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【子育て】よりよい人生にするために豊かにしたい「〇〇〇」とは

突然ですが、癖の強い先生ほど記憶に残るなんてことありません?

大学時代の授業を思い出すと、必ずといっても良いほど記憶の中に登場する先生がいるのですが、その先生が担当していた授業が「遺伝」でした。

その記憶がこびりついているからか、「遺伝」という言葉が目に留まるとついつい読みふけってしまいます。

そんな「遺伝」でおもしろい情報がありましたので、自分の学びのためにもここに書き留めておきます。


▼「遺伝」か「家庭環境」か

数日前にこんな記事を書きました。

この記事でも「遺伝」と「環境」に触れているのですが、そこに入りきらなかった情報として、

「家庭環境が人生において及ぼす影響力は、成人になる頃にはほぼほぼ消えている」

ということ。
#知能と人間の進歩

「親ガチャ」なんて言葉が聞かれるようになりましたが、よっぽど極端な家庭環境でなければ、「家庭から受ける影響というのはいつしか消え去る」という可能性が示されたのです。
#確定ではないよ

しかし、見過ごしてはいけないのは、「学齢期の影響」。

ざっくり言えば、

「家庭環境に恵まれ、周囲の子どもたちよりもちょっと良い教育が受けられる家庭だからこそ『学校』という『環境』の中で活躍することができた

なんてことはあり得るのです。

しかし、事はそれほど単純ではありません。

「ちょっと良い教育を詰め込み過ぎた結果、壮大な勉強嫌いになる」

なんて笑えない事実もたくさんありますからね。

そんな子どもたちを見ていると、「教育って何だろう?」とか「幸せって何だろう?」と思ってしまいます。

そんな物思いにふけって思考から脱する前に意識すべきことは、

「学齢期の評価軸はまだまだ『勉強』である!」

ということ。

もちろん、「スポーツ」という軸もあります。

小学校で人気者枠に入れるのは「スポーツ」とか「お笑い」ですよね。

人気者枠にも入る可能性もありますが、「すごいやつ!」と見られるのは、やはり「勉強ができる!」という見立てなのです。

ただ、勉強ができることと同じくらい大切にしたいことがありますので、次章に書いていきますね。

▼「勉強ができる」と同じくらい大切にしたいこと

「ところで、勉強ができるってどういうこと?」と聞かれたら、ちょっと答えに詰まるのではないでしょうか。

それもそのはず、「勉強ができる」という評価軸は、ちょっと範囲が広すぎるのです。

様々な能力が複合的になって「勉強ができる!」になっているのですが、明確に大切にしたいことは、ずばり、

「語彙力」

でしょう。

「なぜ、語彙力が大切なの?」と問われたら、これは答えることができます。それは、

「語彙力がないと、問題自体が理解できないから。」

に、他なりません。

「勉強ができる!」という状態を「より問題が解ける」と乱暴に解釈したのなら、その問題が解ける状態になるには「語彙力」は欠かせないはず。

さらにぼくたちは多くの場合、他者とのコミュニケーションを「言語」で行います。

余計な話ですが、モテる要因のトップ3には「おもしろい人」というのが確実に入っていくるはず。

この「おもしろい人」をもう少し深掘りすれば、「話がおもしろい人」でしょう。

その「おもしろさ」には、やはり「語彙力」が関わっている。

さらに余談を続けると、「語彙力」はメンタルの安定にもつながります。

「自分の気持ちを多様な言葉で表せる人の方が、メンタルが安定しやすい」

という調査結果があるのです。

このように、「語彙力」は人生を切り開いていくために必要不可欠なスキルなのですが、ここで疑問となるのは、「語彙力を高めるためにできることって何?」ということでしょう。

そのために意識したいことは、次章へ続きます。

▼「語彙力」を高めるためにできること

まずは、普段の生活の中でできることから。

うすうすお気づきかとは思いますが、思い切って言語化してみると、

「日常生活のコミュニケーションで、言葉の選択を意識的に豊かにしてみる」

という方法は欠かせません。

かなり前になりますが、何かしらの本?テレビ番組?で、「全てを『ヤバい』で表現する若者たち」みたいな特集がされていました。

その特集を見て感じたのは、

「確かに、小学生の子どもたちもトラブルになる子どもさんは、『死ね』、『消えろ』、『キモイ』という言葉で全てを解決しようとするなぁ。」

ということ。

そりゃあ、人間同士、ましてや子どもですから、対人関係でもめることだってあるでしょう。

そんな時ほど、自分の気持ちを表現する「語彙力」が活躍するのですが、お互い罵り合って解散みたいな関係性を構築してしまいがち。

みなさんも経験があると思うのですが、「言葉を選ぶ」というのは気持ちを落ち着かせないとできません。

「死ね!」と言い放ちたいところ、気持ちをぐっとおさえて、「だからさ…」と切り返す。

この切り返しができるからこそ、よりよい人間関係が構築できるのです。

だからこそ、家庭や学校でできることは、大人が多様な言葉で子どもをコミュニケーションを取ること。

そして、気持ちが不安定なときには、

「子どもさんに変わって、もやもやした気持ちを言語化してあげること」

なのです。

そのような経験があるからこそ、「あぁ、自分の気持ちってこうやって表現すれば伝わるんだな。」と理解につながるのです。

▼まとめ

本記事では、「人生を豊かにするために『語彙力』を意識しよう!」という内容をまとめました。

ちなみに、「本を読む」ことも、超絶おすすめ。

本は「語彙」の宝庫ですからね。

子どもの頃から、多様な文学作品と出会うことは、大人が子どもに提供できる「環境」の1つなのです。

ぜひとも、わくわくするような読書体験をプレゼントしてあげてくださいね!


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