殺人事件が多発
ここ数日、TVで殺人事件が報道されている。
①12月20日に神奈川県茅ヶ崎市で55歳の男性が長期間家賃を滞納していた男性に刺殺された。
②12月25日に埼玉県飯能市で親子3人がハンマーのような物で頭部を殴られて殺害された。
いずれも<いきなり>、「殴ってきた」「刺してきた」といった点が共通。
そんなとき、合気道で身を護れるのか。
<体捌き>をキチンとやっている2段レベルなら「ある程度対応できるのではないか」と思う。
合気道の一番の<長所>は、相手の動きに対応して動くということだ。
通常だと、相手が攻撃してくると、それに合わせて体が自然に前のめりになり<相手の攻撃を避けながらの攻撃>ということになる。
即ち正面から<ぶつかりあう>ことになる。
しかし、これでは結局<筋力>対<筋力>になりかねない。
うまく相手の攻撃をかわせたとしても、それは<偶々><運良く>というレベルでしかない。
重要なのは、<偶々><運良く>助かった・・・というのでなく、<確実>に相手の攻撃を避けれる事だ。
具体的に説明してみる。
①のケース:「インターホンを鳴り、玄関を開けてすぐ胸部を刺された」
通常では、インターホンが鳴るとすぐドアを開けてしまう。
「玄関で開けてすぐに刺された」という事は、加害者は手にナイフを握っていたものと思われる。
被害者は、相手に直面したとき、相手の攻撃意図を察知できたかもしれないが、それ以前に驚いたというのが実際かもしれない。
そんな状況で体が動くか・・・が問題だ?
現実は・・・<驚いて>、<固まって>、<動けなかった>
そして一方的に刺された・・・という事になるのだろう。
これを避ける為には、目で相手の刃物を認識してから動いても、おそらく間に合わない。
だから、一般的にYOU TUBEの動画の護身術のように、相手の<手を捕まえたり>、<刃物を叩き落としたり>することは出来ないのではないか。
合気道ではどうするか・・・相手の動きに合わせて、体捌きをする。
といっても通常の合気道の稽古ではピンと来ないかもしれない。
合気道の技でいうと、<横面打ちの体捌き>か<突きの体捌き>を行い、同時に<バランスを崩した相手を倒す>というのがひとつの対応策。
このとき、相手の腕の動きを見てからでは遅いし、間に合わない。
普段の稽古で相手の動きに合わせた体捌きの練習をやっていたら、相手の<体全体の動き>、更に相手が<迫ってくる>雰囲気を察知して、体が後ろに転換できるのではないか。
相手は目の前の相手を<刺した>と思ったところ、<いなくなってしまい>バランスを失うことになる。
その段階で相手を抑えれば良いのだと思う。
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