マガジンのカバー画像

研究成果

21
阪大工学研究科 応物コースの研究成果を発信します。
運営しているクリエイター

記事一覧

【Paper】\1ナノメートル以下の分解能で!/ 世界初!1分子内部の電子の歪みを画像化 Prof. Sugawara Group, ACS Nano 2023.

【Paper】\1ナノメートル以下の分解能で!/ 世界初!1分子内部の電子の歪みを画像化 Prof. Sugawara Group, ACS Nano 2023.

大阪大学大学院工学研究科 菅原康弘教授、山本達也さん(研究当時:博士後期課程)、大阪大学大学院基礎工学研究科 石原一教授、大阪公立大学大学院工学研究科 余越伸彦准教授、大阪産業技術研究所 山根秀勝研究員らの研究チームは、光照射により発生する力(光圧)を計る顕微鏡(光誘起力顕微鏡)を用いて、単一分子の中で電子が複雑に歪む様子を1ナノメートル(10億分の1メートル)以下の分解能で画像化することに世界で

もっとみる
【Paper】薄くて柔らかいシート型光センサが拓く“やさしい光分析技術” Prof. Sekitani Group, Advanced Materials 2024.

【Paper】薄くて柔らかいシート型光センサが拓く“やさしい光分析技術” Prof. Sekitani Group, Advanced Materials 2024.

大阪大学 産業科学研究所の川端玲さん(日本学術振興会特別研究員/工学研究科博士後期課程)、荒木徹平准教授、関谷毅教授、中央大学 理工学部の李恒助教、河野行雄教授らの研究グループは、測定対象物を傷つけない“薄くて柔らかい”シート型光センサの開発に成功し、光だけでなく熱や分子などに関連する電磁波(光)を“簡便に”検知・イメージングできる無線計測システムを実現しました。

本研究で開発したシート型光セン

もっとみる
【Award】International Workshop on Laser Material Processing and Applications 2023, The Outstanding Student Paper Award受賞🎉Hozumi Takahashi (D2 @ Yoshikawa lab)

【Award】International Workshop on Laser Material Processing and Applications 2023, The Outstanding Student Paper Award受賞🎉Hozumi Takahashi (D2 @ Yoshikawa lab)

2023年9月3-7日、2023年International Workshop on Laser Material Processing and Applicationsにて、口頭発表された吉川研D2の高橋 秀実さんが「The Outstanding Student Paper Award」を受賞されました。おめでとうございます!

発表タイトル: "Control of Crystallizat

もっとみる
【Paper】100 nmの”ずれ”が共鳴のスイッチに!Tang,..., Li, Takahara & Chu , Nature Communications 2023.

【Paper】100 nmの”ずれ”が共鳴のスイッチに!Tang,..., Li, Takahara & Chu , Nature Communications 2023.

大阪大学大学院工学研究科物理学系専攻応用物理学コースの高原淳一教授らの研究グループは、国立台湾大学Shi-Wei Chu教授および済南大学Xiangping Li教授と共同で、単結晶シリコンで作られたナノ共振器構造において高次のミー共鳴を発生させるための新たな条件を発見しました。

これまでの理論では、ミー共鳴の共鳴モードは、主にナノ構造のサイズと入射光の波長の関係のみによって決定されてしまい、他

もっとみる
【Paper】世界初!原子間力顕微鏡による単一原子触媒反応 Adachi,..., Sugawara,...,Li, Science  Advances 2023.

【Paper】世界初!原子間力顕微鏡による単一原子触媒反応 Adachi,..., Sugawara,...,Li, Science Advances 2023.

李艶君准教授(大阪大学大学院工学研究科)、菅原康弘教授(大阪大学大学院工学研究科)、Ivan Stich教授(スロバキアSlovak Academy of Sciences Institute of Physics)、Lev Kantorovich教授(イギリスKing’s College London)らの研究チームは、原子間力顕微鏡(AFM)/ケルビンプローブ力顕微鏡(KPFM)を利用した単一

もっとみる
【Award】Young Scientist Presentation Award受賞🎉Rei Kawabata (D3 @ Sekitani lab)

【Award】Young Scientist Presentation Award受賞🎉Rei Kawabata (D3 @ Sekitani lab)

2023年9月19-23日、2023年第84回応用物理学会秋季学術講演会にて、口頭発表された関谷研D3の川端 玲さんが「応用物理学会講演奨励賞」を受賞されました。おめでとうございます!

発表タイトル: カーボンナノチューブ光検出器と有機回路を用いた超柔軟・高感度なフレキシブル光センサシート
発表著者: 川端 玲,李 恒,荒木 徹平,秋山 実邦子,高橋 典華,酒井 大揮,松﨑 勇斗,山本 みな実,

もっとみる
【Award】Best Poster Award受賞🎉Keishi Yang (M1 @ Verma lab)

【Award】Best Poster Award受賞🎉Keishi Yang (M1 @ Verma lab)

2023年11月20-22日、国際会議16th Internatioanl Symposium on Nanomedicineにて、ポスター発表されたバルマ研究室M1の楊 恵詩さんが「The Best Poster Award」を受賞されました。おめでとうございます!

発表タイトル: High-speed AFM/Raman multimodal system for nanobiologica

もっとみる
【Award】学生優秀発表賞🎉Yuichiro Toichi (D1 @ Sakamoto lab)

【Award】学生優秀発表賞🎉Yuichiro Toichi (D1 @ Sakamoto lab)

2023年9月24日、日本物理学会・第78回年次大会(2023年)にて、ポスター発表された坂本研究室D1の戸市裕一朗さんが「学生優秀発表賞」を受賞されました。おめでとうございます!

発表タイトル: 2原子層タリウムの隠れたスピン偏極電子バンド
発表著者: 戸市裕一朗,小林宇宏,中田慶隆,岩岡睦生,八百板裕智,矢治光一郎,Yasmine Sassa,藤井純,吉田靖雄,長谷川幸雄,獅子堂達也,Mic

もっとみる
【Paper】植物が重力方向を感知する仕組みを解明 Nishimura,...,Yoshikawa, Toyota,Higaki, Morita, Science  2023.

【Paper】植物が重力方向を感知する仕組みを解明 Nishimura,...,Yoshikawa, Toyota,Higaki, Morita, Science 2023.

基礎生物学研究所植物環境応答研究部門の西村岳志助教、四方明格助教、森祥伍技術職員、森田(寺尾)美代教授の研究グループは、埼玉大学大学院理工学研究科の豊田正嗣教授、阿部純明 元大学院生、萩原拓真 大学院生、大阪大学大学院工学研究科の吉川洋史教授、熊本大学大学院先端科学研究部、国際先端科学技術研究機構の檜垣匠教授らと共同で、植物の根が重力方向を感知する仕組みを解明しました。

植物は『重力』方向を感知

もっとみる
【Paper】レーザーが咲かせる氷の花 Takahashi,..., Hosokawa & Yoshikawa, J. Phys. Chem. Lett.  2023.【読売新聞などで報道】2月11日追記

【Paper】レーザーが咲かせる氷の花 Takahashi,..., Hosokawa & Yoshikawa, J. Phys. Chem. Lett. 2023.【読売新聞などで報道】2月11日追記

大阪大学大学院工学研究科の吉川洋史教授、大学院生の高橋秀実さん(博士後期課程:日本学術振興会特別研究員DC1)、奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科の細川陽一郎教授らの研究グループは、レーザー技術を駆使することで、様々な形状の氷結晶の発生を精密に時空間制御できることを明らかにしました。

氷の結晶化は、我々が日常的に目にする自然現象であり、そのメカニズムを解明することは様々な科学・工業分

もっとみる
【Paper】紙製の電子皮膚を開発! Huang, Araki*, .., Sekitani,.., Koga*Advanced Materials Interfaces 2023.

【Paper】紙製の電子皮膚を開発! Huang, Araki*, .., Sekitani,.., Koga*Advanced Materials Interfaces 2023.

大阪大学産業科学研究所の黄茵彤氏(工学研究科博士後期課程・日本学術振興会 特別研究員DC1)、荒木徹平准教授(大阪大学産業科学研究所、応用物理学コースの協力講座:先進電子デバイス研究分野)、古賀大尚准教授らの研究グループは、木材由来のセルロースナノファイバー紙(ナノペーパー)を用いて、人の微弱な生体シグナル(脳波、心電、筋電など)を無線計測可能な電子皮膚(e-skin)を開発しました(下図)。この

もっとみる
【Paper】クリックケミストリーによる細胞接着法Kitagawa,Okuma,..., Yoshikawa, .., Matsuzaki & Tera, Bioconjugate Chemistry 2023

【Paper】クリックケミストリーによる細胞接着法Kitagawa,Okuma,..., Yoshikawa, .., Matsuzaki & Tera, Bioconjugate Chemistry 2023

分子と分子との間に簡単かつ迅速に「強靭な共有結合」を創るため、様々な技術開発が進められてきています。その中でもProf. Bertozzi(2022年ノーベル化学賞)が切り拓いたクリックケミストリー(以下の参考文献を参照)は、生体内の生物反応を妨害することなく、迅速に化学結合を創生する(生体直交性と言います)ことで極めて重要な反応と言えます。しかし、細胞とミクロな蛍光分子との化学結合が研究の中心で

もっとみる
ライン照明を用いたハイスループットラマン顕微鏡の開発Mochizuki, Kumamoto,...,Fujita, Biomed. Opt. Express 2023.

ライン照明を用いたハイスループットラマン顕微鏡の開発Mochizuki, Kumamoto,...,Fujita, Biomed. Opt. Express 2023.

望月 健太郎助教*(京都府立医科大学 医学系研究科)、熊本 康昭助教*(*共同筆頭著者 大阪大学 工学研究科 応用物理学コース)および藤田 克昌教授(大阪大学 工学研究科 応用物理学コース)らは共同で、従来のラマン顕微鏡の数百倍の速度で情報を取得できるラマン顕微鏡を開発しました。この高速化により、この写真のような生きた細胞の大面積ハイパースペクトル画像を取得することが可能になりました。

以上の成

もっとみる
ダイヤモンドを用いて高品質なカーボンナノチューブを合成!【Wang,..,Inoue,Kobayashi, ACS Omega, Diamond & Related Materials 2022, Applied Physics Express 2023】

ダイヤモンドを用いて高品質なカーボンナノチューブを合成!【Wang,..,Inoue,Kobayashi, ACS Omega, Diamond & Related Materials 2022, Applied Physics Express 2023】

大阪大学・応用物理学コースの王梦玥さん(大学院生)、前川愛佳さん(大学院生)、申満さん(大学院生)、劉元嘉さん(大学院生)、井ノ上泰輝助教、小林慶裕教授らの研究チームは、固体成長核を用いることで高い結晶性を持つカーボンナノチューブの合成に成功しました。

カーボンナノチューブは、炭素原子から作られる直径1 nm程度のチューブ状の物質です。電気伝導性や機械強度が非常に高く、構造の違いによって半導体的

もっとみる