孤立対策とは何ですか?
皆さん、先日のニュースでの衝撃的な見出し覚えていますか?
独居高齢者 6万8000人 自宅で死亡
政府が「孤独死・孤立死」の実態を調べ、警察庁が発表した人数から推定した年間累計です。
孤立になるのは何故?
まず独り身になる理由として、親が亡くなった、離婚した、一人暮らしをした、病気をした・・様々ですが、人生の中で何かしらのきっかけ、転機があった場合が多い。
過去に不登校で集団から孤立した、〇〇依存症やうつ病になり孤立を深めた、SNSやゲームの世界に入り込み現実世界に関わりが減った・・という場合もあります。
孤独との違い
孤独は感情の意味合いが大きく、寂しいと感じる状態。
一人であっても集団であっても、寂しい感覚になるというのが孤独。
孤立は『孤』の現実的な状態、客観的に一人である。
集団であっても孤独を感じる。
逆に、孤立であっても、孤独を感じないこと。
現代人のこれらの感覚が一番問題なのではないか、と私は感じます。
孤立対策は何をすべき?
人口減少の中で孤立を防ぐのは更に難しくなります。時間の問題ですが、過疎部では日に日に孤立化していくはずです。
コミュニティがあった田舎の地域では孤立に伴い、孤独も感じるでしょう。
買い物難民が増え、行政が機能不全に陥れば、集団移転などの対処が現実味を帯びています。
それが一般的な孤立対策にはなりますよね。
しかし、孤独を感じない、孤立を自覚していない場合の対策が一番難しいと思います。
不便していない
なんとかなる
人と関わる意味が分からない
人が嫌い
このままでいい
これでは、人と関わろうとしないので、孤立の解消にはならず、孤独死となり、死後の発見まで遅れます。(不動産業の立場で言うと、傷んだ遺体は液体化し染み渡り、原状回復まで困難を極め・・そして、身元引受人もいないケースが多い)
感覚を自分ごとにしなければならない
明日は我が身であるということ。
周囲の方々、家族や友人、親戚、趣味や娯楽、学校の繋がりをもつ。
災害が起きた時の為に…と、防災訓練をする。立派ですが、そのことに囚われ過ぎて集まるだけの関わりにも違和感を感じる私。日常の助け合いこそ必要ではないでしょうか。
何かを根本から考えなければならない気がします。人は一人では生きていけないのですから。
あなたの思う孤立対策は何ですか?
政府が取り組むという孤立対策…ずれた論点でないことを願いたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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