🏃🏿‍♀️誰の人生を私は生きてるの⁉️

先日。友人のマリアと数ヶ月ぶりで会った。
すこし痩せてはいたが、明るい表情で笑顔が爽やかである。

遂に冷酷で危険な夫と離婚が成立した。10年間の辛抱である。この間新たな職場を自分で探し、何ヵ所も不動産会社に断られたあげく、ようやく入れるアパートを確保した。今でも帰宅時は夫がいないか、周囲を見てから入室するという。

離婚後のビザを、配偶者ビザから定住者ビザに変更する手続きも終えて、ひと段落したところ、とのこと。
今の課題は不安定な職、と言える。３，４個のパート先を掛け持ちし、休日は月に３，４日しかない。物価の高騰でバランスの取れた食事を取れていなかった。
今は新たな夢があることを、瞳をキラキラさせながら話してくれた。
それはいつしか自分のカフェを持つことだ、と。

私はそのための極端な節約よりも、今は食事をしっかり取って健康的な若々しい身体づくりが先だと話した。健康はすべてに優先する。
飲食業は始めやすく継続が難しい。自分のビジネスを持ちたいなら小資本でスタートできるwebビジネスを勧めた。
ターゲットや分野を絞って取りあえずは今日からでも。完璧を目指すといつまでもスタート出来ない。どうせ始めは誰も来ないんだから。

ところで、シングルアゲインになった今の気持ちは？と彼女にたずねた。

私は今まで楽な生活だけを選んでいた。
モラハラもジッと我慢して過ぎ去るのを待つだけで、、。
買い物も、仕事も、家事も彼の指示通りに行動して１日が過ぎ去った。
自分を押し殺してさえいればなんとかしのげると。
しかし夫のモラハラは酷くなる一方で耐え難くなっていった。
そして自分が壊れていくのが怖くなった。
そんな苦しい胸の内を、時々美幸さんに聞いてもらって本当に救われた。
困難に直面するたび時間を割いて助けてくれた。
あなたの行動力にはいつも感動する。
今日は一瞬、外国人と見間違ったしね！と私のグレイがかった金髪ヘアを指して笑い転げた。

「そう。スタッフが怖気ずいていたので、剥げてもいいから、ブリーチしてグレーがかった金髪にして。それからアチコチ、ダークブラウン入れてね、ってオーダーしたのよ。失敗したらカツラ被るから、といったらホッとして挑戦してくれたわ！おかげで白髪隠しとはサヨナラ、よ！　周囲の目も少しは気にしたけど誰も言ってこないし注目もないの。他人なんて自分が思うほど人のことなど興味は無いものよ。
だから迷惑をかけないなら、自分の思うがままに生きたらいいわ。
どうせ皆死ぬんだもの。」

そうねぇ。ポジティブで元気なあなたの生き方が、弱虫な私を変えてくれたと思う。夫には思っていることを話すようになったし。
それによって私の行動範囲も広がって楽しくなった。私、あまりにも我慢しすぎて、主張をしなかったから自ら権利を狭めていったことに気づいたの。もっと勇気をもって妻として行動すべきだったって。
私が強くなったら夫もあんまりな要求はしなくなった、、彼をモンスターにした要因の一つは弱すぎる自分にもあったのかもしれないな。でもやり直すには遅すぎた。これまでのモラハラは許せないし、伴侶としての扱いが依然としてないことは変わらなかったから。

彼は子供達、親戚、ご近所に私の悪口をばらまいて被害者の立場を取ってるの。以前から世間面はいいのよ！でもどうでもいいの、やっと、やっと
別れることが出来たんだから！

今は自分の足で立ち、誰に見張られることなくどこへでも行ける。
毎日安全に食事が出来て、安心して熟睡できる。やりたいことができる！
自由こそが大事なんだと実感した。

私の人生は私が決める！
私は私の人生を生きていなかった。他人に寄り掛かった生き方なんてまっぴら。窒息しそう。今は毎日が楽しい。ハードな仕事をなんとかこなしているし。

彼女は地獄の結婚からのサバイバー。なんとか生き延びた。
私は経験者として深くうなづく。独身になってから私の人生は輝きだした。
沢山のことを学び、喪失に苦しみ、家族のきずなを強め、恋にも落ちた。

自分の人生を生きる。楽な道は地獄への道。毎日が選択の連続である。
内なる声に耳を澄ませて慎重に歩んでいこう。たった一度の短い人生を
悔やまないように。
今日の私は自分が選んだ結果で誰のせいでもない。
全ては自己責任なのだ。