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1年半ほど前に腸炎で寝込んだ時には熱も高く、一日のほとんどをベッドで過ごしました。料理をすることもできなかったので、備蓄しておいた経口補水液、ゼリードリンク(カロリー系)、お粥が役立ちました。

「腸が浮腫んでいます」
とCTの画像を見ながら言われ、確かに腸ってこんなにバボ~ンとしていなかったよね……と朦朧とした頭でぼんやり理解したような記憶があります。

あわや入院というところでなんとか回復して、我に返るとベッドの周りがエライことに。

これは、病んで散らかったパターン。体調が回復してくれば自然と片づけたくなるので、問題ありませんでした。

「忙」という字は「こころを亡くす」のだ、とよく言われます。
その通りで、何かと気忙しくしていると、目先のことに捉われて全体が見えなくなってしまったり、気持ちに余裕がなくなって思わぬミスをしたり、後悔するような言い方が口から飛び出てしまったりします。

そんな生活をしていると、いつしか部屋も乱雑になっていきます。
開封していない郵便物、後で読もうと思っているだけの書類、読まないうちに売り切れるであろうカタログ……紙の情報は、旬を逃すとただの紙です。

少しだけ時間を取ってそういうモノを片付けると、普段ならサッと目を通して捨てるだけのものも、目を通すことすらできずに積まれていて、余計に余裕を失っていることに気づきました。散らかるゆえに病んでしまいそうなパターンです。

これは片付くとスッキリするのですよね。
一番スッキリしたのが、ブラック企業を辞める決意をした時。私は大きな決断をする時は割と力が抜けているので「そうだ、京都行こう」ぐらいのノリで「そうだ、辞めよう」と心に浮かびます。一応、辞めて大丈夫か?などは考えますよ。

まず何をしたかというと、社長が書いた本を捨てました!
売ろうにも中古市場で1円。燃やしたら勿体ないので、紙資源として回収してもらいました。「1円!」と爆笑したのも、精神的に良かったかもしれません。

社長が初めて本(一応ジャンルはビジネス?)を出した時に、社員に配られたものでした。2冊目を出した時は配布されず、感想文の提出だけは義務付けられたので、立ち読みで凌ぎましたよ。

この会社に限りませんが、辞めると決意した後に会う人にはよく
「な~んか憑き物が落ちたような顔しちゃって、どうしたの?」
と言われます。大きな爆発はしないまでも、耐えていたモヤモヤがあったのでしょうね。

コ〇ナになってから物凄く仕事が増えた分、デスクが乱雑になっています。早く片付けたい……こんまりメソッドを取り入れるにも、何にもときめかなかったら何が残るでしょう(ちょっと楽しみ)。

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