マガジンのカバー画像

スクラップブック

160
何度でも読み返したいnoteの記録
運営しているクリエイター

2020年6月の記事一覧

この割れ切った世界の片隅で

コロナウイルスが社会に与えた最も大きな影響は、見えづらかった社会の分断を可視化したことではないでしょうか。 ステイホームできない、明日を生きるのすら精一杯な人。パソコンを持っておらず、家では完全に社会から隔離されてしまう人。勉強ができるような家庭環境でない人。外で遊ぶ自分を自慢げにSNSに載せる人。「クラスターフェス」と称し、コロナに積極的にかかろうとする人。感染者を引っ越しにまで追い込む地方の村社会。 普段暮らしているとそのような人と出会わない、という人が殆どでしょう。

感じ取り、気づきを交換する世界をつくる。

オーダーメイドというと、自分の好きや欲しいものが明確な人が行うイメージがあるかもしれません。でも私はオーダーとは、自身の世界を深めるためにするのではないかと思います。人から自分はどう見えているのか。自分を捉え直していくようなオーダーは、欲しいものを手に入れることではなく、遠くから歩いてくる自分に出会うような新しい体験です。 とはいえ、何が出るかわからない!不安も多いと思います。 今日は実際のオーダーの様子をお客さまの声を交えながら、ご紹介したいと思います! あなたがいれば

撮りがいのあるギャルに感銘をうけた日

とかく変わったもの、突飛なものはネタにされやすい。 先日の話。成人式の前撮りにいった。前撮りとはいえ、この蒸し暑い時期に振袖とは珍しい。 聞けばおじいちゃんの体調がよろしくないそうだ。元気なうちに振袖姿を見せたいという御家族の心遣い。いい話だ。きっと黒髪で清楚でどこか古風な芳根京子みたいなお嬢さんが、はにかみながら待ってるはずだ。そう思い、ご自宅にうかがった。 芳根はいなかった。代わりと言ってはアレだが気合いの入ったギャルがいた。 撮られることに積極的な子。上のポージ

読みやすさとは何か、ということについて。

この文章を読んでいるあなたは、本を読むのが得意ですか? 私はというと、どちらとも言えません。昨年、本を一冊出版したくらいなので、今でこそ本は好きですし読むのも早くなりましたが、子どもの頃はむしろ苦手でした。 なぜ苦手だったのかと考えると、端的に言えば「めんどくさかったから」です。大量の文字情報を目の前にすると、それだけでウンザリして眠くなってしまい、面倒くさがり&せっかちだった私は、あらすじと結果だけ分かっていればいいじゃないか、と思っていました。 そもそも、本とは何な

アートと社会をつなぐ、小さな成功体験

こんにちは。アートマネージャーのてらだです。 私は学生時代、休学して10ヶ月間ロンドンに留学していました。そこでの体験と気づきを、これから少しづつ、書いていこうと思っています。 アートの現場を見たい!渡英してすぐ、気候も温暖なロンドンの6月。「せっかく来たからにはアートの現場で何が行われているのがとにかく見たい!」気持ちに満ちていた私は、渡英直後からひたすらCVを書き、アート関係のアルバイトやボランティアを探していました。 その時よく使っていたのがArts Counci

+5

Netflix「ミス・アメリカーナ」

攻撃的な人は強い人ではない

先日、ジャーナリストの伊藤詩織さんに対する名誉毀損で計3人が提訴されたのを受けて、うちの一人である漫画家のはすみとしこさんがSNS上で反応を示した。内容は伊藤さんに向けて、あなたの提訴の影響で私のところにも誹謗中傷が集まっているとか、自死した木村花さんを引き合いに出して「私がそうならないように注意すべきだ」というようなもので、端的に言えば自分を被害者の立場に置いて提訴してきている相手に甘えるようなものである。 ご存知でない方に説明すると、はすみさんは「そうだ難民しよう」とい

有料
100

もうナプキンは要らない? 「生理用ショーツ」ガチレビュー

めちゃくちゃステマみたいなタイトルをつけてしまった。 ・・・けど、全然ステマじゃないです。誰からも1円も貰っていません。商品も貰ってません。自分のお金で買って、自分で使いました。 以下のレビューは全てわたし個人の感想です。ご了承ください。 わたし、遂に「生理用ショーツ」デビューしました。 1年くらい前から、ずーーーーっと気になっていたんですが、遂に試すことができました。遂にです。 「生理用ショーツ」って、何それ? って方も多いと思います。ざっくり言うと「生理の時に、ナ

「脱毛」と「脱色」の文字トラップにかかり、眉毛が無になった

先日、こんな言葉をインスタで見つけた。 眉毛を脱色すると、 垢抜けたおしゃれさんになる! メイクで眉マスカラを使っているわたしは、「眉を明るくするとなんかいい感じになる」と知っていた。そこで、さらなる "いい感じ" を目指して眉毛を脱色することに決めた。なぜなら "垢抜けたおしゃれさん" になりたかったから。 調べたところ、体用ではあるものの、眉脱色には敏感肌用の『エピラット』という商品を使っている人が多いらしい。 引用:Amazon 「自然なゴールド仕上げ」、これ