町内会は必要ないと思っていた私
以前の私はPTA活動も町内会の活動も否定的でした。
無駄が多い
効率が悪い
やりたい人だけで盛り上がっているだけ
地区PTAは子供一人につき一役で強制力が強い
町内会って何?
そもそも意味も分からず所属していませんか?
町内会とは・・・
恐ろしいしきたり
我が家は新築して地域に定着してから、8年目。
転居者が町内を知るため、越してきた年に班長になる【しきたり】があり、一度目は訳の分からぬまま務めました。
今年度は二度目の班長業務が回ってきて、意味を考えながら、そして、地域住民を知る努力をしながら務めました。
意外な出席率の班会議
まもなく任務を終えるにあたり、【班会議】を開催しました。
もちろん、それも義務なのですが💦
班員の皆様へ書面で参加の可否を伺ったところ、出席率が良いことに驚き。19時からの開催にもかかわらず、高齢者の参加もありました。
近隣の方が介助しながら会場まで歩いてくるんです。
町内を区に仕切った大枠の区長さんが司会進行し、今年度の活動報告をして、班の近況やお困りごとを聞き取り、来年度の係決めという流れです。
皆さん語る語る・・・。最近の出来事、近隣の人の話等々。
気になった二つの話題
50年近く住んでいる方からは過去の地域の話がありました。
「懐かしい」「やっぱりいいね」
過去の地域を振り返り、懐かしむ人々と
「え、そうだったの?」「ビックリ!」
新しい発見となり、地域の成長を感じる人々。
皆さんが過去と今の地域を語るシーンが微笑ましく感じました。
もうひとつは、各々の家庭の子供の年齢を聞き、時の流れを感じている中で、高齢の方々から出た言葉です。
『子供の姿は希望だね』
だいぶ減ってしまった地域の子供たちですが、毎朝の通学を窓越しに眺め、元気をもらっているとのことでした。
班会議が終わるころには
皆さん和気あいあい、互いに『次年度もよろしくお願いします』と挨拶し解散となりました。そこには地域への愛着をより感じている私がいました。
今年は腰の悪い近所の方に近況を聞きに行ったり、地域の雪かきを率先してやったり、地域の一員としての自分を認識しています。愛着がわくと行動も変わると実感しました。
私じゃないから。。を変えることから
確かに都市部では町内会の入会率は低い傾向にあります。
仙台市で見ると中心部の青葉区は加入率が低いですね。
単身世帯や移住者が多いことが原因の一つと思われます。
入らなくても困らないのでしょう。
今は実社会との繋がりが希薄になり、他者への思いやりや助け合いの精神が薄れていくと思っています。政治不信が社会との関わりの減少に繋がってもいるかもしれません。
しかし、それは地域の希望であるはずの子供たちや高齢者の皆さんにとってあまりにも損失が大きいと感じます。
更に、不動産会社の立場でお伝えすると、賃貸入居者の方々こそ町内会への関わりが必要ではないかと感じています。地域でどこかよそもの扱いされてしまう、と孤独感を強めている方もいるからです。
私じゃないから・・を変える意識が浸透していくことが、地域の活性化に繋がることを班長業務で感じました。
ちなみにこの標語、娘の学校の保護者部門で入賞なんかしちゃいました☺
私じゃないから・・を変えることから
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、若年性認知症だった父の入浴事情について書きたいと思っています。寒い冬になると毎晩思い出すエピソードなんです。
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