大切な人を「心の病」で失った話


今日は、
私がこの発信をするきっかけの一つでもある
身近な人を心の病気で失った話
したいと思います。

自分の中で言語化するのにもかなり躊躇があり
ずっと書くかどうか迷っていましたが
せっかく見ていただいている読者さんには
私の思いを全て知ってもらいたいという思いから今日は思い切って筆を取らせてもらいます。


かなりセンシティブな内容なので
無理のない範囲で読んでいただけると嬉しいです。


わたしは、
心の病気で身近な人を2人亡くしています。


そして2人とも
「心の病気だったであろう」人でした。



2人ともクリニックには通院していませんでした。
つまり明らかな精神疾患の症状にも関わらず、病気だと認識できていなかったのです。

わたしが口酸っぱく
「早めにクリニックに行ってほしい」
と発信をするのもここに理由があります。


1、仲の良かった同僚



1人は以前勤めていた会社の同僚。

新卒から同じチームで働いていた仲の良い先輩でした。
かなりのお調子者で新卒の私をいつもからかってはその度私はキレて無視をする。
そんな日々を繰り返していました。

普段はおどけて人をからかう割には
仕事に対しては人一倍真面目。
いつも営業から帰ってくるのは1番遅いのが彼でした。


入社して何年か経った頃、
あるお祝いの席の帰り道、彼は還らぬ人となりました。その時の詳しいことは書くことができませんが、やはり心の病が関係していたと思います。

初めて聞いたときは、
まさか彼が?!と全く信じられませんでした。

普段からうるさいくらいに明るい人だったからです。


後から聞くと亡くなったその日の
1、2ヶ月ほど前から様子がおかしかったと言います。

騒がしいほどに明るい彼が
すこしずつ急に周囲に弱音を吐くようになり
若干ですが様子が変わっていきました。
でも、若干です。

普段明るい彼なので弱音を吐いても
周りは深く気にはせず「何を言ってるんだ」
くらいで流していました。
今思うと本人のなかでは相当な心の負担になっていたんだと思います。

直前に連絡を取っていた別の同僚から聞いた話では「自分が居なくなったって誰も悲しまない」などと漏らすこともあったそう。

この時点で気付いてあげられたら良かったと
同僚はものすごく悔やんでいました。


いつも明るい彼だからこそ
弱い部分は見せたくない
そんな気持ちもあったのではないかと思います。


きっと本人も自分の中に何が起きているか
分からずにすごく辛かったと思います。
そして何よりも、周りにも理解してもらえなかったこと。これが1番彼を苦しめていたのではないか?と思ってしまいます。



訃報を聞いた時、唖然とし、
しばらく涙が止まりませんでした。

今でも振り返ると
自分にも何か出来なかったのか、と
悔やむ気持ちが拭えません。


2、母の弟

もう1人は私の母の弟さんです。
つまり私の叔父にあたる、はずだった方。


私が生まれる前になくなってしまっています。

私は小さい頃から
亡くなってはいるもののお墓参りなどで
○○おじちゃん!
と親しみを込めて呼んでいました。

でも、
その亡くなってしまった詳しい原因まては大人になるまで知りませんでした。

最近になってやっと母から聞いたのは
やはり私の同僚の時と同じような症状だったということ。

きっと鬱だったんだろうと言っていました。

本当に本当に言いようのない悲しみと苦しみが母にも弟さんにも祖父祖母にもあったと思います。

亡くなる直前には母も会っており、
いつも通り元気だったそうで
気づくのもかなり難しかったそう。

鬱の症状には波があるもの。

私も躁と鬱があるタイプなので
人と会う時はどんなに辛い状況だとしても明るく振る舞うことも出来ますし、
元気な時は鬱の感覚を忘れてしまうこともあります。

それだけ精神疾患って
一言では言い表せない不安定さ
があります。

母もやはり気付いてあげられなかったことを
今でもとても後悔していました。

この話を聞いてから
当時のおじちゃんの気持ちを考えると
涙が溢れそうになります。

今すぐ駆け寄って抱きしめてあげたくなります。

どれだけ苦しくて、どれだけ辛かったか。

周りにも自分にも分からないこの症状が
どれだけ恐怖だったか。

診断を受けた身でもこれだけ辛いのに
原因が分からない恐怖は想像も絶します。

出来たら元気な叔父ちゃんに会いたかった。

たくさん可愛がって欲しかった。

大人になった今もいろんな話をしたかった。

そんなことを思ったって
今は届きません。

本当に悔しくて悔しくてたまりません。


この2人に共通していたのは
精神疾患について
自分も周りも気付けなかった
ということ。

とくに普段から周りを大切にして
明るく振る舞う人は、
周りにも相談できずに人知れず1人でもがき苦しんでいることがあります。

なぜ気づかなかったのか、と考えるよりも
気付けないことの方が自然なのです。

だからこそ、
少しでも辛いしんどいと思ったら
すぐにクリニックに駆け込んで欲しい。
それが例え何の診断にもならなくても。

その想いはここから来ています。

自分の症状を客観的に知ることで
自他共に対応が大きく変わってきます。

これから輝くはずだった大切な2つの命を
無駄にしたくはありません。

だからこそ、
この記事を書きながら
涙が溢れたり手足が痺れたり
動悸がしたりしますが
それでも伝えたいのです。

本当に私のこの記事から
1人でも救われる方がいて欲しいから。

精神的に辛い時には
絶対に立ち直る方法があると
私が立ち直ったんだから大丈夫と

学者ではないので根拠はないですが
そう伝えたいです。


この記事を書くのには正直なところわたしもかなりの勇気が要りました。
自分でもまだ消化出来ない部分もあるから。


でもそれでも文字にできて
良かったと思っています。


今日は重い話になってしまいましたが
最後まで読んでくださった方、
本当にありがとうございます。

この気持ちが記事から少しでも伝わったら嬉しいです。 

これからも私の想いを発信していきますので、
どうぞよろしくお願いします。


読者の皆さんに幸せな毎日が訪れますように😊


応援してくださる方の「スキ」も
お待ちしています✨





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