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合気道は何故弱いといわれるのか

1.試合がないから
2.弱そうな人(子供、年寄、女性)がやっているから
3.決まったパターンの稽古しかないから

1.合気道は弱くないか
 ネットには「合気道は弱い」とか「最弱武道」とか「護身術にならない」といった事が書かれている。
逆に「最強」と書かれていることもある。(ごくわずかだが)
その場合はたいてい、開祖の植芝盛平翁や塩田剛三先生の事を指している。

2.弱い、強いというのは何かと比較しての事だと思う。
その場合、大抵は柔道、空手といった他の体術を想起しているのだろう。

しかし、基本的な立ち位置が違うと思う。
柔道、空手といったものは「スポーツ」として競うもの。
合気道は「心身の練磨」という人もいるが、かなりわかりづらい。
「ケンカに使える」とか、「いざとなったら相手を殺せる」・・・なんてことは大ぴらに言えない。
大体、開祖や塩田先生は戦争の時に使っていたはずだが、最近の書物には書いていない。(以前の塩田先生の本には書いてあった)

3.合気道自体の普及のされ方に問題がある。
 (1)殺傷能力の強い技を除いて指導している
   という記事を見たことがあるが違うと思う。
   「殺傷能力の強い技」ってなんだという事になるが、合気道のみなら 
    ず柔道や空手でも思いっきりやればかなり危険な技が多く、十分に
   殺傷能力がある。
   当たり前だが、<武道>であり、お遊戯ではないのだから、相手を倒 
   す技が普通にある。

 (2)一番の問題は「合気道」といいながら「合気」を全く教えていな
   い。
  だから「腕を握って相手を捩じり倒すのが<合気道>だ」なんてことに
  なっているのではないか。

 (3)塩田剛三先生の演武を見てみるとわかるが、殆ど「体捌き」と「当
  身」だ。
  簡単にできそうで、時にはそれを見て「やらせ」という人がいる。
  それは、塩田先生が「合気」というのを前提として技をやっていること
  を理解していないからだ。
  もしそれを映像で撮ってわかるようにするとしたら、おんなじ動きを他の人が同じように動き。
両者の動きをコマ落としてみればわかると思う。
そのとき天井からの映像もあればよりよくわかるのではないか。


問題なのは「合気」とは何かだが、その説明があまりにも抽象的であり、実際にそれを具現化できていない。

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