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研ぐ

こんにちは。

めっきり寒くなり、クリスマスですね。表参道ではイルミネーション取りやめたりと、感染症問題は深刻です。どうなることでしょうか。

さて、鎌を使っていましたら、硬い木を切ってしまい刃こぼれが・・・。

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かなり、欠けてしまいました。

残念(;_;)

早速、研ぎ石にて削ってゆきます。

研ぎ石を使う機会が皆無の僕は、試行錯誤しながら、四苦八苦しならが、鎌を研いでゆきます。何となく、研ぎ石の使用方法は分かります。

さあ、開始。

一向に進みません。

彼是、やり方や研ぎ石に当てる部分を変え、約2時間位の決闘、鎌らしい形状に回復しました。いえ、細身になってしまった、と言う方が正しいかも知れませんね。

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今は、使い捨ての時代です。

素人の2時間の決闘を考えますと、新しいものを購入する方が理にかなっているかも知れません。鎌の値段が〇〇円・・・。僕の時給換算すると〇〇円・・・。
しかし、鎌を研いでいますと、釜に愛着が湧いてきます。削っているのですが、何故か、育てているような感情です。

そして、変わってゆく形状を瞳で見ていますと、研ぐ時間が有意義時間に変貌しました。

若い頃、効率化こそ『善』だと思っていましたが、僕が年をとったのか、将又、四季を生きる中で思考がすり替えられたのか、時間を尊く高貴なものと感じるようになりました。だから、読書へも没頭しているのでしょう。




花子出版     倉岡

文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。