はなまろ

合気道歴30数年、居合、空手などを経験。定年退職後は2匹の猫と妻とガーデニングなどを楽…

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合気道歴30数年、居合、空手などを経験。定年退職後は2匹の猫と妻とガーデニングなどを楽しみながら暮らす。

マガジン

  • 二匹の猫と楽しい毎日

    「猫(アメリカンショートヘアー)」と「合気道(合気道歴40年ほどの経験について)」と「1970年頃の思い出」を書いています。

  • 二匹の猫と楽しい毎日(猫、合気道、他)

    二匹の猫を飼っています、二代目のアメリカンショートヘアーの成長と思い出の記録。合気道を40年近くやっています。最初は健康のためでしたが、その後武道にはまり、居合などもやりながら、海外遠征もし、今は指導しています。自分なりの失敗や気づきについて書いてみます。

最近の記事

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二匹の猫と楽しい毎日ー11(<そら>が、ベランダからまた落ちた)

【前回】<みかん>と名付けられた子猫がやってきた。 1.先住猫<そら>と新しい子猫<みかん>  妻の部屋からケージ越しに<みかん>を対面させるようになってから一週   間くらいが過ぎた。 <そら>は<みかん>を見ても物珍し気にケージの周りをウロチョロするこ  とはなくなった。  思い切って<みかん>をケージから外に出してみた。  <そら>は「フンフン」とみかんのお尻の臭いを嗅ぐ。  それがいやなのか、<みかん>は「みゃー、みゃー」なきながら、ヨタヨ  タと妻の方に歩いて

    • #気の実感ー合気道の不思議な体験2#

      前回、自分が「気」を感じた時の一度目の事を書いてみた。 今回は2度目に感じた時の事。 約10年くらい前。 合気道歴も30年くらいになった頃だった。 それは横面打ち四方投げをやっていたときだ。 相手が右手で横面打ちをしてきたとき、 それに合わせて右足を軸に左半身を腰でまわして避けるのだが、 そのとき相手が打ってくる右腕とそれを受けようとする自分の左側面との間の空気がとても<密>に感じられた。 逆に相手の左側面と自分の右側面の空気が<疎>に感じられた。 しかも相手の左側面に自

      • 気の実感ー合気道の不思議な体験

        合気道をやっていて「気」を体験したことがある人は、どのくらいいるだろうか? 私は2度ある。 そのうちの1回目について書いてみる。 それは合気道を初めて2,3ヶ月目のことだった。 まず、何故合気道を始めたのかについて説明する。 1.今から半世紀近く前、大学を卒業して社会人になった (1)当時は高度経済成長の真っ盛りであり、企業はただ拡大成長に邁進し、公害や他国の利害などの問題は二の次だった。 私もそんなとき大企業に入った。 といっても性格上強引な仕事は向いていないので

        • 実際に役に立つ<合気道>とは

          現実に合気道の道場で習うのは「一教」「二教」・・・「四方投げ」「入り身投げ」「呼吸法」・・・といった技だ。 何年か稽古をして、先輩方にやられた技を、自分が誰かに掛けることが出来たら、なんとなく特別の能力を持ったみたいで優越感に浸れるかもしれない。 そして覚えた技を掛けあっているのは、結構楽しい運動なのだ。                                      YOU TUBEでたくさんの動画を乗せている白川師範のように投げられるようになれば楽しいし、先

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        二匹の猫と楽しい毎日ー11(<そら>が、ベランダからまた落ちた)

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        • 二匹の猫と楽しい毎日(猫、合気道、他)
          17本
        • 二匹の猫と楽しい毎日
          5本

        記事

          殺人事件が多発

          ここ数日、TVで殺人事件が報道されている。 ①12月20日に神奈川県茅ヶ崎市で55歳の男性が長期間家賃を滞納していた男性に刺殺された。 ②12月25日に埼玉県飯能市で親子3人がハンマーのような物で頭部を殴られて殺害された。 いずれも<いきなり>、「殴ってきた」「刺してきた」といった点が共通。 そんなとき、合気道で身を護れるのか。 <体捌き>をキチンとやっている2段レベルなら「ある程度対応できるのではないか」と思う。 合気道の一番の<長所>は、相手の動きに対応して動くと

          殺人事件が多発

          合気道は何故弱いといわれるのか

          1.試合がないから 2.弱そうな人(子供、年寄、女性)がやっているから 3.決まったパターンの稽古しかないから 1.合気道は弱くないか  ネットには「合気道は弱い」とか「最弱武道」とか「護身術にならない」といった事が書かれている。 逆に「最強」と書かれていることもある。(ごくわずかだが) その場合はたいてい、開祖の植芝盛平翁や塩田剛三先生の事を指している。 2.弱い、強いというのは何かと比較しての事だと思う。 その場合、大抵は柔道、空手といった他の体術を想起しているのだろ

          合気道は何故弱いといわれるのか

          二匹の猫と楽しい毎日-17

          【前回】猫の去勢手術が終わり、スプレーもしなくなった。 去勢の影響は雌猫より雄猫の方が大きいのだろうか。 <みかん>の動きはそれほど変わらないが、<そら>は以前ほど活発でなくなった。 確かに人間でも男が女を追いかけるのが本能なのだろうから、<そら>が<男>としてのパワーの源がなくなったのだから、やむを得ないのかもしれない。 何かがなくなったと感じたのか、やたらと股間をなめるようになった。 なんとなく<そら>の関心が我々人間の方に向いてきたように思う。 それまでひたすら<み

          二匹の猫と楽しい毎日-17

          二匹の猫と楽しい毎日-16

          【前回】<そら>ちゃんが下手なので子供は期待出来なかった。 いつも行く獣医さんに相談して去勢することにした。 雄だけかと思ったが雌も去勢しないとストレスが溜まるので両方を一緒にすることになった。 去勢手術は簡単に終わったが、猫は疲れたらしく家に帰ってくるとひたすらに眠っていた。 雌猫の去勢は外からは判らないが、雄猫の去勢は外からも少しわかる。 「○○がしぼんでいた」 <そら>ちゃんは、心なしか気落ちしているように思えた。 思わず自分の股間が確かにあるのをそっと触って確

          二匹の猫と楽しい毎日-16

          二匹の猫と楽しい毎日-15(思春期の終わり)

          【前回】猫が発情しスプレーをするようになり、子供を期待したが・・・。 <みかん>が<そら>に迫るが、なかなか上手くいかない。 ときどき<そら>が後ろから抱きつくが、結局うまくいかない。 そんなときは<みかん>が怒って、<そら>を睨み付け、部屋の隅まで追い込む。 <そら>は両手をあげて半立ちになる。 「ごめんなさい」のポーズ それで<みかん>は怒って猫パンチ。 ・・・きっと「下手くそ。死ね!」といっているのだと思う。 <そら>も「シャー」と口を開けて応戦するが、すぐに逃げ

          二匹の猫と楽しい毎日-15(思春期の終わり)

          二匹の猫と楽しい毎日-14(思春期)

          【前回】都心のマンションから郊外の一軒屋に移った。借家だが。 それまで2LDKのマンションの狭い空間の中を2匹の猫は追かけっこをしていたが、4LDKの中古ながら二階建ての一軒屋になったので、猫は大喜びで家中を駆け回るようになった。 1.一軒屋は広い 猫は本来高いところが好きで、マンションに住んでいたときもタンスの上から寝ている僕のおなかの上に飛び降りたりした。 そして本棚の上が気に入ったのかそこが居場所となった。 そして困ったことに、そこから飛び降りると一緒に何冊もの本

          二匹の猫と楽しい毎日-14(思春期)

          二匹の猫と楽しい毎日-13(マンションから一軒屋へ)

          【前回】<そら>ちゃんが病院でギブスをつけてもらい我が家へ帰った。 1.ギブスを脚につけられた<そら>ちゃんが家に帰ってきた。 脚が痒いのか、その脚のギブスを歯で少しずつ剥がしていった。 そこでもう一度病院に行くと、エリザベスカラーをつけられた。 そして<そら>ちゃんはギブスを噛めなくなった。 その日夜、「コンコンコン」と何かを叩く音で起こされた。 キッチンに行くと<そら>ちゃんが、ギブスをはめた脚をフローリングの板に叩きつけていた。 多分痒いのだろう。 僕も小学校の

          二匹の猫と楽しい毎日-13(マンションから一軒屋へ)

          二匹の猫と楽しい毎日-12(<そら>ちゃんギブスをはめる)

          【前回】<そら>がバルコニーから落ちた。 <みかん>がバルコニーの縁で「ミーミー」ないているので、下を見たら道路に、<そら>が落っこちていた。 僕はすぐに部屋を飛び出し、裸足で道路に飛び出て、<そら>を抱いて部屋に戻った。 <そら>は鼻をうったらしく、鼻血を出していた。 妻に言ってタクシーを呼んで、すぐに動物病院に駆け込んだ。 <そら>は「フーフー」と鼻息をだしていた。 電話をしていたので、先生はすぐに<そら>を診てくれた。 先生は<そら>の体を手で触りながら様子を見て

          二匹の猫と楽しい毎日-12(<そら>ちゃんギブスをはめる)

          5.合気道は役に立つのか

          1.<合気道>ときいて何を思い浮かぶか ・普通の人の感想・・・「武道のひとつだろうけれどよくわからない」 ・見た事のある人の感想・・・「やらせ」「パフォーマンス」「型稽古」                 「女子供のやるもの」「踊り」  ネットには「合気道は弱い」とか「護身術にならない」といった事が書かれている。 逆に「最強」と書かれていることもある。 その場合はたいてい、開祖の植芝盛平翁や塩田剛三先生の事を指している。 2.弱い、強いというのは何かと比較しての事だと思

          5.合気道は役に立つのか

          二匹の猫と楽しい毎日ー10(二度目の子育て)

          【前回】子猫をうちで飼うことになって<そら>が不安な気持ちになった。 二度目の子育てになった。 といっても<そら>は人間ではないので、どう思っているのかわからない。 ただ、妻と友人の洋子さんの話では、<そら>のお嫁さんにして、子供を産ませようとしている。 <多頭飼い>について書いてある本によると、とにかく先住猫を優先するのが必要なようだ。 しかしいつまでも二匹目の猫を妻の部屋に閉じ込めておくわけにはいかない。 妻が出入りするたびに、<そら>は妻の部屋に<何かがいる>のが

          二匹の猫と楽しい毎日ー10(二度目の子育て)

          二匹の猫と楽しい毎日ー9(子猫とそらの対面)

          【前回】妻の友人の洋子さんが子猫を置いて帰った。 「どうしよう」 僕は思わずつぶやいた。 「<そら>の時とおんなじようにすればいいのよ。ミルクや缶詰もあるでしょ。それからベッドだって<そら>のお古があるから」 妻は当たり前のように言った。 少しして子猫が目を覚ました。 箱から出して、そっと畳の上に置いた。 「みゃあ~」 可愛い鳴き声。 思わず笑顔がほころぶ。 ・・・と思ったとき、突然後ろで 「シャー」 という音が聞こえた。 振り向くと<そら>が口を大きく開けて威

          二匹の猫と楽しい毎日ー9(子猫とそらの対面)

          二匹の猫と楽しい毎日ー8(二匹目の猫がやってきた)

          我が家にやってきて半年が過ぎ、<そら>もやんちゃ盛りの歳になり、家中を走り回り、色んな物を壊しまくった。 そんなとき、妻の友人の洋子さんがやってきた。 「はいこれ」 リビングに入ると、いきなり小さな箱をテーブルの上に置いた。 「ありがとう」 妻が嬉しそうに返事をする。 僕は洋子さんがケーキを持ってきてくれたと思って、紅茶でも出そうかとキッチンにはいった。 そのとき、突然背中で猫の鳴き声が聞こえた。 「みやぁ~」 <そら>の声ではない。 赤ちゃん猫の声だ。 その声

          二匹の猫と楽しい毎日ー8(二匹目の猫がやってきた)