入っては郷に従え」精神で「自分の理想」を追求することが自分にとっての理想の「環境」を見つけることにつながるのです。

▼まとめ

本記事では、「住む場所は、自分のパーソナリティで選ぼう!」という内容をまとめました。

ここまで書いてきて、やはり「都市型」は、「体験的」か「ひきこもり」かを選択することができるので、自分には合っているのかなぁとも思い始めました。

大切なのは、「折角都会に住んでいるんだから、流行のカフェにでも行こう。」と流されないことなのかもしれません。

最新商品が揃う家電量販店が近くにあるのに、結局amazon様のお手を煩わせるという選択肢が取れるのも、僕にとっては技術革新バンザイと言ってもいいでしょう。

この記事を読んで、あなたにぴったりの生活スタイルが見つかるよう願っています(^^♪


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