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ミモザさんという就活されている方の『突然求められる「個性」』に、まったくその通りだなと思いました。
中途採用の場合は、既に経験からいくばくかの個性があったり、面接も1:1だったりで伝えやすいでしょうが、新卒採用の場合はいきなり集団の中で、際立つ個性を発揮しなければいけないとされていますゆえ……。

実は、その後にも訪れます。この時は個性ではなくて、肩書や経験でした。

私が新卒で入ったメーカーは年功序列、時流に少し遅れて成果主義に移行していく過程でまさかの事業整理。その会社のことを思い返したり、似たような会社の友人と話すと、だいたい20代後半でリーダーとなり、30歳ぐらいで主任となり、30代後半で昇進試験を受けて課長になり……というのがパターンのようでした。

ですが、転職市場では、30代始めでもう管理職経験が問われるのです。
「管理監督者」の募集であれば、リーダーや主任でも受けられますが、「管理職」ですと、部下の管理や人事考課の経験も問われるところでしょう。

「つまりは普通の会社にいたら経験すらできていないわけで、一体どうしろって言うのかしらね?」
と、同時期に転職活動していた同僚も憤慨していました。

では若い人を管理職に登用している会社出身の人はどうかというと、私が見てきた限りでは、うまくいかない場合は社会人経験の不足が原因かと思われることが多かったです。

つまり、元々の求人に無理があったのではないだろうか、と疑ってしまいます。まあ、外資の求人なんてそういうのが多いですけどね……本国ではトップシェアの一流企業で応募者が続々と集まるかもしれませんが、日本では単なる中小企業ということを、いつになったら理解してもらえるのでしょう。

そんな弊社はそもそも新卒採用がないところへ、かのウイルスのせいでビジネスが止まってしまい、人は減らす傾向です。企業としては、こうなる前に本当の意味でのリストラ=事業の再構築をして、ただいるだけで給与が上がっていく昭和の仕組みを改めてコストを適正化しておく必要があったのに、しなかったツケとも言えます。

給与とプライドだけ高くて生産性の低い人たちより、もっと若い人を採用したいですよ、本当に……。

最近、就活性と見られる黒スーツの人をよく見かけるようになりました。あれこそ没個性なんですけどね……もし学校で「黒が無難」と指導しているのでしたら、本当にそうなのかよく考えて頂きたいです。会社側はそんなことを求めていませんから。

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