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習い事の正体は、コミュニティ。

*この記事は2020年に執筆したものを一部編集しております*

 ちょうど1年前に決心をし、佐藤友美さん(以下さとゆみさん)の「編集・ライター養成講座 女性向けメディア専門コース」を受けた。

現在のさとゆみさんライティング講座詳細ページ▼
さとゆみビジネスライティングゼミ開催概要


男性の自分がこの講座に飛び込むのには、少しの勇気を要したが、非常に特別な体験になったので、ここに書いておきたい。

 この講座は、主に女性誌で記事を書く際に必要となる、かなり実践的な考え方や技術を学ぶ講座だった。

最初の方の講座では、商品をPRする方のお話を聞き、その取材内容を元手に雑誌見開き2ページの構成を考えた。

文章の書き方だけではなく、写真を選び、誌面上での配置、それぞれの大きさ、どこにどれくらい説明をつけて、キャッチコピーはどうするとか、全くやったことがない内容だった。


やってみると非常に難しかった。


自分は、文章は読むのも書くのも好きなので、少し自信をもって臨んだのだが、既にライターとして活躍されている方と比べたら、自分の技術なんて、アリんこ同然だった。

その他に、他の生徒にインタビューしてその方を紹介する記事を書いたり、「いっぺん死んでみる」というワークショプを体験し、ワークショップの内容と感じたことを記事としてまとめるなど、”書く”ということについて、色んなアプローチで学ばせていただいた。

ちなみに、ワークショップを体験し内容と感じたことをまとめる場合、自分の感想をどの程度いれるか、この辺は非常に難しかった。

そういったことも、講座の中で丁寧に見てくださる。

世の中にはライターとしての仕事は色々なパターンがあると思うが、この講座では、一通りの仕事のパターンを経験でき、一つ一つの課題についてさとゆみさんが丁寧に添削してくださる。

しかも、非常に細かく、分かりやすく、上からではない感じで、やさしく。(ズバッと言うところはズバっと言われます)

控えめに言っても、社会人になってから最も勉強になった時間だった。文章の書き方、インタビューの仕方、ギャラの交渉から企画提案の仕方にいたるまでありとあらゆることを学べるので、知恵熱が1ヶ月間続きそうなほどの収穫が毎回あった。全六回あるうちの、毎回だ。

個人的には "書く" ことがこんなにもマーケティングの観点において収穫になる営みだとは思っていなかった。

書き手・インタビュイー・読み手・誌面のファン・世情・商品などなど...。色んなことを色んな視点で考えて、書く、こと。

「果たして、この言葉で伝わるだろうか?」
「掲載するメディアに相応しい言葉を、使っているだろうか?」
「最後まで読んでもらえる文に、できているだろうか?」
「目的の落とし所に落とせているだろうか?」

これらの観点は、マーケティングに限りなく近いと思う。

少し大げさかもしれないが、"書く"ことを学ぶことは、マーケティングを理解するためにマーケティング系の基礎講座を受けるよりも、有用な方法かもしれない。

そう思うくらい、勉強になった。

ライティング以外の、ある学び。


 講座を受けている途中から感じていたが、ともに大変な課題をこなした同期の生徒さんたちとは、とても仲良くなれる。

仲良いというか、いまは、メンバーが愛おしくてしょうがない。そんな感じになる。

その理由は、さとゆみさんという方を慕って集まったという、共通の目的・目標があるということ。

ライティングという自分をさらけ出すような作業で、お互いが素っ裸になって確認し合ったということ。

ここには、習い事に共通するコミュニティ形成の作用を体感できた。

ある一定の期間、同じ場所と時間で、定期的に一緒に過ごし、同じ目標に向かって、学びをともにする。

恥ずかしいところも見せ合いながら、一緒に、成長する。

結果的ではあるが、コミュニティが形成されていくような感覚を、講座中〜終了後までのメンバー間のコミュニケーションを経て、強く感じた。

講座を受講し始めたころ、僕は、オンラインサロンやグループ、オンラインレッスンなどの色んなコミュニティに参加し、コミュニティとはどんなものなのだろう?と、コミュニティの中を見て回りはじめたときだった。

思わぬところでコミュニティが形成され、自分の中でメンバーに対する愛情が芽生えていく過程を、体験できた。

講座終了後、さとゆみさん含むメンバー間では、「あのコンテンツ見た?」「この記事すごい参考になるね」「仕事でこういうとき、どうしてる?」といった会話を交わし、時には少人数で集まって語らうこともある。

特筆すべきは、この講座で培われたメンバー間の「絆」は、他のコミュニティで培われるものよりも強く感じる点だ。

まったく誇張無く言うが、毎日、メンバーのことを考える。

それほどに、自分の可処分精神を埋めている。「家族」と言ったら大げさかもしれないが、ちょっと、姉弟っぽいかなと思う、この距離感。

人生で、はじめての感覚。


ライターとしての技術だけではなく、学びをともにした大切な仲間たちをくれたさとゆみさんに、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

1年前、申し込んで、本当に、よかった。


▼下記は2023年12月時点の情報です

さとゆみさんのライター講座は、ビジネスライティングゼミというタイトルになり、2024年1月〜3月までの第3期生を募集中です。

詳細はこちらからご確認ください。

卒業生ライターによるレビュー・連載・インタビューなどが掲載されたCORECOLOR.JPで、希望者は卒業後にライターとして活躍する道も拓かれています。私も数記事書かせていただいております。こちらが私の記事の一覧です。

少しでも興味がありましたら、必ず受講してみることをおすすめします。

大人になってから「学ぶ」ということは、心のストレッチをするようで、非常に、気持ちがいいです。


お読みいただき、ありがとうございました。

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