見出し画像

noteイベント「30分で記事を書く準備ができるワークショップ」に参加しました!【構成づくりの4ステップ+実例紹介も】

今日はnote公式さん主催のイベント「30分で記事を書く準備ができるワークショップ」に参加してきました!

どんなイベントだったかというと、これは「構成づくりを学びたい人の後押しになる」

構成を作ることって、「難しい、どうやったらいいかわからない」と感じている方は多いかなと思います。私がライターさん向けの講座・セミナーに登壇するときも、構成についてはよく質問をいただいていました。

そんな構成づくりを、1ステップずつ段階を踏んでいくことで作っていく。noteのディレクターさんによる解説つきで、ワークショップ形式で学ぶことができました。

駆け出しライターさん向けとしては、やや難しい内容ではあるのですが、「ひとりで記事を書いていきたい」と考えている方にとっては、やってみる価値があると思います。

イベントレポートを書きつつ、私なりの解説もくわえながら「ワークショップの流れに沿って構成を作ってみた」ので、ぜひ勉強用に使っていただければ嬉しいです!

※2021/8/11(水)0:00時点では、まだアーカイブ配信がされていなかったため、もし動画が公開されましたらURLを追記します◎


構成づくりの流れとは?

まずは、ワークショップ内で紹介していた構成づくりについて、どんな流れで考えていけばいいかまとめますね。今回は4つのステップで解説していました。

【構成づくりのための4ステップ】
1.テーマを「ひとこと」で考えてみる
2.テーマを「一文」で考えてみる
3.記事の目標を考えてみる
4.構成を一行ずつ考えてみる

これはあくまでやり方のひとつではありますが、私的には1~4の中でも「3.記事の目標を考えてみる」と、「4. 構成を一行ずつ考えてみる」が大事なポイントだなと感じました。これについては、私も普段から記事を書くときに、近いことをやっています。

では、4つのステップについて、なるべくわかりやすく解説していきます。もしこれから書きたい記事がある方は、読み進めながら一緒に構成を考えてみてください◎


【手順1】テーマを「ひとこと」で考えてみる

最初にやることは、テーマ決めです。ただ、テーマといっても漠然としすぎていますよね。そこで「ひとこと」で言い切れるテーマを書き出します。

【テーマの例】
・日記、趣味、最近の学び など

ワークショップ参加者さんの例ですと、「育児」「転職」「移住」「文房具」などを挙げていらっしゃる方がいました。駆け出しライターさんであれば、ここが「仕事のこと」や「これから書きたいテーマ」「自分の得意分野」などになるかなと思います。

ちなみに、私が今書きたいテーマをひとことで言うと「デジタルイラスト」です!(ちょっと意外に思いました? ライター以外のテーマも書きたいんですよ!笑)


【手順2】テーマを「一文」で考えてみる

次にやることは、テーマを「一文」で考えることです。手順1で「テーマをひとこと」で書き出したので、そのテーマをもう少し具体的にしてみます。

私の場合は「デジタルイラスト」でしたので、こんなテーマを考えてみました。

【例】
・ライターの私が、デジタルイラスト初心者になって学んだこと
・私の好きなデジタルイラスト講座チャンネル
・イラスト1年目に本当に役に立ったイラスト系おすすめ本
・「こんな絵を描いてみたい!」推しイラストレーターさん紹介

どうでしょうか? なんだか記事っぽくなりましたよね! テーマを一文で考えてみるというのは、「どんな切り口で書くか決めること」です。ステップ1で挙げたテーマだけではまだ漠然としすぎているので、もう少し範囲を狭めてあげるイメージですね。

note画像

「どうやって考えたらいいかわからない、難しい」という方は、似たテーマで書いている方のnoteやブログ、メディアの記事を参考にしてみることがおすすめです。それを見て「私だったら、どう書こうかな?」と考える習慣をつけていくことがコツですね。私も、自分で構成を思いつけないときはそうやって類似記事を探して、いくつか見比べて参考にしています。

余裕があれば複数のテーマを考えて、その中から「どれが面白そうか?」「読んでみたくなるか?」を吟味すると、良い内容を練ることができますよ!

【手順3】記事の目標を考えてみる

3つめの手順は「記事の目標を考えてみる」こと。これはライターさんにとっては大事なポイントなので、ぜひ押さえていただきたいです!

【記事の目標で考えるべきポイント3つ】
・「誰に」
・「何を」
・「どんな立場で」

もっと噛み砕いて言うと、「誰に記事を届けるか?」「記事を通して何を伝えるか?」「どんな立場から記事を書くか?」です。

例として、私が考えた1文テーマを使って、記事の目標を書き出してみました。

【選んだテーマ】
・「ライターの私が、デジタルイラスト初心者になって学んだこと」

【記事の目標3つ】
・「誰に」:
私のフォロワーさんに。絵を描いてみたいひとに。新しいことをはじめてみたいひとに。何かに本気でチャレンジしている人へ。
・「何を」:ライターが絵を書くことのメリット・気づき、楽しさ、大変さ、挑戦したい人へのメッセージ。
・「どんな立場で」:イラスト初心者目線で。30歳をすぎてから絵を描き始めた絵描きとして。ライターが新しいスキルを身につける例として。

どうでしょうか? さっきの一文テーマから、さらに踏み込んだ記事設計ができていますよね! 中には「ここまで考えたことないよ」「大変そうだ」と思っちゃった方も、もしかするといるかもしれません。それはとても自然なことです。

ぶっちゃけて言ってしまうと、実は記事の目標って、あまり考えなくとも記事自体は書けてしまいます(だから意識していない方は、とても多いんです。ここまでやるのって面倒ですからね汗)。

でも、逆に考えてみてください。

「伝えたい相手を決めない」「何を書くか決めない」「書き手の立場も決めない(自分の意見がフラフラしている)」。こんな記事って、どうなると思いますか? 宛先不明で、中身が読めない、差出人もわからないような手紙になっていませんか?

そうなんです。目標を決めないまま書いた場合、記事の形にはなっているけれど、うまく届かないんです。これってせっかく書いたのにもったいないですよね。ライターであれば「トライアルに通らない」「頑張って書いているのに、なぜか読んでもらえない」という壁にぶつかる原因にもなりえます。

もちろん、仕事でなくとも「良い記事を書きたい! noteをもっと読んでほしい!」と思ったら、「誰に」「何を」「どんな立場で」の3つを意識することは大事です。届けたい人の心に、ちゃんと響く記事になると思います◎

【手順4】構成を一行ずつ考えてみる

さて、構成づくりもいよいよ最終段階です! ラストは、これまで考えてきたテーマや目標を踏まえて「記事の型」に当てはめていきます。

ワークショップ内では、4つの構成を紹介していました。とっつきやすいのは「1. 起承転結」なので、「まずは起承転結からやってみてください」とのこと。

基本を知りたい方は「1. 起承転結」でよいかなと思いますが、もしうまくいかなければ「自分の書きたいテーマで、どれが当てはまりそうかな? しっくりくるかな?」を考えてみてください。

【1. 基本のパターン(起承転結)】
・起:テーマを提示する
・承:テーマを深堀り。さらに詳しく。
・転:自分ならではのエピソード(私はこう!みたいな体験談や言いたいこと)
・結:結論(まとめ)
【2. 応用パターン(起転承結。Web向きの見せ方)】
・起:テーマを提示する
・転:自分ならではのエピソード(ここで面白いものを見せて、最後まで読んでもらう)
・承:テーマを深堀り。さらに詳しく。
・結:結論(まとめ)
【3. ニュース記事、取材記事(選手紹介など)】
・ハイライト:最も印象的だったこと、希少価値が高いこと
・現在:取材対象の人柄や詳細を伝える情報
・過去:取材対象の価値を高めるエピソード
・未来:書き手が託す期待や発信したいメッセージ
【4. 序破急】
・序:序論(背景を説明する)
・破:本論(自分が説明したいこと)
・急:結論(まとめ)

構成って、とても難しそうなイメージがあるかなと思うのですが、こうやってパターン分けができるんです。私もこれについては、ライティングの本で勉強したり、自分で記事の分析をやったりしながら知っていったことでした。

では、私の構成もここで書いてみますね! 使った型はシンプルな「起承転結」です。

【テーマ】
「ライターの私が、デジタルイラスト初心者になって学んだこと」

【構成】
・起:「絵は描けない」と思っていた私が、デジタルイラストをはじめた
・承:何を描いているか。どうやって描いているか。成果は?
・転:ライターがイラストを描くことのメリットは?良いことあるの?
・結:私にとって、絵は「新しい表現方法」になりそうだ。

「起承転結」は、実はライターの仕事でWebの記事(とくにSEO記事)を書くときには、あまり使われません。なぜかというと、ユーザーが探している情報の答えを記事冒頭に入れないと、そもそも読んでもらえないからです。そのため「結論から書く」ようにします。

「起承転結」はどちらかというと、小説や脚本・シナリオ系で使う型かなと思います。noteであれば、体験談とは相性がよさそうですね!


【おわりに】ワークショップに参加してみて

今回はnote公式さんのイベント「30分で記事を書く準備ができるワークショップ」を参考に、記事構成について4つのステップを紹介しました。私としても「構成の作り方については、いつかnoteで書きたい!」と思っていたので、とてもいい機会になりました。

最後に、私からもアドバイスも。ライターを目指したい方や、高単価ライターになりたくて構成を勉強したい方におすすめすることは「編集者になったつもりで、記事を俯瞰すること」。何をやればいいのかというと、この3つです。


・記事の「見出し」だけを見てみる

・「どういう流れで記事が書かれているか?」を知る

・それを自分でも真似してみる


編集者さんというのは、記事の全体を把握することがとても上手です。その広い視野を持つことができると、人の記事を読んで「こういう構成になっているな」というのがわかりますし、自分の記事にも活かすことができます。

一度では理解しきれなかった方も、少しずつ焦らなくていいので、ぜひやってみてくださいね。最初は時間がかかるかなと思うのですが、ブレない構成を作れるようになると、本文を書くときにも迷わなくなりますから。

それと、イベント参加者の皆さんが「#記事を書く準備ワークショップ」でタグをつけてnoteを投稿していらっしゃいます。今回紹介した構成の型を使っているはずなので、ぜひお手本として読んでみてください◎

私も皆さんのnoteを、読みにいきますね! 楽しみにしています!



【2021/09/08追記】

投稿時に設定していたイラスト画像が消えてしまっていたため、新しくTOP画像をお借りいたしました。素敵なイラストをありがとうございます!

この記事が参加している募集

noteを読んでくださり有難うございます!創ることを通して、今を生きる人の力になるコンテンツを届けることが私の喜びです。