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【詩】いたずら


わがままに風が笑っては
髪を乱して過ぎて行く
目には見えない悪戯小僧
 
風の気まぐれ
あなたの気まぐれ
 
甘い色を灯しては
素知らぬ顔で吹き消して
私の心を揺らすばかり
 
いたずら退治に忙しいのに
心がなぜか賑わって
いつしか軽くなっていた
 
風のような人でした







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