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職場でのメールの扱いについて、困った話が聞こえてきました。
新しく入った派遣社員が、他の人をcc:に入れずにやり取りしてしまい、
「来たメールは全員関係者なのだから全員に返信して下さいね」
と言ってもまた送信者だけに返信してしまうのだとか。

これは二重によろしくないですね。
一つは、直接のやり取りはしなくても知っておいた方が良い人に情報が伝わらないこと。

以前、このような人と働いたことがありました。
「Fくん、この間の〇〇の件どうなった?」
「返信しましたけど」
「関係者をcc:に入れてって言ったよね?」

誰かが気にして聞かないといけない、つまりその人の時間を無駄に使っているわけです。ただcc:に入れておけば済んだ話なのに。

やり取りを見られてツッコミが入るのを嫌がる人もいます。
でも、何か指摘されるということはきちんと出来ていないということ。
もし話がこじれてから、そのやり取りのメールを転送するよう言われたら、その時にもっと怒られるということをわかっていないようです。

もう一つは、派遣社員として社員をcc:に入れた方が良いということ。
責任の範囲が違いますし、契約期間のみ勤務する人と違って、期間の定めなく働いている人は過去のメールを参照しなければならない時も多々ありますから。

「私なんか、怖いから必ず社員の人をcc:に入れますけどね」
と1年以上働いてくれている派遣社員の方。だからか、報告も相談もタイミングよく出来ているように見えます。

とりあえず「いつ」「どんな風に」伝えたのか記録しておいて、あまり続くようなら派遣会社に言うのが良いのでは、と伝えました。
派遣会社の方でも「次の更新はしません。なぜなら……」とそのタイミングで言われるよりも、そこを直すだけで良いことは早く言ってくれれば、と思うでしょうし。

常識の違いというのは難しいものですが、誰か困るやり方というのは改善の余地があるのではないかと思います。

ところで、cc:はカーボンコピーの略ですが、カーボンって何?という人も多いかもしれませんね。私も、伝票にカーボン紙を挟む世代ではありませんが、手書きの複写は大変だったことでしょう。

bcc:はブラインドカーボンコピー。
社外宛のメールに社内の関係者のアドレスが見えるようにしたくない、でも共有はしたいという時などに使っています。

人事からの連絡を関係会社を含めて発信する時にも、bcc:で送信すると便利です。間違って「全員に返信」などされたくない時にも有効です。誰に送ったのかわからないやり方はやめろ、という文化の会社もあるようですが。

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