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活躍できないのは、「環境」を選んでいないからかもしれない

「成績がAだったからといって、学業での成果を仕事での功績に転換できるとは限らない」

卒業生首席のその後を研究したカレン・アーノルドさんは主張しています。
#残酷すぎる成功法則

「学校」が目指している人間像と「社会」という大海原へ出た時に求められるスキルがズレているのでは?とこれまでも検討されてきましたが、まさにそうなのかもしれません。

大人になってから振り返ってみれば、「真っ直ぐに並ぶ能力」とか「ろう下を静かに歩く能力」って、それほど重視されませんからね。

もちろん、「挨拶をする」とか「時間を守る」といった使えるスキルを教えてくれる場所でもあるので全てに価値がないという訳ではありません。

ただ、常に同じ文化の中に所属していると信じている価値観さえ歪んでしまう訳で、やはり変化する社会と子どもたちに合わせて学校側も柔軟に変わっていかなければなぁと思う今日この頃でございます。

本記事では、そんな歪んだ価値観に染まるのではなく、「自分」という存在をもう一度見つめ直し、自分が所属する「環境」を選ぶことをおすすめする内容となっております。

ぜひとも、読んでみてくださいね。

▼「学校」に染まっていった結果

学校というところはまだまだ担当した先生の価値観に大きく影響を受けるところがあります。

経験値の浅い子どもたちに対して「教える」というのが先生であり、学級という小集団の価値観・雰囲気を一手に引き受けているのが先生だから。

しかし、それがわるいとも言えない。

問題なのは、否応なしなガチャ的要素で決まっているということ。

本来であれば、その価値観や雰囲気に対して、子どもが選択して所属するスタイルの方がよいのです。

人生において何よりも大切なのは「コントロール感」。「自分で決めた!」という意識と「なぜ、そこに決めたのか?」という目的意識だからです。

もちろん、低学年の時から全てを選択していくのは難しいかもしれません。

「学校」という特殊な環境において、これは守ってよ!というルールを知らないと結果的に生活しづらくなってしまいますからね。

しかし、高学年の入り口くらいで、その「コントロール感」を先生から子どもたちへ少しずつ託していくことも大切。

ずっと、手綱を握られ、与えられた課題をこなしていくような生活をしているから、「自由な社会」に解き放たれたときに戸惑うのでしょう。

それは、大人になっても同じ。

このような学校教育が自信をもって送り出す大人は、「どうしてもやりたいことがあるからやらせてください!」ではなく、「あなたのやりたいことをお手伝いしますよ!」という価値観に偏りがち。

そんな多数派を裏切るのが、いわゆる「はみ出し者」たちでしょう。

彼らは「染まらなかった」というよりも「染まれなかった」と言った方がよいかもしれません。

そして、その「染まれなかった」は決してネガティブではありません。むしろラッキーだとぼくは思っています。

なぜなら、「染まれなかったからこそ『自分』というものが際立ち、自分が向いている『環境』を選択しやすい」からに他なりません。

幸か不幸か「学校」という「何でも屋さん」に上手に適応でき、「自分らしさ」を意識せずに成長してしまうと、気づいた時には「あれ?これって本当にやりたいことだっけ?」と永遠に見つからない「自分探しの旅」に出かけてしまったりする。

もちろん、人生という限られた時間の使い方は自由なので、「自分探しの旅」にリアルに出かけるのはよいでしょう。

一番深刻なのは「こうじゃないかも…」と思いながら、「いや、自分が変わればまだ頑張れる」と、「自分の形をゆがめて置かれた環境に適応していこう」とする選択をしてしまう場合。

人生は、もっと自由なのです。

人生は、自分が思うように変えても良いのです。

ただ、そこには痛みが伴う。

学校や家庭で刷り込まれた、「一般的な価値観」を否定すること。

これまでに自分が信じてきた「一般的な価値観」に背くこと。

その「痛み」を乗り越えられるかどうかが、「自分の人生を生きる」上で必要不可欠になってくるのです。

▼迷ったらチャンス!常に問いかけよう

ここまで「一般的な価値観から脱すること」を書いてきましたが、その”きっかけ”の見つけ方も記しておきます。

題字にあるのでネタバレしていますが、その”きっかけ”は、

「あなたが感じる違和感」

が、もたらしてくれます。

「違和感」というのは、多くの場合「〇〇だよ!」と言われたことに対して「本当にそうなのかなぁ」という自分の主体的な思考から生まれます。

「〇〇だよ!」をそのまま受け入れていると、違和感を感じることなく波風立たず過ぎていきますものね。

だからこそ「違和感」をもったその気持ちをつきつめていきましょう。

もしかしたら、「自分自身への違和感」という場合もあるでしょう。

ふと立ち止まり、「あれ?自分ってこれがしたくてここにいるんだっけ?」という自分に対する違和感。

その気持ちが芽生えたら、ぜひ、見過ごさないでください。

もちろん、その「違和感」をスルーするというのもあなたの選択です。

ただ、その「違和感」は一度スルーして解決するものではありません。

きっと、何度もあなたの思考に登ってくるはずです。

気付いてしまった違和感に対してスルーという選択をするのであれば、環境を変えない限り何度も訪れるその違和感をずっとスルーし続けることとなるでしょう。

ぜひとも、思考があなたに贈った「違和感」という気づきを大切にしてあげてくださいね。

ちなみに「住む場所」ですら「性格」に影響します👇

「自分らしくいられる場所」を選択したいものですよね。

▼まとめ

本記事では、「当たり前という『環境』に対して常に問いかけることが大事だよ」という内容をまとめました。

ぜひとも、「自分自身の立ち位置」を常に意識し、自分の選択で、自分のコントロールで人生という長く短い時間を充実させてくださいね。

自分の生かし方を知るには「価値観リスト」をつくることがおすすめ👇



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