戸次 輝

僧侶。ハンドボールコーチ。元◯◯員。日体大→大谷大→大谷大院(修)→大体大院(博)主に…

戸次 輝

僧侶。ハンドボールコーチ。元◯◯員。日体大→大谷大→大谷大院(修)→大体大院(博)主にアイデンティティについて。スポーツについて。仏教について。個人の見解のみ。

最近の記事

THE TRILOGY

サウル・アルバレスvsゲンナディー・ゴロフキン第3戦が今日でした。カネロことアルバレスは、今年5月にライトヘビー級チャンピオンのビボルと対戦して敗れていましたが、今回のGGGことゴロフキンとの第3戦目にして完全決着させて、ビボルとの再戦に挑む方向と報じられていました。対して、ゴロフキンは今年4月に村田と対戦して勝利しました。この第3戦目はアルバレスとの因縁に完全決着させるものでした。結果から言うと、 ジャッジ116-112 ジャッジ115-113 ジャッジ115-113

    • 涙なくして語れず

      「GGG」ことゲンナジー・ゴロフキン選手vs村田諒太選手のミドル級統一戦。この世紀の伝説的一戦は、感動的な一戦だった。涙なくして語ることはできない。「GGGはやっぱり強かった」ではなく、「村田諒太はやっぱり強かった」本当にかっこよかった。noteに「GGG」のお話としてPart2まで記したほどに、一番好きな選手はやっぱりゴロフキン!あのとき記した村田選手との一戦がようやくというか、正直本当に実現してしまうなんて。しかも日本で。夢にも思わなかった。そして、ゴロフキン選手のあの紳

      • 送球漂流記 Vol.6お金か名誉か

        Vol.5「蘇る記憶たち」では、私たちの記憶は素敵なご縁として掘り起こされる黄金の泉のようなものであると書きました。経験として積み残されていくスポーツの記憶は、人生を豊かにしてくれる素敵なものに他なりません。Vol.5「蘇る記憶たち」⇒ その「蘇る記憶たち」とは違う視点で、今回はスポーツやハンドボールに少し触れたいと思います。ずばり、お金か名誉か。 プロ・スポーツの命題 日本が誇るボクシング界のモンスターこと井上尚弥選手(WBAスーパー&IBF世界バンタム級チャンピオン)

        • 送球漂流記 vol.5

          蘇る記憶たち 昨日紹介した柏崎ジュニアハンドボール。 その1期生として、僕はクラブに所属しました。当時、水泳や陸上、剣道、バスケなどしておりましたが、ハンドボールという競技に出会って、その面白さに取り憑かれました。 Vol.4⇒ それからの記憶というものは、事細かに覚えているわけではないですが…中学から高校とカテゴリーが上がるにつれての記憶を引っ張り出すと「厳しかったな練習」「よく耐えたな」など、練習がとにかくハードだったことを一番よく思い出します。 そんな「しんどか

        THE TRILOGY

          送球漂流記 vol.4

          紹介柏崎の小・中カテゴリーのハンドボールチームのInstagramとTwitterがあります。練習などの活動記録などをアップしているそうです。ハンドボールという競技を通じて仲間を作り、礼儀などを学び、そしてあらゆる運動動作を習得しようと週2回励んでいます。 Instagram⇒ Twitter⇒ 柏崎ハンドボール協会Twitter⇒ やりたいことandできること 先日、大先輩とお話していて「最近の子どもたちは、あれもやりたい、これもやりたいで選択と集中が苦手なんだよね」

          送球漂流記 vol.4

          送球漂流記 vol.3

          バーターになろう!Vol.2のところで、地方の著しい少子化状況下におけるスポーツ現場は、各競技が子どもたちの取り合いをしているというような内容を書きました。 Vol.2耕して築く⇒ スポーツ大国アメリカとは異なって、夏期は◯◯、冬期は◯◯というように各競技のシーズンに合わせて子どもたちがスポーツをするということは日本においてはあまり多く見られません。ともすれば、やはり新潟県においてハンドボールは選択されにくいというのが現状です。なおさらに、です。 もちろん、ハンドボール

          送球漂流記 vol.3

          送球漂流記 vol.2

          耕して築く総務省の統計では、2019年時点で日本の15歳未満人口は1,533万人と過去38年連続で減少しているそうです。(https://resemom.jp/article/2019/05/07/50379.html) 単純に、子どもの数が減少していけば少年少女のスポーツ現場も変容します。特に地方にいて思うことは、各競技のスポーツ現場において子どもの取り合いになっているということ。 地方では、そもそも子どもたちが選択できる競技の幅も都市部に比べて多くありません。越境とい

          送球漂流記 vol.2

          送球漂流記 vol.1

          新型コロナによって、高校部活動だけでなく全カテゴリーが大会中止などとなってしまいました。新潟県ハンドボールも高校生の春季大会及び県総体が中止となり、去る7月24日25日とその代替大会が開催されました。大会関係者の皆さまには、高校ハンドボール部スタッフとして誠に感謝申し上げます。 目的地を求めてあらたに「送球漂流記」として、新潟県のハンドボールの未来がより明るくなるために、、、日々考えていることを綴っていきたいと思います。 「漂流」というのは、 あてどもなくさまよい歩く。

          送球漂流記 vol.1

          No.55 「GGG」のお話part2

          あのジョーダン・ブランドのパンツ。 そこに「HUBLOT」の提供文字。 GGG(トリプルG)本当にかっこいいです。 今年の9月に、カネロとの三度目の試合がほぼほぼ決まっています。 9月12日、、、 GGGもカネロも、この三度目のビッグマッチのために、それぞれが試合を課されていましたが新型コロナの影響で興行が延期となってしまい、9月ビッグマッチがいきなり実現するのか。それとも、新型コロナの影響などでビッグマッチもどうなるのか、といったところでしょうか。 いずれにして

          No.55 「GGG」のお話part2

          No.54 「GGG」のお話

           父親が無類のボクシングファン(特に、辰吉丈一郎)である影響で、僕もボクシングを見ることが大好きでした。  辰吉vsウィラポンの試合を見て、その後ウィラポンに長谷川穂積選手が判定の末、勝利してバンタムチャンピオンになりました。このとき、父親が大好きだった辰吉の仇をとった長谷川穂積選手を父親と二人で追いかけることにしました。特に、ウィラポンとの再試合でのKO勝利で「長谷川穂積、強い!かっこいい!」と、ますます長谷川穂積選手の大ファンになりました。  10度の防衛記録で5年間

          No.54 「GGG」のお話

          談話室No.4 「強さ」と「競争」を至上原理とする社会

          効率的な社会、均質な社会、「弱さ」を排除し、「強さ」と「競争」を至上原理とする社会は、本質的な脆さを抱えている。       〜辻信一〜  「成り上がり」の主人公たちが身にまとう、あの独特なオーラやカリスマ性は、多くの人を魅了するのでしょう。あの豊臣秀吉も、あの岩崎弥太郎も。  今回の文春砲で話題になったM氏についても「成り上がり」をキーワードとしたネット記事が掲載されていました。才能もあって、有能で、ゆえにお金を稼ぐ力があるというのは、この社会では強者なのかもしれません

          談話室No.4 「強さ」と「競争」を至上原理とする社会

          談話室No.3 自分だけは助かるかもしれないという幻想

          人々は競争という仕組みの中で、       自分だけは助かるかもしれないという幻想で  生きている。         〜高橋源一郎〜  自粛が解けて、休日に少し買い物にと思い外出してみると、意外にも外出している人の多さに困惑します。「おそらく自分は感染しないであろう」と、自分を含め、多くの人が心底では思っているような気がします。  あのコービー・ブライアントの死に驚いたことは記憶に新しいです。彼は「人間の一生はあっという間」と言っていたそうです。いつ、どこで、自分にどの

          談話室No.3 自分だけは助かるかもしれないという幻想

          談話室No.2 「これは敵だ」と思いなす「私」

          「敵」をなくすには、「敵」をなくすのではなく、「これは敵だ」と思いなす「私」を消してしまえばいい。論理的にはたしかにそれしか解がないのである。       〜内田樹〜  社会の中で生きるということは本当に大変難儀なものです。自分の好きなこと、好きな人、そういうものばかりに囲まれて生活するということでは、本当の意味での「社会」になり得ません。やはり、社会には嫌いな人もいるし、嫌いなこともこなさなければならない。そういう自分にとって、いわば都合の悪いものにも囲まれているというの

          談話室No.2 「これは敵だ」と思いなす「私」

          談話室No.1 「思い通りにいかない自然」

          いまこそ「思い通りにいかない自然」から大いに学ぼう             〜養老孟司〜  新型コロナ・ウィルスによる誰も想像しえなかった事態は、私たちから多くの日常、つまり「当たり前」を奪っていきます。しかし、この「当たり前」は「思い通りにしよう」という私たちの妄念(迷いの心)が招いたものです。  数少ない恩師の1人、ある先生の言葉を思い出しました。「平等で多様な〈弱きいのち〉の連帯へ」です。人は「人間」という生物を、いかにも他よりも優れた特性をもつ生物であると当然のよ

          談話室No.1 「思い通りにいかない自然」

          No.53 前向きに、ポジティブに

          おはようございます。朝活note2回目です。 昨年は、何かとネガティブ思考に陥ることが多かったんです。だから、今年はポジティブに行きたい!と思っております。 まずはネガティブ発言禁止。そして、ため息はつかない(ついてもすぐ吸い込む笑) 昨年末に、いつも大会等でお世話になっている福井の先輩のところへ合宿へ行きました。そこで、京都時代の先輩とも再開し、非常に有意義な合宿になりました。 仕上がりも順調に!といったところで、気持ちよく大晦日を迎え締めくくり、新年のお正月を迎え

          No.53 前向きに、ポジティブに

          No.52 「栄養満タン昼食×Handball」読んでください

          朝活無理そうなので、夜活で。 先日、ハンドボールのアジア選手権がクウェートで行われてました。 日本代表の試合は、ほぼほぼ見させていただきました!すごかった!かっこよかった! オリンピックまであと少しですが、今回の結果はオリンピックでの試合をかなり期待させてくれるものでした! 昨年の3月に、お寺×ハンドボールということで銘苅さんにお越しいただいて「メカデミーin新潟」を開催しました。 もうあれから一年経つのだな、、、と思っていましたが、となると今年は開催するのかどうか

          No.52 「栄養満タン昼食×Handball」読んでください